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Copilot AIで自動生成された「Quake II」のプレイアブルデモを公開中。AIモデル「WHAM」のアップデート版で学習時間は1週間強
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「WHAM」については,本誌連載でも詳しく紹介しているが,発表されたときの「WHAM-1.6B」モデルでは,アクションゲーム「Bleeding Edge」を使い,50万回のゲームセッションから10億を超えるゲーム画像とコントローラ入力を抽出してAIのための学習素材に利用したという映像が公開された。
その最新版(バージョン未発表)は,より高速なビジュアル出力を備え,リアルタイムでプレイ可能な拡張機能が加わり,画像の全てのトークンを並列に生成し,その依存関係と必要なフォワードパスの数を減らすことに成功した「MaskGIT」スタイルへとなる,「World and Human Action MaskGIT Model(WHAMM)」に進化しているという。
これにより,「Bleeding Edge」のデモの生成には7年におよぶデータが必要になっていたものが,今回の「Quake II」を使ったデモでは,1週間ほどの学習という進化を遂げている。なお,解像度は「Bleeding Edge」ときの300×180から640×360に引き上げられている。
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「Quake II」のWHAMMデモをプレイするには,GPT-4ベースのAIチャットボット「Copilot」に対応したMicrosoft EdgeとMicrosoftアカウントが必要となる。ほとんどの一般ゲーマーにとっては初めてになるであろう自動生成ゲームを体験できる。
「Quake II」WHAMMデモページ
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