プレイレポート
一足先に南国リゾートを満喫,「グラナド・エスパダ」GE2.4アップデート体験レポート
ミニゲームを配したリゾート「ギガンテ・アイランド」
ギガンテ・アイランドは,かつて貿易港として栄えていたが,今はその立場をコインブラに譲り,リゾート地として開拓者達を癒しているという設定。マップ上にはリゾートホテル風の建築物やヤシの木などが配置され,出迎えてくれる女性NPCも日焼けした肌に水着姿と,いかにも南国リゾートといった雰囲気を漂わせている。このマップには,GEでは初登場となる数種類のミニゲームが用意されているので,以下に紹介していこう。
まず最初は,「ジャンケン神 ティビュロン」。これは,以前からプレイしている人にはお馴染みの少年NPCティビュロンと,エンチャントチップを賭けてジャンケンで勝負するというもの。レベル36〜96のエンチャントチップを1〜5個賭けて,勝てば1ランク上のものが手に入り,負ければすべて没収される。勝負の際,ティビュロンが自らの手を明かすが,それを信用するかどうかはプレイヤー次第だ。以前と変わらず小生意気な言動を繰り返すティビュロンを返り討ちにして,溜飲を下げるのもいいかもしれない。なお,このミニゲームにはレベル制限などはなく,エンチャントチップ以外の利用料金も必要ない。
1回当たりの制限時間は10分となっており,誰かが利用している間,ほかのプレイヤーは挑戦できない。ただし,ほかのプレイヤーが戦っている様子を観戦できるので,党員同士でのイベントに利用するのもよさそうだ。
スイカやビーチボールが飛び交い,ヒトデやカニが集う砂浜では,その名も「スイカ嬢」と名付けられたNPCを通じて「スイカ割り」を楽しめる。利用料金は2万visで,制限時間は設けられておらず,一定数のスイカを割り終えるまで続けられる。スイカからはクーポンなどが手に入るが,跳ね回るスイカを追いかけながら同時にアイテムを回収する作業はなかなか忙しく,慣れるまではたいへんかもしれない。このミニゲームは複数プレイヤーによる同時進行が可能だ。
スイカ割り付近には「カピバラキャッチ」が設置されている。これは専用エリアに続々とポップするカピバラを狩るという内容で,すべてのカピバラを退治するか,制限時間3分が経過すると終了。利用料金は2万visで,カピバラからはクーポンなどのアイテムが入手できる。また,このミニゲームも誰かが利用していると,ほかのプレイヤーは挑戦できない。
さて,こうしたミニゲームで入手したクーポンは,「クーポン交換機」で景品と交換できる。景品については先日発表されているが,ここでもう一度おさらいしておこう。
●1等クーポン×10枚
エンチャントチップ100レベル,スター宝石,エリート装備のレシピなど
●2等クーポン×30枚
エンチャントチップ88レベル,宝石,装備のレシピなど
●3等クーポン×20枚
エンチャントチップ84レベル,宝石ピース,装備のレシピなど
●4等クーポン×10枚
エンチャントチップ80レベル,宝石ピースなど
またギガンテ・アイランドでは,家門名声値1000を消費することで,従来より上位のレベル4ミッションに挑戦可能な,各種「ミッション召喚石」を入手できる。さらにミニゲームと呼ぶには少々毛色が違うが,利用料金1000visでプレイヤーキャラクターを花火のように上空に打ち上げてくれる「ディアブロミニオンサービス」も設置されており,これまでのGEとは一味違った楽しみ方を発見できそうだ。
モンスターがひっきりなしにポップする「火の島」と
新レイドボスが君臨する「噴火口内部」
火の島は四つの区画に分かれており,次の区画に移動するためには,それに対応する鍵を購入する必要がある。鍵はそれぞれ,次の区画への入り口で購入できる。登場するモンスターは,レベル70前後から100以上まで区画ごとに段階的に配置されており,中でも最終区画で対峙するアマゾネス風の強力なモンスターには,エキスパートキャラクターでも苦戦するだろう。なお,このモンスターは従来よりも上位のグローブやブーツをドロップするとのこと。
さらに火の島の区画それぞれには,ユニークモンスターの「ケルベロス」が配置されており,それぞれがドロップする特殊アイテムを集めると,「噴火口内部」マップで新たなレイドボスモンスターを召喚できる。残念ながら今回のテストプレイではその姿を拝むことはできなかったが,あまりにも凶悪なため,かのフェルッチオ・エスパダが封印したという設定になっており,高レベルプレイヤーを楽しませてくれそうだ。もちろん,ドロップする装備アイテムの性能もかなり期待していいだろう。このほかにも,一定時間ごとに入り口が開かれる特殊ダンジョン「ベレムの遺跡」も用意されているので,ぜひ自分の目で,その内部を確かめてほしい。
新NPCとして待望の美青年と東洋風少女が登場!
ビキの新スタンスも遂に実装
これまでのGEのNPCといえば,女性かアクの強い男性,または子供ばかりで,いわゆる正統派イケメンがいないと嘆いていた一部のプレイヤーに朗報だ。かつてグレイスのクエストで「謎の男」として登場した美青年のガルシア・ヒンギスが,新NPCとしてついに編入可能となるのだ。ガルシアは,「アバンセギャルド」をはじめ,拳銃と細剣に関するスタンスを使いこなすキャラクター。編入に当たっては,少々骨のある一連のクエストをクリアする必要がある。
一方,小柄な体格の女性NPCであるソソは,東方の大国から,とある事件を調査するために派遣されたという設定。体術に長けており,従来の「風の章」「大地の章」に加えて新スタンスの「氷の章」を備え,すべての格闘系スタンスを駆使できる。さらに氷の章では,格闘系スタンス初の遠隔攻撃スキル「フロストイグニッション」が実装されるため,使い方によってはなかなか面白い戦闘を楽しめそうだ。ソソの編入には簡単なクエストをクリアすると同時に,有料アイテムが必要。ガルシア,ソソ共に,詳細なステータスや設定は後日公開予定となっているので,続報をお楽しみに。
なお,ソソの登場で,従来の格闘系NPC,グラシエルロやグルトルデの影が薄くなってしまうのでは? と心配する人もいるかもしれないが,彼らにはそれぞれ性格に合わせた固有のバフスキルが実装されるとのことなので,ご安心を。
そのほか,今回のアップデートでは,従来のベテランキャラクターの上位に当たる「エキスパート」がついに実装される。エキスパートキャラクターには新たにステータスポイントが+1,攻撃/防御等級+2が与えられ,更なる強化が可能となる。
また,かねてプレイヤーからの要望が多かったチャット専用エリアも,「接見ホール」という名称で実装される。接見ホールは各街に設置され,鍵を購入したプレイヤーおよび,その鍵を渡されたプレイヤーを100名まで収容できる。利用制限時間は1〜3時間となっており,実装後は主に,コロニー戦前の作戦会議などに使用されるのではないだろうか。接見ホールもまた先客がいると使えない仕様となっているが,各街/各チャンネルには複数のホールが用意されているので,数としては十分なものだろう。さらに,接見ホールにはジュークボックスが備えてあり,GE各エリアの音楽を楽しめるようにもなっている。
これから本格的な冬が到来する11月も後半に入っての南国リゾートマップの実装は,ちょっぴり季節はずれのようにも思えるが,よくよく考えてみれば年末年始をハワイで過ごす人達も少なからずいるわけで,ある意味この時期にはピッタリのアップデートといえよう。とくにミニゲームの格闘場については,普段はなかなかお目にかかれないユニークモンスターと比較的簡単に戦えるため,かなりの人気コンテンツになると予想できる。地味なところでは,筆者がかつてレアアイテム入手でお世話になったミッション召喚石の上位レベルが実装されるのも嬉しい。
なお,この記事で取り上げた内容は,来たる11月23日にインターネットカフェ「サイバック中野サンプラザ店」開催される「『GE2.4.16』先行体験会」で,一足先に体験できる。興味のある人は,実際に会場に足を運んでみるといいだろう。
- 関連タイトル:
グラナド・エスパダ
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