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「ゼルダの伝説」,ファンメイドの実写ムービー企画始動。「時のオカリナ」と「ムジュラの仮面」のその後を描くオリジナルストーリー
Kickstarter「Lost in Hyrule: A Legend of Zelda Fan Film」キャンペーンページ
「Lost in Hyrule: A Legend of Zelda Fan Film」では,「時のオカリナ」と「ムジュラの仮面」のその後を描くオリジナルストーリーが展開する。「公式で発表されているタイムラインにピッタリとはまる形」で,「時の勇者の語られざる結末に,自分たちなりの見解を示す」ものになるそうだ。リンクは何年も行方不明になっており,ゼルダ姫が彼を探すことになる。
公開されたティザートレイラーでは,時のオカリナと思われるオカリナを持ったリンクとゼルダ姫のシーンなどが確認でき,描かれる物語を期待させる。
リンク役は本作の監督も務めるChris Carpenter氏で,ゼルダ姫役はNetflixの「レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと」のイサドラ・クァグマイヤー役で知られるAvi Lake氏が務める。
Carpenter氏は,俳優であると同時にゲーム動画チャンネルGameXplainで100本以上の動画に携わった経験を持つ。もちろん,「ゼルダの伝説」シリーズのファンであり,映像化は長年の夢であったという。
支援は10ドル(約1500円)からで,クレジットに名前を載せたり,脚本とポスターのデジタル版などがリワードとして用意されている。目標額である3万ドル(約470万円)が集まったところでキャンペーンは終了し,残りの制作費はCarpenter氏が自費で賄う予定だ。集まった資金は全額が制作に使われ,制作者たちが利益を得ることはない。また,完成したムービーはオンラインで無料公開し,収益化の計画はないとのこと。
「ゼルダの伝説」は公式の映画化が予定されているが(関連記事),Carpenter氏は「『ゼルダの伝説』は任天堂のIPであり,我々は(公式映画を制作する)任天堂,ソニー・ピクチャーズ,そしてアラッドプロダクションの希望に従います。彼らが私たちの制作を中止することに決めたら,私たちはそのようにします」とコメントしており,キャンペーン成功後に制作が中止された場合,制作者は支援者への返金に応じるという。
Kickstarter「Lost in Hyrule: A Legend of Zelda Fan Film」キャンペーンページ
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