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「ハイドライド」などで知られる内藤時浩氏が,新作シューティング「XeGrader」のMSX2版をリリース
BOOTH:「XeGrader for MSX2」販売ページ
内藤氏は「ハイドライド」シリーズや「ルーンワース」シリーズといった名作で,ファンを魅了した人物。ゲームメディアに大きく取り上げられることも多いスタープログラマーであり,現在もM2でゲーム開発に携わるレジェンドクリエイターの1人だ。
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そんな内藤氏が令和の世に出した新作シューティングが「XeGrader」であり,そのMSX2版が「XeGrader for MSX2」となる。ステージには謎が隠されており,これを解いてパワーアップやボーナスを得ていくというシステムだ。
BOOTHのページには「内藤が作ったファンタジー系ですから,スライムから始まり,3人の妖精が隠れているのはもちろん,最後の敵は…?」という記載がある。ステージが草原から始まるところなど,内藤氏の代表作を思わせる雰囲気が漂っており,最後の敵がシリーズ第1作のあいつっぽいのか,2作目のアレなのか,3作目のこいつなのかが気にかかる。
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「XeGrader for MSX2」のメディアは1MbitのメガROMで,動作にはVRAM128KBが必要だ。特別付録付きパッケージには「XeGraderはこうして創られ“て”る」という冊子も付属するという。
初期ロットの発送は2025年5月末が予定されており,大人気につき,現在は「入荷待ち」の状態だ。4月5日の公式Xアカウントのポストによれば,完売かつ「秋口まで何もできない」とのこと。
即売会で売りませんかと熱いお声も頂きましたが、ごめんなさい、売りたくてももう売るモノが物理で存在してないんです。不良交換在庫も限界まで減らしてます。すいませんです。最低でも秋口までは何も出来ないと思いますー
— 内藤 時浩 (@NAITOTokihiro) April 5, 2025
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レジェンドクリエイターが今なお当時のハード向けに新作を作り続けるというのは,ファンにとっては嬉しい出来事だろう。内藤氏はXアカウントのポストで「あのゲームが当時,今で言うオープンワールドを目指していたという証拠資料が出てきた」として過去作の資料の一部を公開しており,改めて内藤氏の先進性が分かる。
なお,「XeGrader」はこれまで,PC-8001mkII版,PC-6001mkI/6601/SR版,PC-8801mk2SR版がリリースされているので,興味のある人は内藤氏のXアカウントやBlogなどをチェックしてほしい。
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BOOTH:「XeGrader for MSX2」販売ページ
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