インタビュー
ブロックチェーンゲーム業界をリードする34名がコメント。2023年に興味を惹かれたニュースや,業界における課題など6個の質問に答えてもらった
enish
取締役 プロダクト本部 本部長
公文善之
いま社をあげて開発に注力している「美少女 × ローグライクRPG」を紹介させてください。「De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ)」といいます。魅力を3つお伝えします。
1)ローグライクRPGとしての高い完成度
具体的には「迫りくる無数の敵をなぎ倒す爽快感」「短時間でどんどん成長できる充実感」「デッキ編成やスキル選択に求められる高い戦略性」にこだわって開発しています。特に「迫りくる無数の敵」や「戦略性」は、コーエーテクモ社で『無双シリーズ』を手掛け、本作でプロデューサーを務める久保、アートディレクターを務める真田が開発チームの両輪となりクオリティを追求していて、ぜひ注目いただきたいポイントです。
2)多数登場する魅力あふれる美少女たち
遊びごたえのあるローグライクRPGに華を添える個性豊かな美少女たちは、本作の大きな魅力の1つです。先日の生配信でお披露目させていただいたように、彼女たちそれぞれにキャラクターソングが用意されています。キャラストーリーとあわせて歌を聴いていただくことで、より深くゲームの世界観を楽しんでいただけるのでは、と期待しています。3)新しいゲームのあり方「モバイルゲーム x BCGのハイブリッド」
本タイトルはブロックチェーンゲームとしても楽しめるのですが、Web3の知識がまったくなくても、Web3の仕組みにまったく触れなくても、モバイルゲームとして楽しめる作りになっています。<質問2>2023年のBCG業界で、最も興味を惹かれたニュースは何ですか
2023年は、誰もが認める生成AIが爆発的に進化・普及した年になりました。それと同時に、生成AIの持つ様々な問題や課題が万人に関わる現実的なものとなった年だったと言えます。例えば、「とても自然に間違った情報が混ざっていて判別できない」とか「著作権への対応が曖昧な状況での学習が行われている」などです。
そんな中、ゲームに関するものではありませんが、「ブロックチェーンがAIのブラックボックス問題の解決に役立つ可能性がある」というニュースに興味を惹かれました。ブロックチェーンの追跡可能性が、AIの学習プロセスや意思決定プロセスに透明性をもたらすかもしれないというものです。
2024年は、今年以上に生成AIが普及し、誰もがそれとは知らずに利用する段階にまで進むのではないかと考えています。そうなった時、現在の問題がブロックチェーン技術との併用で解決に向かうことを期待しています。
<質問3>この1年、BCG業界に変化を感じましたか。いまの業界における課題は何ですか
業界の変化
今年の前半はBCGのバブルの時代は終わり、良くも悪くも現実的になった1年でした。ビットコインやイーサリアムの価格は低迷し、Axie Infinity、STEPNに続く大規模な成功事例となるBCGプロジェクトも生まれず、苦しい時期が続きました。後半は、ビットコイン半減期に向けた盛り上がりと共に、業界全体が元気を取り戻しつつあると感じています。業界の課題
特に、日本においての課題は引き続き「参入障壁の高さ」だと考えています。個人(プレイヤー)にとっても法人(提供側)にとっても、まだまだ基盤となる環境が整備されていない状態です。
・対個人(ゲームプレイヤー / 個人投資家)
一つ目は暗号通貨に対する印象です。まだまだ社会に浸透していない概念であるため「なんか分からないけど怪しそう」という漠然とした感覚を持っている人がまだまだ多いと思います。
二つ目は技術やサービスとしての分かりにくさ・難しさです。特定のCEXで単一のトークンの売買を行う程度であれば問題ありませんが、BCGを積極的に楽しもうとした瞬間に一気にハードルがあがります。多くの場合、まずはホワイトペーパーなるものを読むところから始まります(初心者にはこれだけでも十分に大変です)。そして、そのゲームに対応したトークンの購入をすることになりますが、おそらく自身が口座を持っているCEXではそのトークンの取り扱いが無いことが多く、別のCEXへの口座開設や、DEXを通じたトークンの交換、ブリッジなどを始めとして、どうしていいか分からないことだらけの世界に放り出されます。
三つ目は税制です。大きな価格変動リスクのある投資行為にも関わらず税制上は「雑所得」扱いになるため、他のリスク資産との相殺や、年度をまたいだ損失の繰越ができないなどの問題があり、非常に手を出しづらい状況にあります。
・対法人
引き続き税金に関わる法制度の問題が一番の課題です。「法人が保有する暗号資産に係る期末時価評価の取扱いについて」の一定の緩和がなされ、トークン未上場時の負担はなくなりました。一方で、一度上場してしまうと、今までと同じく、保有資産全体が税制の対象になるため、BCGを運営するために必要となるP2E(Play to Earn)に対して発行するトークンや流動性確保のためのトークンなど実質的には自身の収益ではない部分にまで課税されてしまいます。
<質問4>現状、日本のWeb3政策をどう評価していますか。もっと政府にサポートしてほしい部分はありますか
自由民主党デジタル社会推進本部 web3 プロジェクトチームによって2024年4月に公開された「web3 ホワイトペーパー」にまとめられている内容は、現状の日本がweb3を推進していくための課題認識およびその解決案の方向性について共感・合意できる内容だと言えます。そして、その多くが法整備や規制緩和などによって解決されるべき課題となっているため、一朝一夕にはいかないということも理解しています。
一方で、web3の世界の時間進行はとても早く、日々新しいことが起き、状況が変化し続けています。法整備や規制緩和の遅れが、今も日本のweb3の発展の遅れに直結している状況は解決されていません。数多くの課題はありますが、まず最初にやるべきは会計基準の設定と税制改正(対企業、対個人)とトークンの審査手続きの迅速化だと考えています。そうすればまずは国内を基盤とした組織を中心に国内の投資家・消費者によるweb3ビジネスが回り始めます。
ぜひ、そのサポートをお願いしたいです。
<質問5>ゲームにブロックチェーンを導入する、最大のメリットは何だと考えていますか
開発期のメリット: たくさんの事業パートナーの獲得
BCGゲームの特徴として、ゲームリリース前にNFTのプレセールやIEOイベントを通じて、事前にNFTやトークンを一部販売することが多いです。純粋な資金調達という側面もありますが、それ以上に、購入してくださっているのはプロジェクトに興味を持ち、将来を信じ応援してくださる事業パートナーの皆さんだと感じています。web2のゲーム作りでは事業構造上どうしても、運営する側、プレイする側という枠組みを超えるのが難しいのですが、web3では事業のリスクと収益を共有できる仕組みのおかげで、数多くのパートナーの皆さんといっしょに事業を推進できます。
運営期のメリット: リアルな経済圏が作れる
ゲームが運営時期になると、さらに経済に関わる人数が増えていきます。そしてそれはリアルな経済であるが故に、きちんと循環する経済圏が確立できれば、かなり長期に渡って持続できる可能性を秘めています。10年以上前にはほとんどいなかったYoutubeなどを始めとする動画配信を生業にできる人が今はたくさんいるように、BCGを専業・副業として生活する人がたくさんいる世界を作れるはずです。<質問6>2024年に向けての抱負と、4Gamer読者に向けてのメッセージ
いろいろと回り道もしましたが、2024年にはいよいよ弊社初のBCGゲーム「De:Lithe ラストメモリーズ」をお届けできると思います。
これまで数多くのBCGを見てきて感じたことを整理し「ゲーム自体がとにかく楽しいこと」「シングルトークン制、シンプルでストレートなエコノミー」を柱にして準備を進めています。
ぜひ、楽しみにお待ちください!
「De:Lithe Last Memories」公式サイト
EPIC LEAGUE
Executive Director
Jay Kim
はじめに、EPIC LEAGUEにとって初のゲームシリーズ「ダークスローン」をご紹介します。
これは、ダークで魅力的なファンタジー世界を舞台に、次々と召喚される魔物を倒していくリアルタイムアクションRPGです。タッチやクリックによる操作で、誰でも簡単にアクションを楽しめます。
次に、ゲームシリーズ第2弾の「Twilight Fantasy」をご紹介します。キュートなキャラクターが登場するアクションシューティングで、2024年のリリースを目指して現在開発中です。公式コミュニティを通じて、順次情報を発信していく予定ですので、ぜひご期待ください。
<質問2>2023年のBCG業界で、最も興味を惹かれたニュースは何ですか
Smart Token LabsのSmart Catsは、TokenScriptとも呼ばれる、新しいイーサリアムのトークン標準「ERC-5169」を採用しました。この新しいトークンは機能的な動作を実行でき、個々のトークンがソースコードになり得ることを示しています。
ゲーマーのニーズからは遠いものかもしれませんが、将来的にどのような可能性を見せるのか、注目する価値はあるでしょう。
<質問3>この1年、BCG業界に変化を感じましたか。いまの業界における課題は何ですか
世界的なQE(量的緩和)後の経済状況の変化と暗号資産市場の減速により、Play-to-Earnに対する非合理的な期待は減少し、世間の見方は現実的になってきました。
いまのBCG業界は、プレイして楽しいゲームに加えて、持続可能で現実的なビジネスモデルを実現しようとしています。また、本物のゲーマーも楽しめるような、高品質のゲームをリリースしようとするスタジオがどんどん増えてきています。
<質問4>現状、日本のWeb3政策をどう評価していますか。もっと政府にサポートしてほしい部分はありますか
日本はブロックチェーンに関連する規制の採用において先進的です。つまり、Web3サービスのプロバイダは、日本でより確実に方向性を決められます。
しかし、海外の暗号資産ビジネスを日本にオンショアし、土台を形成するための税制整備については、まだ課題が残っています。
<質問5>ゲームにブロックチェーンを導入する、最大のメリットは何だと考えていますか
ゲーム業界にとってのブロックチェーンの利点は、トークン化による分散所有の可能性です。多くのゲーマーはすでにゲーム内アイテムを所有し、取引していますが、アイテムはゲーマーの真の所有物ではなく、プラットフォームの所有物です。ブロックチェーン技術を活用すれば、ゲーマーはゲーム内で獲得したアイテムの真の所有権を得て、プラットフォームの内外で自由に取引できます。
<質問6>2024年に向けての抱負と、4Gamer読者に向けてのメッセージ
まずは、EPIC LEAGUEチームより4Gamerコミュニティの皆様にご挨拶申し上げます。2024年にリリース予定の新作「Twilight Fantasy」を皆様に遊んでいただくことが待ち遠しいです。Twilight Fantasyは、日本のアニメにインスパイアされた作品ですので、日本のプレイヤーの皆様に楽しんでいただけることを願っております。
© 2023 EPIC LEAGUE
「ダークスローン」公式サイト
Eureka Entertainment
CEO
辻 拓也
コインムスメというプロダクトを作っています。
コインムスメは仮想通貨の擬人化アイドルが活躍するブロックチェーンゲームです。プレイヤーはアイドルNFTを使ったバトルを行い獲得したポイントで、仮想通貨のパフォーマンスを予想し、その結果に応じて仮想通貨であるムスメコインが獲得できます。ユーザーに優しいUI/UXを重視し、広い層に受け入れられるようなデザインにこだわっています。
ブロックチェーンゲームの課題として、これまで初期参入プレーヤーが著しく優位、仕組みが複雑で初心者は損をする、ことからリリース直後しかユーザーが増えず、初期フェーズを超えると急速に衰退するということがありました。コインムスメはポーカーのように、経験があれば勝ちやすい、でも初心者でもプロに勝つことがある、というバランスを目指しており、ライト層にも楽しんでもらえるゲームを目指しています。
また独自トークンを発行しているので、ブロックチェーンゲーム×IP創出を目指すトークンプロジェクトでもあります。
<質問2>2023年のBCG業界で、最も興味を惹かれたニュースは何ですか
東京ゲームショウです。OasysやXENOが大きなブースを出していました。コナミがNFTへの参入を発表するなど、各社がブロックチェーンを活用したゲームをこれから日本で出していくのだという大きな転換点になると感じました。
<質問3>この1年、BCG業界に変化を感じましたか。いまの業界における課題は何ですか
率直に言って、思ったより盛り上がらなかった1年だと感じています。Axieの後のSTEPN以降、それらを超えるヒットも出ていません。最大の課題は、ブロックチェーンをプレイする人の人口は増えるどころかピークより減っているということです。理由としては、ゲームの中にFTを導入するのが想定されていたよりも成立しにくかった、ということなんだと感じています。
ただし、色々な業者が参入しているので、これからはもっといいプロダクトも生まれるし、トークンを持つことのハードルもどんどん下がっていくと思います。FTが入っているゲームなり、ゲーム的なコンテンツについては、FTを導入する意義をしっかり持ったプロダクトを出さないと、成立はしないなと思ってます。
一方、NFTやステーブルコインを使ったゲームは来年以降もっと一般化していくと思っています。急激な変化があるか、じわじわと変化していくのかわかりませんが、来年以降は業界の動きを非常に楽しみにしています。
<質問4>現状、日本のWeb3政策をどう評価していますか。もっと政府にサポートしてほしい部分はありますか
非常に前向きに取り組んでいると思います。企業の暗号資産保有に対する含み益課税の問題も解決されそうですし、後は個人の税率が分離課税になれば、海外に出てしまったweb3業者も返ってくるのではないかと感じています。
<質問5>ゲームにブロックチェーンを導入する、最大のメリットは何だと考えていますか
現状でいうと圧倒的にPlay to Earn的な仕組みだと思います。ゲーム内アイテムやゲーム内ポイントが現実世界で金銭に変わることは今までに無かった経験ですし、ユーザー視点で考えると、それを超える面白さはなかなかないと思います。
ただ、今までのPlay to Earnは過度に投機を過熱させて短期で終わってしまう設計になってしまっているので、それをクリアした継続的な仕組みを持ち、かつ面白い体験を提供できるコンテンツが生まれてくると、もっと業界が盛り上がっていくのではないかと感じています。
<質問6>2024年に向けての抱負と、4Gamer読者に向けてのメッセージ
2024年の春、私が手掛けているコインムスメがいよいよリリースします。
ゲームにブロックチェーンを導入することで、どんな面白い体験ができるのか、ゲームにトークンを導入する意味はあるのか?
本当に悩み抜いた2年間でした。まだまだブロックチェーンゲームをプレイするユーザーは少ないですが、皆様と一緒に、ブロックチェーンゲームの面白さをもっと広げていける様なプロダクトにしていきたいと思っています。
ご支援のほど、何卒宜しくお願い致します。
「コインムスメ」公式サイト
Gala
President of Blockchain
Jason “BitBender” Brink
BCG業界の方々に、GalaChainのことを知ってほしいと強く思います。GalaChainは私たちが世界に向けて公開しているL1ブロックチェーンで、現在外部の開発者を積極的に迎え入れています。
ゲームの未来は、プレイヤーの所有権と、アクセスのしやすさにかかっていると信じています。
いま市場に出ているブロックチェーンの多くは使用する障壁が高く、その普及において重要な役割を果たすであろう、伝統的なゲーム開発者のニーズに応えているとは言えません。GalaChainは業界が求めている使いやすさ、統合しやすさを兼ね備えたレイヤー1です。
<質問2>2023年のBCG業界で、最も興味を惹かれたニュースは何ですか
私たちはBCG分野で自然発生するコミュニティの成長に注目しています。コミュニティは常に私たちにとって重要であり、ほかのプロジェクトや参入者を観察し、そこから学ぶことを楽しんでいます。
<質問3>この1年、BCG業界に変化を感じましたか。いまの業界における課題は何ですか
業界は急速に成熟しており、ハイクオリティなゲームも増えています。また、ブロックチェーンとNFTの普及は進んでいるものの、以前ほど強く前面に出ることはなくなりました。Galaが以前から認識していたことが、業界にも浸透してきたのでしょう。それは、ブロックチェーンの成功は、人々がブロックチェーンを使用していることに気づかない、または気にしない時に訪れるということです。
<質問4>現状、日本のWeb3政策をどう評価していますか。もっと政府にサポートしてほしい部分はありますか
日本のWeb3政策はイノベーションと規制のバランスを取りながら、暗号通貨とブロックチェーンに明確な枠組みを設け、消費者保護や民間セクターとの連携を強調しています。
しかし、まだ改善の余地があります。デジタル資産の税制を簡素化すること、スタートアップへの支援を強化すること、国民への教育と意識の向上に努めること、グローバルな協力関係を促進すること、分散管理の原則を徹底すること。そして、NFTやゲーミングプロダクトなど、さまざまなデジタル資産の法的な地位を明確にすることです。こうしたサポートは、進化するWeb3世界における日本の地位を強化し、より広範な参入とイノベーションにつながるでしょう。
<質問5>ゲームにブロックチェーンを導入する、最大のメリットは何だと考えていますか
ブロックチェーンはゲーム分野で、真のデジタル所有権と安全なアセット交換を実現し、分散型資産による新しい経済モデルを創出します。そして、プレイヤーエンゲージメントと、マネタイズの可能性は向上していきます。業界の発展に伴って、ゲームは単純な娯楽から、この舞台の主役へと開花するでしょう。
<質問6>2024年に向けての抱負と、4Gamer読者に向けてのメッセージ
2024年はブロックチェーンゲーム元年となりそうですが、その成長は業界の成熟に伴うものだと、私たち誰もが認識することが重要です。これからブル(強気相場)がきますが、素晴らしいゲーム体験の構築と、そのような体験に関わることに集中すべきです。優れていないゲームを、ブロックチェーンが救うことはありません。
私たちは世界中の開発者をGalaChainでの構築に招待し、ブロックチェーンゲームの未来を見たいと思います。
Gala Games 公式サイト
GMOメディア
取締役 コンテンツ事業本部 本部長
佐藤 真
2023年12月からゲーム特化型チェーン「Oasys」のレイヤー2である「GESO Verse」を提供開始し、当社の既存プラットフォーム「ゲソてん byGMO」とも連携してブロックチェーンゲームが遊べる環境を作っていきます。まずは、かんたんミニゲームで暗号資産がもらえるカジュアルな仕組みからスタートし、2024年には複数タイトルがリリースされる予定です。
また、BCG専門メディアである「BlockChain Game Info byGMO」も9月から運営を継承しており、ブロックチェーンゲームのニュースやユーザーレビュー、攻略情報など利用者に価値ある情報を届けるサービス展開をしています。
<質問2>2023年のBCG業界で、最も興味を惹かれたニュースは何ですか
OasysのIVS京都での二条城イベントは趣向を凝らした企画、そのスケール、参加された各プロジェクトに大変驚きました。
あとはBrilliantcryptoの発表など新しいゲーム性が楽しみですし、2024年にむけ益々BCGの盛り上がっていく熱量を感じました。
<質問3>この1年、BCG業界に変化を感じましたか。いまの業界における課題は何ですか
昨年から続き従来のゲーム関連企業各社が続々と参入を発表し、またPROJECT XENOなど実際にユーザーに提供が開始されたりと、新しい体験や決済システムとの連携などエコノミクスの仕組みが増え認知もさらに広がってきたと感じます。利用者にも企業にとっても参入の障壁がまだまだあると思いますので、ゲーム開始のハードルを下げるエコシステム、使いやすいWebサービスの実装がもっと広がっていく事を期待しつつ、当社も課題に取り組んでいきたいと思います。
<質問4>現状、日本のWeb3政策をどう評価していますか。もっと政府にサポートしてほしい部分はありますか
(回答なし)
<質問5>ゲームにブロックチェーンを導入する、最大のメリットは何だと考えていますか
従来のゲームにおけるインフレの先に出口がない状況を代替するものとしてブロックチェーンを活用したアイテム取引はコミュニティの形成や永続的にゲームを楽しめる環境に大きなメリットをもたらすと考えています。フリマアプリでモノを売買する際のコミュニケーションを楽しむように。
<質問6>2024年に向けての抱負と、4Gamer読者に向けてのメッセージ
プラットフォーマーとして、提供を開始した「Oasys」のVerseとの連携を活用してBCG未体験の方にも気軽に触れていただける環境を作り、BCGの裾野を広げていきたいと考えています。
GESO Verse 公式X:@gesoverse_games |
12月21日にローンチしたGESO Verseでは、すでに3タイトルの提供が決定 |
「ゲソてん byGMO」内のゲームコーナー「ブロックチェーンPARK」
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