Activision Blizzardが「Diablo III」のセールスが1000万本に達したと発表。「World of Warcraft」のアカウント数は減少傾向

　北米時間の2012年8月2日，Activision Blizzardは2012年第2四半期（2012年4月1日〜6月30日）の業績報告会を行った。発表によれば，総収益は予想を6％ほど上回る10億7500万ドルを記録したとのこと。


　これを牽引したのが，5月15日の発売初日に360万本のセールスを記録し，6月30日までに1000万本を突破した「Diablo III」だ。また，玩具とのタイアップで350万本を売った「Skylanders: Spyro's Adventure」の貢献も大きく，さらに「World of Warcraft」や「Call of Duty: Elite」など，パッケージ販売以外のオンラインサービスは収益の32％に達した。

　「World of Warcraft」のアカウント数としては，910万というデータが明らかにされており，ピーク時には1300万を超えた超人気タイトルも，サービス開始から8年が経過し，減少が続いているようだ。Activision Blizzardは，「Diablo IIIとプレイヤーを奪い合っている」と分析しており，9月にリリースされる拡張パック第3弾「World of Warcraft: Mists of Pandaria」で再浮上すると見込んでいる。また，2012年末には「Call of Duty: Black Ops 2」のリリースが控えており，売却話が取りざたされているActivision Blizzardの業績は実に好調だ。