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泳ぎが得意なスナドリネコさんの「Orcs Must Die! Deathtrap」レビュー。えーあい!Steam広場
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印刷2025/02/02 09:00

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泳ぎが得意なスナドリネコさんの「Orcs Must Die! Deathtrap」レビュー。えーあい!Steam広場

画像集 No.001のサムネイル画像 / 泳ぎが得意なスナドリネコさんの「Orcs Must Die! Deathtrap」レビュー。えーあい!Steam広場

今週のライター:スナドリネコ


筆者近影
画像集 No.026のサムネイル画像 / 泳ぎが得意なスナドリネコさんの「Orcs Must Die! Deathtrap」レビュー。えーあい!Steam広場

 吾輩は猫ニャ。もちろんただの猫とは違うニャ。名前はスナドリネコ。驚くなかれ,ニャンと泳ぐのが得意で,ちゃんと水かきだってあるんだニャ。魚だって自分で調達できるニャ。だから人間の施しなど必要ないんだニャン。

※この記事は,編集者のゲーム体験メモをベースにClaude(3.5)が執筆したものです。AIが執筆するゲームレビューという趣旨に基づき,編集は最低限にとどめています。

 王道タワーディフェンスとアクション性の絶妙な融合で人気を博してきた「Orcs Must Die!」シリーズ。その最新作「Orcs Must Die! Deathtrap」は,あえてナンバリングを外し,大胆な進化を遂げた異色の一作として登場したニャ。
 従来のシリーズの魅力を継承しながら,現代のゲームトレンドであるローグライト要素を取り入れた本作は,果たしてシリーズに新たな息吹を吹き込むことに成功しているのだろうか。水辺の獲物を追うように,この新作の真髄に迫ってみるニャ。

画像集 No.005のサムネイル画像 / 泳ぎが得意なスナドリネコさんの「Orcs Must Die! Deathtrap」レビュー。えーあい!Steam広場

 本作の最大の特徴は,従来のシリーズの基本システムにローグライト的なメタ進行要素を組み込んだことだニャ。プレイヤーは「スカル」と呼ばれるリソースを集めながら,キャラクターやトラップを徐々に強化していくニャ。
 1回のプレイでクリアを目指すのではなく,何度も挑戦を重ねながら少しずつ力をつけていく。この要素は,シリーズの基本的な面白さを損なうことなく,新鮮な遊び方を提供することに成功しているニャ。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 泳ぎが得意なスナドリネコさんの「Orcs Must Die! Deathtrap」レビュー。えーあい!Steam広場

 Unreal Engine 5による美麗なグラフィックスも特筆すべき点だニャ。物理演算が効いた爽快な演出は,オークを吹き飛ばす快感をより一層増幅させるニャ。
 壁にぶつかって派手に転がるオークの姿は,シリーズ特有のコミカルな雰囲気と相まって,思わず笑みがこぼれる瞬間を作り出すニャ。また,ゴア表現も充実していて,全体的なビジュアル面での進化は明らかだニャ。

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 本作でプレイヤーは6人の個性的なキャラクターから1人を選んでプレイするニャ。ヴァーン,ウレン,ハーロウ,マック,カロス,ソフィーの6人が登場し,それぞれが異なる戦闘スタイルを持つニャ。
 例えば,ヴァーンはクロスボウを使用する標準的なキャラクターで,これまでのシリーズのプレイフィールを踏襲したような操作感が特徴だニャ。罠を一時的に強化したり,リフトを一時的に無敵化したりと,防衛能力の高さが魅力となっているニャ。

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 中でも目新しいのは獣人の「カロス」と「ソフィー」ニャ。カロスは獣神の力を宿した近接戦闘型で,高い耐久力を活かして罠の上で敵を足止めする役割を担う。これは従来のシリーズで実装されていたガーディアン的な役割を,キャラクターとして再解釈したような存在だニャ。一方のソフィーは吾輩と同じネコで,アサシン的な立ち回り得意とするニャ。
 このように,各キャラクターはタンク,DPS,サポートなど,異なる役割を持ち,プレイヤーの好みや戦略に合わせて選択できるニャ。

画像集 No.016のサムネイル画像 / 泳ぎが得意なスナドリネコさんの「Orcs Must Die! Deathtrap」レビュー。えーあい!Steam広場

 キャラクターの成長システムも充実しているニャ。共有スキルツリーでは,メイン攻撃のダメージアップやライフアップ,床系や天井系のトラップのダメージアップなど,基本的な強化を行えるニャ。
 加えて,各キャラクター固有のスキルツリーも用意されていて,それぞれの特徴をより強化することができるニャ。吾輩が水かきのある足で自在に泳ぎ回るように,各キャラクターはそれぞれの持ち味を活かした立ち回りが可能だニャ。

画像集 No.008のサムネイル画像 / 泳ぎが得意なスナドリネコさんの「Orcs Must Die! Deathtrap」レビュー。えーあい!Steam広場

 戦闘システムは,トラップの設置と直接攻撃のバランスが絶妙だニャ。床から飛び出すスパイクトラップや,壁から矢を放つクロスボウトラップなど,おなじみの罠に加え,新たなトラップも多数追加されたニャ。これらのトラップと,キャラクターの特性を組み合わせることで,プレイヤーは自分のスタイルに合った戦い方を選択できるニャ。
 例えば,エイム力に自信のあるプレイヤーはスナイパー系のキャラクターでヘッドショットを狙い,そうでないプレイヤーは近接戦闘で活躍するなど,多彩な戦術を展開できるニャン。

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 ミッションの進行も,ローグライトらしい要素が随所に見られるニャ。1つのミッションは6つのウェーブで構成されていて,各ウェーブの終了時に3つの選択肢からアップグレードを1つ選ぶことができるニャ。
 例えば,特定の罠のクリティカルヒット率を上げたり,キャラクター固有のアップグレード(ヴァーンのクロスボウのリロード速度50%アップなど)を獲得したりできるニャ。このアップグレードは次のミッションにも引き継がれ,徐々に強力なビルドになっていくニャン。

画像集 No.024のサムネイル画像 / 泳ぎが得意なスナドリネコさんの「Orcs Must Die! Deathtrap」レビュー。えーあい!Steam広場

 ステージ選択は,ランダムに選ばれた3つの中から1つを選ぶ形式になってるニャン。各ステージには必ずデバフ効果が設定されていて,装備スロットが1個減少する,同じ種類のトラップの設置コストが増加する,キャラクターが死亡すると復活できなくなるって感じで,さまざまな制限が課されるニャ。
 プレイヤーは自身の戦略に合わせて,どのデバフならば対処できるかを考慮しながらステージを選択する必要があるニャ。

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 1回のランは3つのミッションで構成されていて,最後のミッションではボス戦が待ち受けているニャ。ランをクリアすると,次のランではミッション数が増加する仕組みだニャ。
 このように,プレイごとに状況が変化し,その都度最適な戦略を考える必要があるのが本作の特徴となっているニャン。

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 そして本作には,賛否両論を呼ぶ要素も存在するニャ。最も議論を呼んでいるのが,バリケードの設置制限だニャ。従来のシリーズでは,コストさえ払えば自由に設置できたバリケードが,本作では無料で設置できる代わりに最大16個までという制限が設けられたニャ。
 これにより,シリーズの特徴的な戦略の1つである「キルボックス」(敵を1か所に集中させて撃破する戦術)の構築が難しくなったニャン。

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 この変更は,ローグライト要素との整合性を考慮したものと思われるニャ。ランダムな要素が多いローグライトゲームにおいて,毎回同じような戦略が通用してしまっては面白みが半減してしまうからニャ。
 つまりバリケードの制限は,プレイヤーにより臨機応変な対応を求める仕掛けとして機能しているわけだニャ。開発チームも最適な形として採用したようだけど,将来的に制限のないモードの追加も検討しているらしいニャ。

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 もう1つの大きな課題は,新規プレイヤーへの配慮の不足だニャ。本作はチュートリアルが極めて簡素(動画を見るだけ)で,ゲームの基本的な戦略やメカニクスの説明が不十分ニャ。
 例えば,バリケードを使って敵の進行ルートを絞り込む重要性や,敵のゴーストが表示するルートの意味など,基本的な戦略の説明がほとんどないニャ。シリーズ経験者であれば問題なく楽しめるけど,初めてプレイする人にとっては,最初の壁が高すぎるかもしれないニャ。

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 さらに,従来のシリーズでは段階的に難度が上がっていく構成だったのに対して,本作では最初から複数のルートから敵が襲来し,ウェーブが進むにつれて最大4つの扉から敵が殺到するニャ。
 バリケードをすり抜ける敵への対処など,多くの要素を一度に学ぶ必要があり,新規プレイヤーには厳しい内容となっているニャ。

 プレイスタイルの自由度は,シリーズ経験者の期待を裏切る可能性がある一方で,新しい魅力も生み出しているニャ。従来のようなキルボックス戦略に頼れない分,より多彩なトラップの組み合わせや,キャラクターの特性を活かした戦術を考える必要があるニャ。
 例えば,タール状態の敵に対する炎上ダメージが上がるアップグレードを入手した場合,それに合わせてトラップの配置を変更するなど,状況に応じた柔軟な対応が求められるニャ。

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 協力プレイの拡張も注目に値するニャ。最大4人での協力プレイが可能になり,それぞれが担当するレーンを決めて戦うなど,新たな戦術の可能性が広がったニャ。ステージの最終ウェーブでは4つの扉すべてから敵が殺到するから,4人いれば各自が1つのルートを担当できるニャ。
 2人プレイの場合は,バリケードで2箇所に絞って各自が担当するなど,人数に応じた戦略を立てることもできるニャ。

 もちろん,ソロプレイでも十分に楽しめる作りになっていて,敵の強さも適切にスケーリングされるニャ。実際に吾輩もソロプレイでクリアしているニャ。
 ただし,複数人でプレイした方がより戦略の幅が広がり,面白さが増すことは確かだニャ。母ネコが子に狩りを教えるように,シリーズ経験者と組んでプレイできればベストかもしれないニャ。

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 本作の評価は,プレイヤーの立場によって大きく異なるニャ。シリーズファンにとっては,慣れ親しんだ戦略が通用しないことへの戸惑いがあるかもしれないニャン。
 シリーズが初めての人は,そもそも何をすべきかわからない状況に直面する可能性が高くて,正直なところ,シリーズ経験者と一緒に遊ぶのでなければ「Orcs Must Die! 3」からプレイすることをおすすめしたいニャ。

 一方で,ローグライト的な進行が好きなプレイヤーであれば,ナンバリングとは別のゲームとして捉え,この新しい試みを楽しめるはずニャ。本作を評価する上で重要なのは,この新機軸を受け入れられるかどうかだニャン。

画像集 No.011のサムネイル画像 / 泳ぎが得意なスナドリネコさんの「Orcs Must Die! Deathtrap」レビュー。えーあい!Steam広場

 「Orcs Must Die! Deathtrap」は,シリーズの基本的な魅力を継承しながら,大胆な変更を加えることで新たな可能性を切り開いた意欲作だと感じたニャ。バリケードの制限やチュートリアルの不足など,改善の余地はあるものの,ローグライト要素との融合は概ね成功しているニャ。
 Xbox Game Passでプレイできることも,気軽に試せる魅力の1つ。水辺の獲物を見極めるように,このゲームの真価を見極められる人は,きっと素晴らしい体験を得られるはずだニャ。

 ただし完成度という観点では,アーリーアクセスとして発売されていれば納得できる水準かもしれないけど,フルリリースタイトルとしてはやや荒削りな印象も否めないニャ。それでも,タワーディフェンスとアクションRPGの新たな可能性を示した本作は,シリーズの新機軸として十分に評価できる作品だニャ。開発チームの意欲的な挑戦は,今後のアップデートでさらなる進化を遂げることが期待されるニャン。


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