ヤギが主人公という「Goat Simulator」のローンチトレイラーが公開に。この逆再生は，あの話題トレイラーのパロディなのか？

　スウェーデンのCoffee Stain Studiosは，2014年4月1日にリリースする予定の“ヤギ”シミュレーションゲーム，「Goat Simulator」のローンチトレイラーを公開した。


　本作は，たった8人のスタッフが2か月で作り上げたゲームだ。プレイヤーは舌をだらしなく垂らしたヤギとなって，オープンワールド風の町でオブジェクトや人間達に次々と頭突きしていくというコミカルな内容となっている。どうしてそんなものがゲームになるのか不思議だが，頭突きのコンボなどでポイントが稼げるようになっており，さまざまな物理シミュレーションも堪能できるようになっている。
　ヤギは決して命を落とすことはないので，高所から小さなトランポリンめがけて飛び降りたり，わざと車に跳ねられて建物を飛び越えたりといった大胆なスタントにトライしてみるのもいいだろう。なんらかのチャレンジもゲーム中に用意されているとのことだ。

　今回公開されたローンチトレイラーは，ヤギが芝生の上で倒れているシーンで始まり，なぜそんな状態になったのかを逆再生（感傷的なピアノの旋律とともに）で見せていくという，アーティスティックな映像だ。
　そういえば，2011年にTechlandの「Dead Island」が公表された際のトレイラーが，逆再生とピアノのBGMで大絶賛され，ついには「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」で作品賞を獲得したが（関連記事），まさか「Goat Simulator」がそれをライバル視してネタを頂戴したとは……考えないようにしておくのがよさそうだ。

　先に「Dead Island」のトレイラーを見ておくと，背後では火が燃え移った人物が走り去り，ヤギ自身も窓を突き破って落ちていくという情景には，大爆笑できるはず。さらに，そもそもどうしてそんなことになってしまったのかまでたどった最後のカットでも，「このヤギは，あんな施設にも頭突きを試みてしまったのか」と爆笑してしまうはず。

　Coffee Stain Studiosは，公式Wikiを制作したほどGoat Simulatorに本気なようだが，期待どおりの作品になるかどうか注目しておこう。

「Goat Simulator」公式サイト