「Guild Wars 2」は水中での三次元戦闘も楽しめる。プレイヤーを海底の冒険へと導く，水中戦の情報が明らかに

　ArenaNetが開発中のMMORPG「Guild Wars 2」の公式ブログがアップデートされ，本作における水中戦闘についての情報が公開された。

「Guild Wars 2」公式サイト

　水中に潜ることができるMMORPGはこれまでにもたくさんあったわけだが，その表現方法といえば，潜水中の時間によってブレスメータが徐々に減っていき，それが尽きると今度はヘルスが減っていく，というものがほとんど。ヘルスが尽きると溺れて死んでしまうというわけで，特殊な魔法や装備などがなければ，水中を自由に探索するのはハードルが高かった。
　その煩わしさを解決するために，本作のすべてのプレイヤーキャラクターは，魔法の酸素マスクをデフォルトで装備しているという。この酸素マスクは水中に飛び込むと自動で装備され，これによりプレイヤーは水中に用意された膨大なコンテンツを，自由に楽しむことができるのだ。

　ただし，溺れることがないのかというと，そういうわけではない。何らかの理由，例えば戦闘などでヘルスが0になると，プレイヤーは溺れ状態（Drowning state）になる。これは地上におけるダウン状態（Downed Mode）に近く（関連記事），ごく限られた行動のみが行える。この状態から敵を倒したり，海上まで浮上してヘルスを回復したりできれば，再び戦線に復帰できる。もちろん仲間から回復を受けられるなら，それでも構わない。


　この水中戦闘モードは，例えば敵に囲まれてどうしようもなくなった場面で，崖から水中に飛び込んで危機を脱するといった，映画のようなシーンを再現するのにも利用できる。地上と水中はシームレスに接続されており，向こう岸へ渡るために，水面を泳いでいくことだってできるのだ。ただしその場合は，水中に潜むサメやバラクーダのような野生生物・水棲モンスターにも注意を払うべきだろう。

　そしてそのような水中の敵に対処するため，プレイヤーには水中戦用の武器も用意されている。例えば水中戦用のSpear（槍）やTrident（三又槍）は，水中の三次元戦闘に対応するため，地上用の武器とは別のスキルとして扱われる。さらにEngineer，Ranger，Warrior，Thiefといったキャラクタークラスなら，Harpoon Gun（ハープーン・ガン）を活用することもできる。


　そのほか水に潜った瞬間に，スキルスロットの後半が自動的に水中用のスキルに切り替わるフィーチャーや，敵を水中に引きずり込むような攻撃ができるなど，かなり真剣に水中戦を作り込んでいる様子の本作。
　まだ発売日はおろか，パブリックβテストの期日も明らかになっていないのが心配だが，本作を心待ちにしているファンは，新たに盛り込まれたこれらのフィーチャーを実際にプレイできる日を，楽しみにしておこう。