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Section 8: Prejudice

Section 8: Prejudice
公式サイト http://warisprejudice.com/
発売元 TimeGate Studios
開発元
発売日 2011/05/04
価格 14.99ドル
ジャンル
レーティング
備考
その他
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このゲームの読者の評価
95
グラフ
読者レビューについて
 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
 なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
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  • Pages: 1
  • まさに隠れた名作 95
    • 投稿者:Panzer(男性/20代)
    • 投稿日:2012/02/12
    良い点
    ・独特の雰囲気、世界観
    ・ゲーム性重視のキャンペーン
    ・フレンドと楽しめるモードが豊富
    ・優秀なBOT(ほぼ人間プレイヤーの動きに近い
    ・安定した武器バランス
    ・爽快すぎるアクション
    悪い点
    ・基本的に見当たらないが、強いていえばキャンペーンのボリュームがもう少し欲しかった。(ゲームモードが豊富なので贅沢な願いかもしれない
    総評
    プレイした感じはHALOに似ていた。だが、決してパクっている訳ではなく、ストーリや戦闘システムなどはユニークなものばかりだった。

    例を挙げれば、ロックオンがその一つ。ロックオンに割り当てられたキーを押せば、【一定時間だけ】捕捉した敵を自動で追いかけてくれる。基本的にプレイヤー同士はジェットパックなどで上下左右動き回り、初心者にはとても撃ち辛い。だが、このロックオンシステムがそれをカバーしてくれる。もちろん、一度使った後はしばらく使用不可になるので、バランスもしっかりしている。

    まずプレイして気に入ったのが爽快なアクションだ。ナイフ所持、またはロボットに搭乗した状態で敵を弱体化させ近づくとアクションキーを長押ししろと表示される。その指示に従うと、例えばロボット対ロボットであれば、相手のロボットを殴り持ち上げ地面に叩きつける。初プレイ時、爽快すぎて友人と非常に盛り上がった。

    そしてスウォーム、アサルト等のCoopモード(最大人数4人まで)。これはもうCoop史上最高だと言っても過言じゃないくらい楽しい。名前通り、スウォームはいわゆるサバイバルモード、アサルトは敵陣地の攻略を目指すモードである。勝利条件は制限時間以内にそれぞれの目的を達成すること。

    偶然友人がSTEAM内で見つけ、4人用パックを買ったゲームだが、なぜ私が今まで気づかないでいたのか理解できないほどの大変な良作である。まだ購入してキャンペーンをクリアし、Coopをノーマルで通した程度だが、これから何百時間もプレイするだろうと確信している。

    Coopゲーム、FPSが好きなプレイヤーはぜひ手を伸ばして欲しい。
    プレイ時間
    5〜10時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 5 5 4
  • 知名度が低いが、中々の良ゲー 90
    • 投稿者:LeighGodspell(男性/30代)
    • 投稿日:2011/05/13
    良い点
    前作からの伝統であるフリー・リスポーンが特徴的。多少の制限はあるが、マップ全域どこにでもリスポーンが出来る。
    たとえ多少離れた位置にリスポーンせざるを得なくても、オーバードライブと呼ばれる高速ダッシュとジェットパックもあり、ストレスのない移動が可能。

    このあたりの良さは前作"Section 8"のレビューや記事にも書かれているので、興味を持たれた方は是非ご一読を。

    今作ならではの良さとしては、多様な遊び方をカバーしている点だろう。

    キャンペーンは8章とやや短めだが、ボリューム不足という感じはしない。
    マルチプレイのゲームモードをオフラインで行うルールも、Botの動きが優秀でマルチの雰囲気を掴むにはもってこい。
    又、今作からはCo-opタイプの"Swarm"というゲームモードも追加され、
    「マルチプレイしたいけど、いきなり上級者と戦うのはちょっと・・・」
    という方や、
    「撃ち合いが下手だけどレベルあげて色々な武器をアンロックしたい!」
    などの要望にも応えられる。

    さらにはDL販売限定ながら、15ドルという破格の安さも嬉しいところ(日本円で1200円前後)。

    その他、前作からの良いところはほぼ全て継承されているので、プレイ人口が多いうちに是非一度やってみてほしい。
    悪い点
    最大の弱点はマルチプレイのマップの少なさ。
    全4マップしかないため、いくらゲームモードが多くても限界があるだろう。
    早めのマップ作成ツールを公開して欲しいところである。

    マルチ用サーバー設置がどこかのサーバーを1ヶ月〜で契約するタイプな上、結構な額のため、サーバー管理者に負担を強いる構造なのも頂けない。

    あと、ごく一部のプレイヤーであるが、Windows XP環境だと原因不明のフリーズが多発するようである。
    筆者が実際にこの症状に陥り、このゲームをやりたいがためにWin7に乗り換えた(笑)。

    実際問題として、フリーズしてその後PCへの入力を一切受け付けないため、バグレポートを送信しようにも出来ない。
    早急なパッチでの改善を切に願うものである。
    総評
    このゲームの面白さはやはり対人戦にある。
    最初は拠点制圧・防御やら突発ミッションやらでその忙しさに翻弄されがちだが、そこがこのゲームの醍醐味であり楽しさでもある。

    一般のマルチFPSと違って即死することがないため、なぜやられたかをしっかり考えればプレイヤー自身のレベルアップがきちんと望めるのも高評価。

    ここまで激流のような戦場を体感できるゲームはそうそうない。是非ともお勧めしたい一本。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 4 3 5 4
  • 前作の不満点をほぼ排除した、不遇の傑作 100
    • 投稿者:のらくろ(男性/30代)
    • 投稿日:2011/05/12
    良い点
    2年ほど前に流星の如くPCゲーム業界に登場し、
    その洗練されきったマルチプレイのゲームモードで
    一部のゲーマーに衝撃を与えた傑作である"Section8"
    しかし、パブリッシャーが発売後は一切の宣伝も行わず、
    Dedicatedサーバーを公開する所か個人の鯖立てにもう一本のゲーム購入を要求し、
    バランス改善のためのパッチ修正も放棄したためあっという間に過疎り、
    無残にもパブリッシャーによって処刑されてしまった作品でもあります。
    そんなパブリッシャーに不満を持ったTimeGate Studioが販売を担当し、
    前パブリッシャーとの縁も切って低価格の15$で再スタートする事となった
    作品がこの"Section8:Prejudice"です。

    まず大きく目立つのは15$と低価格化したにも関わらず、
    明らかに前作よりもボリュームがアップしている点です。
    前作ではFPSなのにプレイ中に寝落ちしてしまうほどつまらなかった
    シングルキャンペーンがしっかりと遊べるレベルにまで到達していました。
    前作では死んでも即復活するので緊張感が皆無でしたが、今回では
    しっかりとゲームオーバーになり、敵も中々手強いので程良い緊張感があります。
    MAPも前回のようなマルチのMAPの使い回しでは無く、
    専用のMAPと各ステージの色合いに合わせて塗装されたスーツが用意されており、
    ムービーや突然のハプニングといったシングルゲームでは欠かせない要素を
    しっかりと演出に盛り込んであり、
    3〜4時間程度でクリア出来る短さではありましたが、
    マルチのチュートリアルともいえる全武器・全車両を各々のステージで使い、
    最後にボス戦でクリアという構成は前作と同じでありながら、
    面白さは段違いに今作の方が上であり、チュートリアルとは感じません。

    さらに4人COOPモード"Swarm"が今作には実装されています。
    大量に押し寄せてくるARM兵から1つのCP(キャプチャーポイント)を
    時間まで守り抜くという内容です。
    時間が経つにつれて敵が強力になるので武器だけでは守り抜く事は不可能に近く、
    稼いだ金を消費してタレットや兵器を購入して、より効率的・戦略的に
    全員で立ちまわる必要があるという
    タワーディフェンス系に似たシステムになっています。
    ただのオマケかと思いきや、敵の多さ、
    そして優秀なAIが中々の面白さを引き立ててくれます。
    スクリプト系のように器用にカバーリングしてくるという事はありませんが、
    こちらが棒立ちしていると迫撃砲を撃ってきたり、撃ち合いになれば
    ブーストでこちらの視界外に離脱したりと人間がやるようなテクニックを使ったりと
    カカシを撃っているような感覚にはなりません。
    銃撃だけで無く施設破壊も積極的に行ってくるので、
    兵科の役割担当も非常に重要です。
    余り人気が無いモードですが、4人でプレイが可能で、
    Swarm限定アンロックがあったり、ランクのための経験値も上がるので、
    フレンドと一緒に購入したならば、手慣らしに一緒にやってみるには
    最適なモードである事は間違い無いでしょう。

    マルチプレイの基本モードであるコンクエスト、こちらは前作でもレビューした通り、
    MAPのどこからでもスポーンが出来て、待機時間を感じさせない演出と、
    広大なMAPを移動するお祭り系特有の移動のストレスを解消するダッシュシステム、
    占領ゲームから雰囲気を一変させるDCMに初心者に優しいロックオンシステムと
    初心者から上級者まで楽しめる仕様はそのままです。
    今作ではDCMの追加と兵器・兵装の追加、そしてMAPが一新されています。
    DCM(Dynamic Combat Missions )とは、
    プレイヤーの行動(特定の銃でのキル・修理)によって溜まったポイントが
    一定値に達すると発動する時間制限のある副次目標であり、
    拠点占領が基本であるこのゲームモードに大きな影響を及ぼす、
    Section8最大にして最高の魅力であるゲームシステムです。
    DCMは種類が沢山あり、要人護衛・爆弾設置・車両輸送・CTF・拠点防衛と
    FPSをプレイした人間なら一度はプレイした事のある他のゲームモードを
    コンクエストモードのままプレイが出来るという斬新な物です。
    今作ではElimination(サドンデス)・RECOVER(オブジェクト回収)の2つの新しい物と、
    拠点防衛の亜種が追加されており、
    タダでさえ忙しいゲームがさらに忙しくなっています。

    兵装はパルスキャノン(EMP砲)が新しく追加され、
    今までの武器やモジュールに多数の亜種が実装されて、
    デザインの違うアーマーも選べるようになりました。
    バランス調整の一環で、シールドダメージ・アーマーダメージの判定が別になり、
    武器によってはアーマーに強く、その逆の物もあったりと
    前作の弱点であった、武器のバリエーションの貧困さは解消されています。
    兵器に関しては、前作では余りのストロングさにゲームバランスどころか、
    プレイ人数すらも滅ぼした”タンク”はしっかりと弱体化されており、
    前述したダメージの差別化によって、
    歩兵が一方的に蹂躙されるという事は無くなりました。
    さらに新車両として高い機動性を誇る"バイク"も実装され、
    "皆で"好き放題に暴れ回るお祭り要素がさらに良くなっています。
    なお、前作では人型ロボで近接キルした際に出た無駄な専用モーションが
    バイク・人型ロボをキルした際にも専用モーションが出るようになり、
    ロボだけで無く歩兵でナイフキルした際にも出るようになりました。
    無駄な所をさらに強化する製作者の愛が伺えました。
    悪い点
    ロックオンシステムがあるので救済余地はあるのですが、
    2年前ならともかく、現在の水準から考えるとネットコードはそれほど優秀では無く、
    米国サーバーではやや偏差撃ちをしないと当たらない事があります。
    維新されたMAPも前作に比べるとやや狭く、ダッシュをしていて引っ掛かる事が多く、
    移動の快適性はやや落ちているという印象があります。

    GFWLに関しては諦めましたが、前作には無かったアンロックの要素を入れた事、
    これははっきりと悪い点であると言えるでしょう。
    1ヶ月しかプレイ出来なかったとはいえ、
    前作では先発プレイヤー後発プレイヤーの差は知識量しかありませんでした。
    アンロックによる全て解禁するまでプレイさせるという時限式のリプレイ性よりは、
    最初から全てを開放して、
    組合せを楽しく試行錯誤させるリプレイ性を取って欲しかったです。

    最後にですが、現在Dedicatedサーバーの公開の
    見通しが立っているのはXboxだけで、PCでは未だ目処が立っておらず、
    ランクサーバーのレンタルだけというのは悪い点として挙げれるでしょう。
    しかし、この点に限っては今後解消される可能性があります。
    総評
    現実の軍隊どもはSection8を見習え。リアルなんてクソゲーだ!
    前作購入者の犠牲は無駄ではありませんでした。
    15$という低価格でこのクオリティは化物としか言えないレベルの物で、
    まるで50$のフルプライスゲームみたいです!

    一世を風靡した広大なフィールドで兵器・人が入り乱れて占領ゲームをする形式の
    お祭り系FPSは現在では完全に廃れてしまいました。
    元祖であったBattleFieldですらも"バカゲー"と揶揄される
    この路線から離れてしまい、FPSの一つのジャンルが消えようとしている中で、
    大気圏から突撃する勢いで再突入してくるその姿勢には私は感動しました。
    この手のお祭り系ゲームでこのゲームのシステムよりも優れた物は出せないだろうと
    2年ほど前には思いました。そして月日が流れて、
    再度蘇ったこのゲームをプレイしましたが、「そんな事は無い」と思うことが出来ず、
    2年前の感想の再確認にしかなりませんでした。
    それほどにまでにこのゲームはお祭り系の良さを集約していて、
    そして洗練してもいるのです。
    PCユーザーであろうと、Xboxユーザーであろうと、
    FPSを愛する者なら絶対に一度はこのゲームをプレイして、
    この死にゆくジャンルの素晴らしさを味わって欲しいと思える、そんな作品です。
    しかしマルチメインのゲームの宿命である、過疎によるゲームの寿命は
    刻一刻と迫っており、興味のある人は早めにプレイした方が良いでしょう。

    間違い無く異論・反論があると思いますが、
    私はこの作品をFPSの一つの完成形であると評価します。
    プレイ時間
    10〜20時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 5 5 5
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