週刊Steam広場 第36号：装甲列車で祖国を目指す「Last Train Home」や，ホラーゲーム「8番出口」などが発売に

週刊Steam広場では，Valveが運営するPCゲームのダウンロード販売サイト「Steam」で今週発売・発表された注目タイトルや，セール情報などをお届けします。

Last Train Home

　オーストリア＝ハンガリー帝国の一員として第一次世界大戦に参戦した「チェコスロバキア軍団」を描いた作品。プレイヤーは，最後の装甲列車に乗った兵士たちを率いて，内戦の混乱とシベリアの過酷な自然を乗り越えつつ，祖国への旅を続けていく。リアルタイムで展開するバトルや，列車のアップグレードと管理など，さまざまなことを考えながらゲームを進めていくことになる。

8番出口

　無限に続く地下通路に閉じ込められた主人公となり，「異変があれば引き返す，なければ進む」というルールに従って脱出口となる“8番出口”を目指す短編ホラー作品だ。簡単に言うと間違い探しなのだが，間違いがないというパターンも含まれるため，なかなかに難しい。Unreal Engine 5を活用したリアルなグラフィックスが特徴となっており，1プレイ10〜30分ほどで遊べる。

Pixel Cafe

　大都市「カーストク」のカフェでコーヒーと料理の腕を磨きながら，人々と交流を深めていくアドベンチャーゲーム。ピクセルアートで描かれた美しい2Dグラフィックスが特徴の1つとなっており，アーケードスタイルのタイムマネジメントゲームとビジュアルノベルを組み合わせたような作品になっている。

TEVI

　「Rabi-Ribi」を手がけた台湾のCreSpiritが制作する，弾幕系メトロイドヴァニアゲーム。Rabi-Ribiと同じく“バニーガール”を操作し，広大なファンタジー世界で冒険を繰り広げていく。特徴的なピクセルアートと弾幕システムはそのままに，本作では「近接攻撃」「遠距離攻撃」「特殊移動」「回避」「コンボランク」「BREAK」といった多彩な戦闘システムが取り入れられている。

SteamWorld Build

　蒸気ロボットたちが住む鉱山の街を発展させていくシティビルダーゲーム。プレイヤーは仲間を集め，荷馬車で陣形を組み，新しい「ホーム」を作り上げ，地下に眠る鉱山を最大限に活用しながら街を発展させていくことになる。地下で鉱石をたくさん集めれば，より高価なロボットを購入することも可能だが，そのぶん危険な「虫」と遭遇するリスクも高まるなど，危機管理も重要な要素になっているようだ。

Cross Blitz

　さまざまな手下を従えて戦う海賊たちの姿を描くデッキ構築型カードゲーム。イチからの挑戦を繰り返すローグライトモードと，少しずつ成長しながらゲームを進めるRPG風のストーリーモードから，好きな遊び方を選択できるのが特徴となっている。現時点で日本語化はされていないが，ロードマップが日本語で掲示されていることから，今後対応される可能性は高い。

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呪詛

　2022年に公開された台湾のホラー映画「呪詛」を原作とする作品。1人称視点のミステリーホラーゲームで，映画にも登場した「陳家村」の裏に潜む怖い話が題材となるようだ。失踪した娘を探す母親がこの村に足を踏み入れるところからゲームは始まり，「邪神のタブーを破るとどうなるのか」という視点で物語が展開されていくという。

Unrailed 2: Back on Track

　2020年にリリースされた「Unrailed!」の続編となる協力型の鉄道建設アクションゲーム。プレイヤーは，資源を集めて線路を作り，仲間と一緒に列車をアップグレードしながら安全な運行を目指していく。マップは自動生成されるほか，「Terrain Conductorツール」によってほかのプレイヤーが作成したオリジナルマップにもチャレンジできるそうだ。

Vampire Dynasty

　「Medieval Dynasty」や「Sengoku Dynasty」などの流れを汲むDynastyシリーズ最新作。今回のテーマは「吸血鬼」で，中世ヨーロッパのバルカン地方にあるサンガビアが舞台となる。プレイヤーは，雄大な山脈や森，ダンジョン，沼地など，広大なオープンワールドを探索して凶暴な敵と戦い，地域の支配を目指していく。

Wild Bastards

　ローグライクFPS「Void Bastards」の精神的続編となるい作品。壊滅したギャング団の立て直しを目指す主人公となり，知能を持つ宇宙船「Drifter」と手を組んで仲間を蘇らせていく。登場する13名の団員にはそれぞれの関係性が設定されており，仲間が増えると人間関係が複雑化し，喧嘩が起こることもあるそうだ。

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