
企画記事
モンハン木樽ジョッキがやっっっと届いたから,ワイルドにお花見いこ
そこで見つかったのが,URAKITA工房が販売しているユニークアイテム「Monster Hunterシリーズ 木樽ジョッキ」だった。
同製品はモンハン関連のさまざまな意匠が刻印された,ひと狩り後の乾杯がとてもよく似合う木樽製のジョッキである。
サイズは380ml(1万1880円),1000ml(1万7800円),2000ml(3万4980円・いずれも税込)。値段にビビって1リットル容器を選んだ。
そしてあの夏。ワクワクして待っていたら,新作需要で大盛況すぎたのか,なかなか届かず。わが家にやってきたのは約8か月後のこと。2025年3月11日だった。ワイルズは発売していた。5日で金冠系トロフィー以外をコンプしてしまった。心情的にかなり企画倒れだった。
でもまあ,もったいないから使ってみたよ。
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あらためて商品説明から入ろう。
今回買ったのは,「Monster Hunterシリーズ 武器アイコン【片手剣】木樽ジョッキ 1リットル」だ。ジョッキ正面の武器アイコンは好きに選べて,外側底面にはモンハンロゴが彫刻されている。
私は歴代シリーズで,厨刀紅蓮(俗称),ステップキャンセル黒滅龍槍(俗称),超絶戦隊フルカイザー(俗称),はきゅん(俗称),ラオート(俗称)と,狩りの神に愛されし神器を渡り歩いてきた。
けれど「モンスターハンター ポータブル 3rd」からは,4もクロスもワールドもライズも片手剣オンリーだから,ジョッキも片手剣にした。
選択時点では“ワイルズ片手剣”がこうまで輝かしくなるとは思っていなかった。なんならβテストで「おいおい,今回の片手ヤってんな……」と珍しく危機感を覚えた。いずれにせよ,3シーズン前に注文したものだ。ワイルズに対して意思表明はない。ただの片手剣好きだ。
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本製品は国産木材を木組みし,安心・安全な食品衛生法適合食器として仕上げられている。最大容量は1リットル。大きさは横17cm(取手含む)×高さ14cm。重さは約195g。耐熱温度約は70℃だ。
特徴は超軽量・洗いやすい・結露しづらい・破損の心配が少ないこととされる。なかでも特筆すべきは軽さだ。ほんとめっちゃ軽い。正直,良くも悪くも重量感がなさすぎて,商品にファーストタッチしたときは安っぽさを感じた。しかし,手触りも含めて“お高級ゆえの軽さ”と思うようになるまで時間はかからなかった。普通にとてもイイものだ。
また商品購入時,追加オプションもあった。「HunterName彫刻」を頼むと,英数字を最大10文字まで刻印できる。さらに「クエストクリア彫刻」を頼むと,ジョッキの内側底面にクエストクリア時のロゴが刻印される。いずれも追加料金2000円だが,今回は後者だけ頼んだ。
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それでだ。年度末の忙しさにかまけて,結局1か月くらい放置してしまっていたタイミングで,この木樽ジョッキを使おうと試みた。
せっかくだしお花見にでも用いようと思ったが,4月前後の急激な寒気で桜も気分も散った。あと外取材ついでに寄れそうなロケーションがあったため,今回はお花見ならぬ“お海見”にした次第である。
そうしてやってきた,東京臨海都市の一角。狩りの疑似体験ならキャンプにすべきだが,大人の腰はグラビモスくらい重いものだ。
それに,大海の覇者ラギアクルスに捧げる――とでも言えば,まあ名目も立つだろう(ワイルズではラギアクルス参戦の匂わせあり)。
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木樽ジョッキを活用するうえで事前に用意したのは,(ノンアルコールの)500ml缶を2本,それとお花見用ランチだ。
歴代のハンターのお食事は,とてもじゃねえ大盤振る舞いの宴であることが多かった。だが,前作ライズやワイルズは(量的な意味で)だいぶおしとやかになったから,1食分あれば言い訳も立つだろう。まあ“あのチーズナンやベーコン”のウマそうさはシリーズトップクラスだ。
というわけで注いでいったのだが……その最中に閃いた。絵面を愉快にするためだけに,まずは高所から勢いよく注いでいったところ,“500ml缶×1本でおもしろい感じ”になった。それが以下の図だ。1000mlを注がずとも済んで,場の盛り上げにもなる,おすすめの入れ方である。
なお,これは見せものとしてはいいが,実態はただのカニ泡である。炭酸もほぼ抜けるため,味を楽しみたいのなら推奨できない。
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正直,普段使いでは「1リットル入る容器」は持て余す。清涼飲料水でもアルコールでも,“木樽ジョッキを使ってるぜ効果”でアガるなどせねば,飲み干すのには相当な時間がかかる。最悪,飲みきれない。
公式サイトにも「1000ml入りますが,お好きな量を入れてご使用ください」などと注記されているので,自分なりの調整は必要だろう。
そのうえで満タン使用するなら,氷で底上げできる飲み物が鉄板か。ビール1リットルも炭酸が抜けないうちに集会所のごときスピード感で飲み干す自信があれば問題ない。ただ,より似合うのはゆっくりと時間をかけて楽しむ黒ビールかもしれない。そうなるとモンハンより,中世ファンタジーの冒険者酒場のイメージのほうが似合いそうだが。
まあ,ギルドナイトも似たようなもんとすればOKだろう。
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ワイルズでは周知のとおり,片手剣がやたら強いと騒がれた。今回の強みを挙げると「ぜ・ん・ぶ」としか言いようがない。これまでは武器人気ランキングも低空飛行してきたし,モーション的にも地味と評価されてきた片手剣が,ようやく日の目を見たと言える。
ただ実態として,地位がものすごく向上したとかは分からない。それに今後のアップデートで武器バランスの調整も言及されているし。
私自身は,片手剣が強かろうが弱かろうが,もはや決め打ちでこれしか使わないと決めているため,ぶっちゃけ調整がどうなろうといい。ここ15年近く,基本的に(R1+△)△△〇〇ループしかこすっていない。毎作ほぼ同じことをしている。「とにかく斬ってりゃエエ」と思考停止してる。なのに一生楽しいから,たぶん鞍替えすることはない。
イビルジョー系の骨格が出てきたら,すぐに手のひら返しだが。
ちなみに私が一番好きな片手剣のモーションは,クロスの狩技「ラウンドフォース」である。ものとしてはライズの鉄蟲糸技「風車」に近いが,ラウンドフォースは中威力・広範囲判定・短いモーション,なによりリバサ昇竜のごとし全身無敵が美しすぎて,いまだに一番好きだ。刃薬も嫌いじゃないが,あの塗り塗りタイムはないならないほうがいい。
そのうえで今回のワイルズは,細かい個人的な意見は置いとくとして,とくによかったのは「みんなして,自分が使ってる武器マジつええ!」と言い合えていた状況だ(一部武器種は置いといて)。
自分の使う武器がいかに強いか。これを他者に伝えたくなる状況というのは,狩りゲーにおいて最も目指すべき反応だと思っている。みんなが自分の武器が最強だと誇らしく語り合えると,そのゲームはだいたいポジティブな成功を収めるものだ(一部武器種は置いといて)。
なんてモンハン話も,友人たちと木樽ジョッキで飲み合っていれば,いつもよりもしやすくなってしまいそうである。
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私が本製品を頼んだ時期は,おそらく,考え得る限り,最も間の悪いタイミングだった。そのせいで制作・発送が遅れてしまったのだろうが,ワイルズの発売日ともども待っていた時間はそう悪くはなかった。
商品は現在,武器アイコンのみならず,「ワイルズバージョン」「シリーズ20周年記念バージョン」もラインナップされている。ワイルズはまだまだアップデートがはじまったばかりだし,当然ながら“G”に相当する拡張版がないなんてこと,誰も考えてすらいないだろう。
ひと狩り行ったら1リットル。そんなハンター生活はいかが?
URAKITA工房「Monster Hunterシリーズ 木樽ジョッキ」公式ページ
「モンスターハンターワイルズ」公式サイト
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