GDC 2025
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会場となるモスコーニ・コンベンションセンターでは,3月17日から21日まで(日本時間3月18日〜22日)の5日間にわたり,幅広いテーマを扱うセッション,ワークショップ,ラウンドテーブル,ネットワーキングイベントが行われる。
大手スタジオのAAAタイトルから,個人開発者やインディースタジオによるクリエイティブな作品まで,ゲームデザイン,プログラミング,ビジュアルアート,ストーリーテリング,サウンドデザイン,最新テクノロジー,プロジェクトマネジメント,コミュニティ形成など,取りあげられるトピックスも多種多様だ。
3月19日にはGDC Expoが開幕。ここでは,ゲームスタジオ,開発ツールベンダー,大手テクノロジー企業などが出展し,新作ゲームの試遊,革新的な技術,最新のゲーム開発ソリューションを展示する。GDCを象徴するイベントのひとつである「Game Developers Choice Awards」と「Independent Games Festival Awards 2025」は,3月19日18:30(日本時間3月20日10:30)から開催され,ゲーム業界の優れた功績が表彰される。
最新技術の紹介だけでなく,業界の未来について議論を深め,世界中の開発者同士が刺激を与え合う場となるGDC 2025。今年もゲーム業界の最前線を知るための貴重な機会となりそうだ。
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スマホ向けゲームのグラフィックスを改善する「Tile Based Rendering」での新テクニックとは? ArmのGPUアーキテクトが語る

GDC 2025でArmは,GPUアーキテクトのPhillip Garcia氏による講演を行った。この講演は,PCやゲーム機のGPUと比べて非力なスマートフォン向けGPUの消費電力を減らしながら描画効率を上げるのに役立つ,非常に興味深い内容だったので,解説したい。
[GDC 2025]世界最大級のゲーム開発者会議を現地から。注目セッションやイベントレポートをピックアップ
![[GDC 2025]世界最大級のゲーム開発者会議を現地から。注目セッションやイベントレポートをピックアップ](/image/lazy_loading.png)
世界最大級のゲーム開発者会議「GDC 2025」が,3月17日からサンフランシスコで開催された。750以上のセッションや展示イベント,アワードなど,現地で取材記事のなかからいくつかをピックアップしてお届け。技術,創作,文化など,ゲーム開発の“いま”が詰まった5日間を振り返る。
Access Accepted第820回:GDCで見えてきた業界の動きと「Consume Me」

「Game Developers Conference 2025」がサンフランシスコで開催された。業界構造の変化が浮き彫りになる一方で,展示エリアには明らかな縮小傾向も見られた。インディーゲームから労働組合の動きまで,今のゲーム業界を映す多面的なイベントを振り返ろう。
[GDC 2025]ゲームパッドが引っ張られたり回転したりする触感を作れる,ミライセンスの3Dハプティクス技術「AMPTIX」とは?
![[GDC 2025]ゲームパッドが引っ張られたり回転したりする触感を作れる,ミライセンスの3Dハプティクス技術「AMPTIX」とは?](/image/lazy_loading.png)
ゲームプレイにおいて,今や欠かせない要素となっているハプティクス。GDC 2025では,ハプティクスを専門とする日本企業のミライセンスが,同社のソリューション「AMPTIX」を紹介していたので,ゲームにおけるハプティクスとは何かを振り返りつつ,概要を紹介しよう。
GDC 2025は3万人を超える来場者を記録。2026年は3月9日〜13日にモスコーニ・センターで開催へ

アメリカ・サンフランシスコのモスコーニ・センターで3月17日から3月21日まで開催されたゲーム開発者会議「GDC 2025」が,およそ3万人の来場者を記録したことが発表された。次回「GDC 2026」が2026年3月9日〜13日に開催されることもアナウンスされている。
[GDC 2025]“アツい”ブラジルゲーム産業の源泉は日本!? 盛り上がりのために奮闘するキーパーソンに話を聞いた
![[GDC 2025]“アツい”ブラジルゲーム産業の源泉は日本!? 盛り上がりのために奮闘するキーパーソンに話を聞いた](/image/lazy_loading.png)
ここのところ,ゲームイベントに参加すると,必ず目にするのが緑を青の国旗カラーに包まれた“ブラジルのパビリオン”だ。国内ゲーム企業は1000社以上,2020年から2022年にかけて2600タイトルもリリースしている。そんな彼らのゲーマーとしてのルーツは「日本にある」ことを知ってもらいたいと,業界団体のAbragamesをまとめるロドリゴ・テラ氏は話す。
[GDC 2025]ニョロニョロと伸びる腕で,目指すは“完璧な窃盗”? オーストラリア発のインディーゲーム「My Arms Are Longer Now」
![[GDC 2025]ニョロニョロと伸びる腕で,目指すは“完璧な窃盗”? オーストラリア発のインディーゲーム「My Arms Are Longer Now」](/image/lazy_loading.png)
オーストラリアの小規模スタジオが制作中の2Dアドベンチャー「My Arms Are Longer Now」が,GDC 2025のインディーコーナーに展示されていた。ニョロニョロと伸びる不気味な腕でいろいろなモノを盗むという,チャレンジングでユーモアある操作感とゲームの混沌ぶりが楽しい注目作だ。
[GDC 2025]田舎町の何でも屋トラック運転手としてプレイする配達アドベンチャー「Truckful」。意外と難度の高いホラー要素も搭載!?
![[GDC 2025]田舎町の何でも屋トラック運転手としてプレイする配達アドベンチャー「Truckful」。意外と難度の高いホラー要素も搭載!?](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025に併催されたDay of the Devs 2025: San Francisco Editionに,ポーランドのMythicOwlが出展していた。新作となる配達アドベンチャー「Truckful」をプレイアブル公開していたので紹介しよう。
[GDC 2025]ブラジル生まれの超硬派サバイバルRPG「ネストされた土地」をチェック。疫病が蔓延する過酷な新大陸で集落を管理し,生き延びろ
![[GDC 2025]ブラジル生まれの超硬派サバイバルRPG「ネストされた土地」をチェック。疫病が蔓延する過酷な新大陸で集落を管理し,生き延びろ](/image/lazy_loading.png)
ブラジルの1M Bits Hordeが開発しているサバイバルRPG「ネストされた土地」を,GDC 2025のブラジルパビリオンでチェックしてきた。疫病が蔓延する新大陸で土地を開拓して村を作り,繁栄させていく,硬派な世界観が特徴だ。
[GDC 2025]AWSによるゲーム開発とサービスを変える最新ソリューションを体験――目玉はクラウドゲームサービスAmazon GameLift Streams【PR】
![[GDC 2025]AWSによるゲーム開発とサービスを変える最新ソリューションを体験――目玉はクラウドゲームサービスAmazon GameLift Streams【PR】](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025のAmazon Web Services(AWS)ブースでは,ゲーム開発から配信,収益化までを支える最新ソリューションが紹介されていた。本稿ではブースやセッションの取材を通して,注目のクラウドゲームサービス「Amazon GameLift Streams」を中心としたAWSの最新技術を紹介しよう。
[GDC 2025]物語を体験に変える現場――「龍が如く」はなぜ短期間で良質なナラティブとアートを生み出せるのか
![[GDC 2025]物語を体験に変える現場――「龍が如く」はなぜ短期間で良質なナラティブとアートを生み出せるのか](/image/lazy_loading.png)
プレイヤーの感情を動かす物語体験を,「龍が如く」シリーズはどのように短期間で形にしてきたのか。龍が如くスタジオのクリエイターたちが,ナラティブ設計とアート制作,そして現場の工夫をGDC 2025のセッションで語った。
[GDC 2025]“Tの字”で生きるティーンを描く,切ないけれどあったかい不思議なゲーム。高橋慶太氏の新作「to a T」試遊レポート&インタビュー
![[GDC 2025]“Tの字”で生きるティーンを描く,切ないけれどあったかい不思議なゲーム。高橋慶太氏の新作「to a T」試遊レポート&インタビュー](/image/lazy_loading.png)
塊魂で知られる高橋慶太氏の新作「to a T」は,笑えるような泣けるような,不思議な気持ちになるゲームだ。試遊した感想とともに,体がTの姿勢のままのティーンの物語とその舞台の町について高橋氏に話を聞いた。
[GDC 2025]「MARVEL SNAP」の実践的なプロトタイピング手法とその成果――Second Dinnerが語る「ライブプロトタイピング」とは
![[GDC 2025]「MARVEL SNAP」の実践的なプロトタイピング手法とその成果――Second Dinnerが語る「ライブプロトタイピング」とは](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025で,Second Dinnerのデザインディレクターを務めるKent-Erik Hagman氏の講演「Doing It Live: Prototyping in 'MARVEL SNAP'」が行われた。行われた。「MARVEL SNAP」の開発における実践的なプロトタイピング手法とその成果についてお伝えしよう。
[GDC 2025]サバイバルホラー「Kriophobia」は順調に開発が進展。ジョホフ島の謎の施設に囚われた女性研究者が悪霊と寒さに立ち向かう
![[GDC 2025]サバイバルホラー「Kriophobia」は順調に開発が進展。ジョホフ島の謎の施設に囚われた女性研究者が悪霊と寒さに立ち向かう](/image/lazy_loading.png)
Fira Softが開発するサバイバルホラー「Kriophobia」のデモが,GDC 2025のエキスポフロアのブラジルパビリオンで公開されていたので紹介しよう。本作は,北極圏の謎の地下施設で孤独なサバイバルを続け,施設からの脱出を目指すアクションアドベンチャーゲームだ。
[GDC 2025]MMORPG「Star Wars: The Old Republic」のコミュニティをワクワクさせた,新たな“恋愛オプション”が作られたワケ
![[GDC 2025]MMORPG「Star Wars: The Old Republic」のコミュニティをワクワクさせた,新たな“恋愛オプション”が作られたワケ](/image/lazy_loading.png)
Broadsword Online Gamesのナラティブディレクター Ashley Ruhl氏がGDC 2025のナラティブデザイン・サミットで登壇し,「好きでやる仕事: Star Wars: The Old RepublicにおけるDate Nightのストーリー」と題したトークセッションを行った。「Star Wars: The Old Republic」で,なぜ今になって恋愛のオプションが加えられたのだろうか。
[GDC 2025]発売されたばかりの「Memory Lost」をチェック。次々と敵に乗り移りながら戦っていくサイバーパンクなアクションシューター
![[GDC 2025]発売されたばかりの「Memory Lost」をチェック。次々と敵に乗り移りながら戦っていくサイバーパンクなアクションシューター](/image/lazy_loading.png)
ESDigital Gamesが3月7日にリリースした「Memory Lost」を,GDC 2025期間中に紹介してもらったので,その内容をお届けする。世界を支配する大企業が戦い合う近未来のディストピアで,敵の意識の中に潜り込んで戦っていくテンポの良いアクションシューターだ。
[GDC 2025]タトゥーアーティストが主役のADV「Inkression」を見る。廃れた故郷の過去と現在をひも解き,街の物語をインクで刻む
![[GDC 2025]タトゥーアーティストが主役のADV「Inkression」を見る。廃れた故郷の過去と現在をひも解き,街の物語をインクで刻む](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025の併催イベントで,新興のゲームスタジオ・BROKENCIGSが開発しているアドベンチャーゲーム「Inkression」をチェックしてきた。久しぶりに故郷に帰ってきたタトゥーアーティストが,廃れてしまった街の住人と交流し,その想いをタトゥー(物語)にして刻んでいく。
[GDC 2025]「Frostpunk 2」におけるシステムとナラティブの融合。11 bit studiosのJakub Stokalski氏がGDCで語った開発哲学
![[GDC 2025]「Frostpunk 2」におけるシステムとナラティブの融合。11 bit studiosのJakub Stokalski氏がGDCで語った開発哲学](/image/lazy_loading.png)
11 bit studiosのGame Co-Director/Design DirectorであるJakub Stokalski氏は,GDC 2025で行った講演「Frostpunk 2: Speaking in Systems」で,ゲームプレイとナラティブの統合に関する同スタジオの開発哲学と,「Frostpunk 2」の設計過程を詳細に解説した。本稿では,その詳細を紹介する。
[GDC 2025]ゲームの“顔”としてのユーザーインタフェース──「メタファー:リファンタジオ」のUIは,感情を揺さぶる体験の一部
![[GDC 2025]ゲームの“顔”としてのユーザーインタフェース──「メタファー:リファンタジオ」のUIは,感情を揺さぶる体験の一部](/image/lazy_loading.png)
アトラスのファンタジーRPG「メタファー:リファンタジオ」のビジュアル表現でとくに注目されたのが,UI(ユーザーインタフェース)だ。そしてそれは,ただ単に情報を表示するものではなく,ゲームの感情や物語までをも語るものであり,作品の“顔”と言えるものとなった。
[GDC 2025]アトラスのRPGはなぜ“悪魔的”に難しいのに面白いのか──「メタファー:リファンタジオ」が挑んだ,コマンドバトルの再構築
![[GDC 2025]アトラスのRPGはなぜ“悪魔的”に難しいのに面白いのか──「メタファー:リファンタジオ」が挑んだ,コマンドバトルの再構築](/image/lazy_loading.png)
アトラスのRPG「メタファー:リファンタジオ」は,日本的なターン制バトルをどのように“現代のRPG体験”に再構築したのか。そのベースには,「なぜアトラスのRPGは悪魔的に難しいのか」の考え方があった。本項では,GDC 2025で語られた開発者セッションをレポートする。
[GDC 2025]牧畜や釣り,それに絡む食料生産もさらに豊かに。中世ヨーロッパ風サバイバルシム「Bellwright」の最新版をチェックしてきた
![[GDC 2025]牧畜や釣り,それに絡む食料生産もさらに豊かに。中世ヨーロッパ風サバイバルシム「Bellwright」の最新版をチェックしてきた](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025で,現在アーリーアクセス中のサバイバルシム「Bellwright」を開発するDonkey Crewに,近日リリースの「スプリング・アップデート」のデモを見せてもらった。本作は,年内にコンシューマ版の展開も予定されている。
[GDC 2025]AMDのFSR 2をARMが魔改造!? 「ARM Accuracy Super Resolution」はモバイルゲーミングの救世主となるか
![[GDC 2025]AMDのFSR 2をARMが魔改造!? 「ARM Accuracy Super Resolution」はモバイルゲーミングの救世主となるか](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025で,モバイルゲーム向けにGPUを最適化する超解像技術「ARM Accuracy Super Resolution」(AASR)の関連セッションが複数実施された。本稿では,2つのセッションの内容を総括し,AASRの最新動向についてレポートする。
[GDC 2025]巨像騎士と戦うアクションアドベンチャー「壊滅の潮汐」(Tides of Annihilation)のバトルシステムについて開発者に聞く
![[GDC 2025]巨像騎士と戦うアクションアドベンチャー「壊滅の潮汐」(Tides of Annihilation)のバトルシステムについて開発者に聞く](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025で,新作アクションアドベンチャー「壊滅の潮汐」を開発するEclipse Glow GamesのCOO,アリー・チェン氏にインタビューした。アーサー王伝説にインスパイアされている本作は,騎士の亡霊を召喚してのバトルが特徴となる。
[GDC 2025]HoYoverseが語る「崩壊:スターレイル」のデザイン哲学――RPGを“プレイアブルなフィクション”として再発明する
![[GDC 2025]HoYoverseが語る「崩壊:スターレイル」のデザイン哲学――RPGを“プレイアブルなフィクション”として再発明する](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025で,「崩壊:スターレイル」のリードゲームデザイナーであるChengnan An氏の講演「'Honkai: Star Rail': Reimagining RPGs for Mass Audiences and Broad Appeal」が行われた。本稿では,An氏が語った設計哲学などを紹介する。
[GDC 2025]“遊ぶ”気持ちが遊び心にあふれたゲームをつくる。「アストロボット」が生まれるまでの,10の惑星を巡る物語
![[GDC 2025]“遊ぶ”気持ちが遊び心にあふれたゲームをつくる。「アストロボット」が生まれるまでの,10の惑星を巡る物語](/image/lazy_loading.png)
遊び心と仲間との絆に支えられた「アストロボット」開発の旅路。GDC 2025の講演「The Making of 'ASTRO BOT'」で語られた10の惑星をめぐる物語をレポートする。
[GDC 2025]アクセシビリティ表記の標準化を目指す業界団体が発足。Google,Microsoftなど北米大手パブリッシャが立場を超えた連帯を促す
![[GDC 2025]アクセシビリティ表記の標準化を目指す業界団体が発足。Google,Microsoftなど北米大手パブリッシャが立場を超えた連帯を促す](/image/lazy_loading.png)
アメリカのゲーム業界団体であるESAが架け橋となり,大手パブリッシャが協力する新たなイニシアチブ「Accessible Games Initiative」が発足したことが,GDC 2025で正式アナウンスされた。彼らはゲーム業界に立ちはだかるアクセシビリティ表記の問題に,正面から取り組んでいくという。
[GDC 2025]伊津野氏とMartin氏が語るゲーム開発の未来。オリジナルIPの創造と挑戦
![[GDC 2025]伊津野氏とMartin氏が語るゲーム開発の未来。オリジナルIPの創造と挑戦](/image/lazy_loading.png)
アメリカのサンフランシスコで開催中の「GDC 2025」で,LIGHTSPEED STUDIOS主催のパネルディスカッションが実施された。LIGHTSPEED STUDIOSのSteve C. Martin氏と,ライトスピード・ジャパンを立ち上げた伊津野英昭氏によって語られたゲーム開発の未来についてお伝えしよう。
GeForce RTX 50の最新技術の疑問点に答えが出た。NVIDIAのGDC 2025ブースレポート

GDC 2025会期中,NVIDIAは,独自のブースで「GeForce RTX 50」シリーズに関連した展示を行っていた。専門家がブースを担当していたおかげで,デモによってはかなり詳しい話を聞けたので,NVIDIAの新技術に関する話題を中心に,ブースの様子をレポートしよう。
[GDC 2025]Valveには黎明期を支えた女傑がいた。Microsoftを辞めて,マーケティングを担当していた創業者の元妻がその内幕を語る
![[GDC 2025]Valveには黎明期を支えた女傑がいた。Microsoftを辞めて,マーケティングを担当していた創業者の元妻がその内幕を語る](/image/lazy_loading.png)
コアなゲーマーがValveと聞くとゲイブ・ニューウェル氏のことを連想するだろうが,その共同創業者だったのが,同じMicrosoftのエンジニアだったマイク・ハリントン氏だ。GDC 2025には,その元妻であるモニカ・ハリントン氏が登場し,黎明期のValveの内側を語るセッションを行った。
[GDC 2025]ゆるキャラと一緒に,駆け抜けろ軽トラ! 田舎町を舞台としたマスコット事務所経営ゲーム「Promise Mascot Agency」
![[GDC 2025]ゆるキャラと一緒に,駆け抜けろ軽トラ! 田舎町を舞台としたマスコット事務所経営ゲーム「Promise Mascot Agency」](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025のID@Xboxプレビューで目を引いたのは,日本の田舎町とゆるキャラが織りなす異色の経営シミュレーション「Promise Mascot Agency」。プレイヤーは軽トラを駆り,マスコットを育成・派遣しながら事務所を経営。やくざ者がゆるキャラ業界に挑む,シュールで不思議な物語が展開する。
[GDC 2025]中小ブースで賑わうEXPO会場をレポート。日本パビリオンではビサイドが“対戦型フルーツ盛りパズルゲーム”を出展
![[GDC 2025]中小ブースで賑わうEXPO会場をレポート。日本パビリオンではビサイドが“対戦型フルーツ盛りパズルゲーム”を出展](/image/lazy_loading.png)
GDCでは毎年,広々とした展示会場で,無数の企業がブース出展を行う「EXPO」が行われる。GDC 2025のEXPOは,Unreal EngineやUnityといった巨大ブースがなくなったものの,中小ブースを中心に賑わいを見せていた。日本パビリオンの様子も含めてレポートする。
[GDC 2025]AIエージェントで実現するゲーム翻訳の革命──DMM GAME Translateが描く「Neo-Localization Company」の未来像
![[GDC 2025]AIエージェントで実現するゲーム翻訳の革命──DMM GAME Translateが描く「Neo-Localization Company」の未来像](/image/lazy_loading.png)
アメリカのサンフランシスコで開催中の「GDC 2025」で,Algomaticの野田克樹氏と矢澤竜太氏が,「Faster, Cheaper, Smarter: Revolutionizing Game Localization with AI Agents」と題した講演を行った。Algomaticが描く未来とはどんなものなのだろうか。
[GDC 2025]開発者が選ぶGDCアワードは「Balatro」が4冠達成! インディーの祭典,IGFアワードと共に結果をまとめてお届け
![[GDC 2025]開発者が選ぶGDCアワードは「Balatro」が4冠達成! インディーの祭典,IGFアワードと共に結果をまとめてお届け](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025で「Game Developers Choice Awards」と「Independent Games Festival Awards」の授賞式が開催された。GDCアワードは「Balatro」がGOTY含む4冠を達成し,IGFアワードでは「Consume Me」が最優秀賞に輝いた。ノミネート/受賞作の結果をまとめてお届けしよう。
[GDC 2025]発売間近のステルスアクション新作「Steel Seed」の完成版をチェック。イタリアの精鋭開発チームが影響を受けた日本の漫画とは
![[GDC 2025]発売間近のステルスアクション新作「Steel Seed」の完成版をチェック。イタリアの精鋭開発チームが影響を受けた日本の漫画とは](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025会期中,Storm in a Teacupが開発中の新作ステルスアクション「Steel Seed」を見せてもらう機会があった。同社にとって初のUnreal Engine 5作品で,その広大で無機質なSFワールドは,アニメ化もされた人気漫画に影響を受けているという。
[GDC 2025]スタイリッシュな「KEMURI」のトレイラーはどうやって制作されたのか? 中村育美氏率いるUNSEENが生み出すカオスなリズム感
![[GDC 2025]スタイリッシュな「KEMURI」のトレイラーはどうやって制作されたのか? 中村育美氏率いるUNSEENが生み出すカオスなリズム感](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025の会期中,中村育美氏が設立したUNSEENのアーティストである,リアム・ウォン氏とラウル・イヴァラ氏が登壇し,開発中の「KEMURI」に関するセッションを行った。居住地も言語も異なるボーダーレスなアーティスト集団がまとまっていくことで,あのトレイラーが生み出されたという。
[GDC 2025]ユーザー生成コンテンツで育む「思いやり」――「Sky 星を紡ぐ子どもたち」における感情的なUGCシステム設計の秘訣
![[GDC 2025]ユーザー生成コンテンツで育む「思いやり」――「Sky 星を紡ぐ子どもたち」における感情的なUGCシステム設計の秘訣](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025で,thatgamecompanyのKyle Holdwick氏が「User-Generated Compassion in Sky: Children of the Light」と題した講演を行った。プレイヤー同士の感情的なつながりを深めるシステムをいかに設計したのか,具体的な実装方法や生み出された価値が詳細に語られた。
[GDC 2025]主人公の動きによって時間を進めたり戻したり。パズルADV「RECUR」をプレイしてきた
![[GDC 2025]主人公の動きによって時間を進めたり戻したり。パズルADV「RECUR」をプレイしてきた](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025に合わせて開催されたDay of the Devs 2025: San Francisco Editionで,新作パズルアドベンチャー「RECUR」が出展されていた。主人公が右へ進むと時間が進み,左に行くと巻き戻る仕組みが特徴的なプラットフォーマーとなっている。
[GDC 2025]「Sid Meier's Civilization VII」の物語はいかにして構築されたか。ナラティブチームがその手法を語る
![[GDC 2025]「Sid Meier's Civilization VII」の物語はいかにして構築されたか。ナラティブチームがその手法を語る](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025の2日目(2025年3月18日)に開催されたセッションから,「Sid Meier's Civilization VII」の開発元,Firaxis Gamesのナラティブチームが登壇したセッションを紹介しよう。同社のCat Manning氏率いる面々が,歴史がテーマの本作に,いかにストーリーを組み込んだかをレクチャーした。
[GDC 2025]「Skyrim」や「Fallout」からソロ開発へ。Nathan Purkeypile氏が語る「The Axis Unseen」制作の舞台裏
![[GDC 2025]「Skyrim」や「Fallout」からソロ開発へ。Nathan Purkeypile氏が語る「The Axis Unseen」制作の舞台裏](/image/lazy_loading.png)
Bethesdaで「Fallout」シリーズなどの開発に携わったNathan Purkeypile氏が,ソロ開発者としてオープンワールドゲーム「The Axis Unseen」を完成させるまでの道のりをGDC 2025で語った。AAAタイトル開発で培った経験をどう生かし,オープンワールドゲームを作ったのか。実践的なノウハウを紹介する。
[GDC 2025]「サイレントヒル2」リメイクは迷宮の恐怖をどう再構築したのかーー同作のシニアレベルデザイナーが登壇したセッションをレポート
![[GDC 2025]「サイレントヒル2」リメイクは迷宮の恐怖をどう再構築したのかーー同作のシニアレベルデザイナーが登壇したセッションをレポート](/image/lazy_loading.png)
名作のリメイクに求められるのは,オリジナルの尊重と新たなゲーム体験の創出だ。GDC 2025で行われたセッション「Silent Hill 2: The Mystery of the Remake」では,「サイレントヒル2」リメイクにおけるレベルデザインの考え方が語られた。
[GDC 2025]イギリスのインディースタジオがハック&スラッシュアクション新作「Yasuke: A Lost Descendant」のプレイアブルデモを初公開
![[GDC 2025]イギリスのインディースタジオがハック&スラッシュアクション新作「Yasuke: A Lost Descendant」のプレイアブルデモを初公開](/image/lazy_loading.png)
イギリスのインディースタジオであるDallience Studiosが,現在開発中のハック&スラッシュ型アクションADV新作「Yasuke: A Lost Descendant」を,GDC 2025に合わせて開催されたDay of the Devs 2025: San Francisco Editionに出展していた。22世紀の世界を舞台に,“弥助”の子孫“田中彌介”の冒険譚を描いているという。
[GDC 2025]NVIDIAのVIPが語る「ニューラルシェーダ」の利点と標準化に向けた取り組みとは
![[GDC 2025]NVIDIAのVIPが語る「ニューラルシェーダ」の利点と標準化に向けた取り組みとは](/image/lazy_loading.png)
2025年3月17日,NVIDIAは,GDC 2025に合わせて,GeForce RTX 50シリーズで実装した新技術「ニューラルシェーダ」をテーマに,同社で研究開発に携わる3人のVIPによるパネルディスカッションを行った。これら新技術のポイントが分かったイベントの概要をレポートしたい。
[GDC 2025]アナログとデジタルが融合したストップモーション風ADVはどう生まれたのか。「Harold Halibut」ポストモーテムをレポート
![[GDC 2025]アナログとデジタルが融合したストップモーション風ADVはどう生まれたのか。「Harold Halibut」ポストモーテムをレポート](/image/lazy_loading.png)
手作りの模型を3Dスキャンし,デジタルゲーム上でストップモーションアニメのようなビジュアルを表現したアドベンチャーゲーム「Harold Halibut」は,低予算ながらも工夫を凝らしたモーションキャプチャによって実現された。本作はいかに資金難を乗り越え,自社パブリッシングをかなえたのか。GDC 2025で行われたポストモーテム(事後検証)をレポートする。
[GDC 2025]オープンワールドの探索意欲を高める9つの手法──元RockstarのCameron Williams氏が語る「徹底ガイド」
![[GDC 2025]オープンワールドの探索意欲を高める9つの手法──元RockstarのCameron Williams氏が語る「徹底ガイド」](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025で元Rockstar Gamesのゲームデザイナー,Cameron Williams氏が「Fostering Exploration: 9 Ways to Encourage Open World Engagement」という講演を行った。「なぜプレイヤーは世界の隅々まで探索しないのか?」,その解決策と具体的設計手法が紹介された講演内容をレポートしよう。
[GDC 2025]コンビニの中から見えてくる世界。日本で開発が進められている「inKonbini: One Store, Many Stories」のプレイアブルデモが海外出展
![[GDC 2025]コンビニの中から見えてくる世界。日本で開発が進められている「inKonbini: One Store, Many Stories」のプレイアブルデモが海外出展](/image/lazy_loading.png)
GDC 2025の前座イベントとして開催されたDay of the Devs 2025において,永井興業が開発を行うコンビニ運営アドベンチャー「inKonbini: One Store, Many Stories」のプレイアブルデモが公開されていた。町外れのコンビニで働く真琴を主人公に,店を訪れる顧客と会話するうちに,どこか心温まるストーリーが展開していく。
[GDC 2025]探索型アクション「Dreams of Another」のデモ版をプレイ。夢のような世界を撃つことで物体が具現化されていく不思議な感覚を味わえた
![[GDC 2025]探索型アクション「Dreams of Another」のデモ版をプレイ。夢のような世界を撃つことで物体が具現化されていく不思議な感覚を味わえた](/image/lazy_loading.png)
Q-Gamesの新作アクションゲーム「Dreams of Another」のプレイアブルデモが,GDC 2025に合わせて行われた「Day of the Devs 2025: San Francisco Edition」に出展されていた。小さな球体や立方体で形作られた世界を射撃することで,物体が具現化していくという不思議な感覚を体験できた。
[GDC 2025]他者を尊重することが,作品とチームの未来を豊かにする──ゲーム開発に限らない「心理的安全性」の話
![[GDC 2025]他者を尊重することが,作品とチームの未来を豊かにする──ゲーム開発に限らない「心理的安全性」の話](/image/lazy_loading.png)
「会議って無駄じゃない?」──そう感じたことはないだろうか。会議をしっかりと機能させ,より良いチーム環境を築くためのカギとなるのが心理的安全性だ。創造的なチームによる豊かなクリエイティブに必要なものが語られた,GDC 2025のセッションをレポートしよう。
[GDC 2025]プレイテストから真の洞察を得る5つのヒント――Tencentのリサーチチームが語る,効果的なフィードバックの見分け方
![[GDC 2025]プレイテストから真の洞察を得る5つのヒント――Tencentのリサーチチームが語る,効果的なフィードバックの見分け方](/image/lazy_loading.png)
アメリカのサンフランシスコで開催されている「GDC 2025」で,TencentのJoe Yu氏とKristy Zheng氏が,プレイテストから真に価値ある洞察を得るためのヒントを紹介する講演「Tencent Games Developer Summit: Noise or Insight? Five Tips to Get Real Insights in Playtests!」を行った。
[GDC 2025]Steamマーケティング最新講義。15万ドル分のゲームを売ると見えてくるかもしれない“リアルSteam”とは?
![[GDC 2025]Steamマーケティング最新講義。15万ドル分のゲームを売ると見えてくるかもしれない“リアルSteam”とは?](/image/lazy_loading.png)
Steamの研究者として人気のクリス・ズコウスキ氏が,開発者がSteamを効率的に利用するためのセッションをGDC 2025の初日に行った。一定以上の販売実績を残すと開放されるという“リアルSteam”についても語られたその内容をレポートしよう。
[GDC 2025]言語学から学ぶゲームキャラクターの命名術――Gerben Grave氏が語る「ネームクラフト」の秘訣
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フリーランスのナラティブデザイナー兼ゲームライターであるGerben Grave氏による講演「By Any Other Name: A Linguist's Approach to Namecraft」が「GDC 2025」で行われた。言語学的な見地からみた良い名前とはなんのだろうか。
[GDC 2025]インディーゲーム開発は,孤独を感じることもあるけど一人じゃない――「You Are Not Alone」セッションをレポート
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「GDC 2025」初日の2025年3月17日,「Independent Games Summit: You Are Not Alone」と題されたインディーゲームの開発に関するマイクロトークセッションが行われた。ソロの開発者として孤独を感じている人,自分がゲーム業界にふさわしい人間か悩んでいる人への支えになるようなセッションの模様をレポートしよう。
[GDC 2025]長期的に見ると生成AIはゲーム体験を豊かにするが,課題も多い。AIとゲーム開発の未来が語られたパネルセッションをレポート
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GDC 2025で開催されたGame AI Summitにて,ゲーム開発における生成AIの未来を見据えたパネルセッション「ゲーム体験のためのAI革命: 研究からプロトタイプへ」が行われた。ゲーム業界における生成AI開発に携わる2名が登壇し,ゲームとAIの現在とこれからについて語った。
[GDC 2025]「Game Developers Conference 2025」開催中。世界最大規模のゲーム開発者カンファレンスの模様を現地からお届け
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ゲーム開発者向けカンファレンス「GDC 2025」が,サンフランシスコで開幕した。AAAからインディーまで,ゲーム開発やサービス,新技術など多彩なテーマのセッションや展示が行われる,同イベントの模様を現地からお届けしよう。
Access Accepted第819回:今年もゲーム開発者会議「GDC 2025」開幕。インディーゲームの頂点,IGF大賞の候補作品を紹介

世界最大のゲーム開発者会議「GDC 2025」が開幕する。今回の連載では,実に27年の歴史を持つインディーゲームの祭典「IGFアワード」にノミネートされている6作品を紹介したい。今年もユニークなラインアップになっている。
AndroidゲームのPC対応が進む? Googleが「Google Play Games」の拡充やPC版ゲーム開発支援の取り組みをGDC 2025で発表

米国時間2025年3月13日,Googleは,Android向けゲームをPC上でプレイする「Google Play Games」の正式提供を,2025年中に開始するとともに,より多くのAndroid向けゲームをPCに移植するための開発者支援を拡充すると発表した。詳しい情報は,GDC 2025で明らかにするそうだ。
DirectX 12がAI活用シェーダ技術「ニューラルシェーダ」に対応。GDC 2025で発表する話題をNVIDIAが明らかに

米国時間2025年3月17日から,米国で行われるゲーム開発者会議「GDC 2025」に先立ち,NVIDIAは,発表予定の話題を明らかにした。本稿ではその中から,DirectX 12がAI活用シェーダ技術「ニューラルシェーダ」に対応するといった注目の話題をまとめてみよう。
PC版「インフィニティニキ」,Steamでウィッシュリスト登録の受付を開始。GDC 2025のセッション情報も公開に

Infold Gamesは本日(2025年2月14日),同社が手がける「インフィニティニキ」について,PC版のウィッシュリスト登録をSteamで開始した。本作は,ニキシリーズの5作目にあたるオープンワールドRPGだ。また,「GDC 2025」では,本作でサブディレクターを務める冨永健太郎氏によるセッションが予定されている。
ゲーム開発者会議「Game Developers Conference 2025」が参加登録を受付中。コロナ禍以前の賑わいを取り戻したGDCの今を紹介

ゲーム開発者会議「Game Developers Conference」の公式サイトでは,2025年3月にアメリカ・サンフランシスコで開催される「GDC 2025」の参加登録を受け付け中だ。参加を検討している人に向けて,コロナ禍以前の賑わいを取り戻したGDCの今を紹介しよう。チケットを10%オフで購入できるコードも公開中だ。