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アーク,Radeon HD 4850標準搭載のゲーマー向けミニタワーPC「Ridill」
Ridillの特徴は,195(W)×385(D)×370(H)mmという筐体サイズゆえに,対応マザーボードのフォームファクタがmicroATXに留まりながら,高い拡張性を持つ点にある。とくに注目したいのがグラフィックスカードの選択肢で,BTO標準構成で採用されるのは,カード長230mm(編集部実測値。突起部除く)の「ATI Radeon HD 4850」搭載製品。さらに,オプションとしては「ATI Radeon HD 4870」や「GeForce GTX 280」といった選択肢も用意されているので,シングルカード構成でのハイエンド仕様を突き詰められる。
ちなみに,標準構成のマザーボードは,PCI Express x16スロット×1仕様のBIOSTAR MICEOTECH製「AMD 790GX」搭載製品「TA790GX XE」で,ATI Hybrid CrossFireXのサポートに留まる。しかし,BTOオプションとしては,同じくAMD 790GXを搭載し,PCI Express x16 ×2構成を採用するDFI製品「LANPARTY JR 790GX-M2RS」が用意されているため,予算が許せば,ミニタワーPCでATI CrossFireX構成を実現することすら可能だ。
このほか,主なスペックは下にまとめたとおり。BTO標準構成時のCPUは「Athlon X2 4850e/2.5GHz」なので,CPUパワーを要求するゲームを積極的にプレイするつもりなら,ここは変更する必要がある。また,キーボードとマウスは別売りになっているため,額面どおり「10万円から」というわけにはいかないだろう。
とはいえ,ミドルハイクラスのGPUを搭載するデスクトップPCとして,コストパフォーマンスは悪くない。高い3D性能を,出来る限り安価,かつ小型の筐体で手に入れたい場合には,一考に値するはずだ。
販売ページ
→http://www.ark-pc.co.jp/btohtml/croydon.html
●CROYDON CY-A6A79GXM-C “Ridill”BTO標準構成の主なスペック
- CPU:Athlon X2 4850e/2.5GHz(L2キャッシュ容量512KB×2)
- マザーボード:BIOSTAR MICROTECH製 TA790GX XE(AMD 790GX搭載)
- メインメモリ:PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2(サンマックステクノロジーズ製)
- GPU:ATI Radeon HD 4850(グラフィックスメモリ512MB)
- HDD容量:HDD 320GB(回転数7200rpm,Serial ATA II)
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ(DVD±R 2層書き込み対応)
- 有線LAN:1000BASE-T
- サウンド:オンボード
- 電源ユニット容量:550W(Corsair Memory製「CMPSU-550VXJP」)
- 本体サイズ:195(W)×385(D)×370(H)mm(Cooler Master製「Elite 340」)
- OS:32bit版Windows Vista Home Premium
- 付属品:なし
- 購入特典:とくになし
- 価格:9万9900円(税込)
※初出時に,Windows XP Home Editionを搭載するとありましたが,32bit版Windows Vista Home Premium搭載の誤りです。お詫びして訂正いたします。
- 関連タイトル:
arkhive(旧称CROYDON・GOUGER)
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