インタビュー
“推し活”道 第4回:「好きなことを全力で楽しむ」少年漫画の主人公さながらの佐久間 貴生さんが語る,声優とアーティストとしての挑戦
4Gamer 女子部(仮)の新企画「“推し活”道」,略して“じょぶかつ”では,女性向けコンテンツなどで活躍する人物に注目し,インタビューをとおしてパーソナルな魅力をお伝えしていきます(不定期掲載)。「4Gamer女子部の“推し活”道(じょぶかつ)」記事一覧
第4回のゲストは,声優・アーティストとして活躍する佐久間 貴生さんです。声優として「フットサルボーイズ!!!!!」や「夢職人と忘れじの黒い妖精」への出演,アーティストとしては「黒子のバスケ」や「氷属性男子とクールな同僚女子」のテーマソングを担当するなど,多岐にわたる活躍をされています。音楽との出会いや大好きな映画やゲームの話など,ぜひ最後までお楽しみください!(記事内の写真はご本人提供のものです)
佐久間 貴生さんのXアカウント
佐久間 貴生オフィシャルサイト
アクティブな子ども時代を過ごし,
中学生で音楽に出会って人生が一変!
4Gamer:
本日はよろしくお願いします! 実は私,他媒体なのですが佐久間さんに一度インタビューをしたことがありまして。「フットサルボーイズ!!!!!」というコンテンツで,何人かのキャストさんと一緒だったのですが……。
佐久間 貴生さん(以下,佐久間さん):
あっ,各チームのリーダーが揃ったときのですよね! 懐かしい。
4Gamer:
そうです! あと,佐久間さんのXを拝見したところ,来年(2025年)2月に小林正典さんとご一緒にライブをされるとか。小林さんには,「バンドやろうぜ!」の取材でとてもお世話になったんですよ。
佐久間さん:
えっ,そうなんですか! 僕,小林さんとめちゃくちゃ仲良くさせていただいていて,普段から連絡を取り合ってよく飲みに行ってるんですよ(笑)。大先輩ですが,とくに今年(2024年)からすごくお世話になっています。
4Gamer:
意外な共通点でした……! ではプライベートのお話はのちほどうかがうとして,さっそくインタビューを始めたいと思います。まずはお生まれから学生時代くらいまでの経歴を教えてください。
佐久間さん:
生まれは東京都なんですが,すぐ埼玉の越谷市というところに引っ越して18歳くらいまで住んでいました。今はだいぶお店も増えましたが,小さいころは周りに田んぼと畑が多かったんですよ。
それこそメダカとかザリガニとかめちゃくちゃ釣っていた思い出があります。両親が共働きだったので学童保育に通っていたんですが,とにかく「外に出て遊びたい!」という子どもで,小学校3年生からサッカーを習うようになりました。
4Gamer:
アクティブな子ども時代だったんですね。サッカーを選んだ理由は何だったのでしょうか。
佐久間さん:
親から「何か習い事を」とずっと言われていて,サッカーならいいかな……という感じだったんですが,たまたま入ったチームが埼玉の中でも屈指の強豪チームだったんですよ。
チームメイトのモチベーションがあまりにも高くて,衝突や喧嘩も少なからずあったのが当時は苦手でした。それでサッカーは1年で辞めて,公園に行って遊んだりしつつ,たくさんゲームで遊びましたね。
4Gamer:
中学校では部活が必須のところも多いですが,どうされましたか。
佐久間さん:
最初は卓球部に入ったんですが,ものすごく筋トレが多くて,1年生はラケットも持たせてもらえないみたいなところだったんですよ。ちょうどそのとき友人から誘われて,テニス部に転部しました。
テニスはすごく大好きになりましたね。それでテニス部で活動をしていた中学1年のときに「音楽をやりたい」と思うきっかけがあったんです。
4Gamer:
なるほど,そこに最初のきっかけが。
佐久間さん:
それまでは遊んでばかりで,何かに興味を持つということがありませんでした。そのころ,スペースシャワーTVでミュージックビデオを100位から1位まで流している番組があって,それが好きだったんです。それで,たまたま見たUVERworldさんの「just Melody」があまりにもかっこよすぎて……。
曲も良いんですけど,MVの作りがライブをモチーフにした雰囲気で,「自分もこうなりたい!」と思ったんです。それで,ボイストレーニングにも通い始めて音楽人生が始まりました。
4Gamer:
そうだったんですね。ちなみに,学校ではどんな感じの存在でしたか。
佐久間さん:
小学校のころは人見知りも激しいし,消極的で特定の友だちとだけ一緒にいる感じでしたね。
でも中学校に入ったら,生徒の数がすごく増えたので「これだけ人がいるなら友だちを作らないと!」と,人との輪の大切さに気づきました。なので,中学校からは誰とでも仲良くするようになって,友だちが増えたんです。
4Gamer:
本インタビューで恒例の質問なのですが,学生時代はモテましたか? これはもう,ぜひ遠慮せずに……!
佐久間さん:
実は高校のころ,モテてたらしいんです。
4Gamer:
おお。らしい,というのは?
佐久間さん:
僕があまりにも鈍感すぎて,全然気づいていなかったんですよ。卒業してから友だちに「みんな狙ってたよ」と言われて,「そうなの!?」って。
どうも20人とかいたそうで,言われてみればやたらと女の子と2人きりになることが多かったなと……。自分は普通に仲良しの友だちだと思っていたんですが,実は,という。
4Gamer:
それは罪ですね……。というか,アタックされることはなかったんですか。
佐久間さん:
1人か2人は態度があからさまな感じの人はいたんですが,ほかはそうでもなかったですね。思えば,あれが僕のモテ期だったのかなと。
当時はずっと片思いしていた女性がいたんですよ。結局,想いが叶うことはなかったんですが。
4Gamer:
漫画の主人公みたいですね!
佐久間さん:
(笑)。あと僕,芸能系の高校に入ってからやっとバンドを組めたこともあって,恋愛よりも音楽に集中していたのはあったかもしれません。夜遅くまで音楽をして遊んで,遊んで音楽をやって……というのを繰り返してました。
4Gamer:
当時のバンドではどんな曲をやっていたんですか。
佐久間さん:
オリジナル曲です。ギターの子が曲を作るのがすごくうまかったんですよ,鼻歌からどんどん作っていって。それで,ライブも結構やってました。
4Gamer:
高校生でオリジナル曲を演奏して,ライブまでできるのは,結構すごいですよね。
佐久間さん:
やってみることが大事だ! と思っていたからですが,結構無知なところはありましたけどね。例えばまず,お金がかかるじゃないですか。だから,楽器やスタジオや出演料など,みんなでお金を出し合って活動していました。
4Gamer:
でも,すごく青春という感じですてきだと思います。
佐久間さん:
ありがとうございます,本当に青春でした。毎日ずっと朝から晩まで一緒にいたので。ドラムは今でもつながりがあって,彼は今でも音楽をやっています。
夢見ていたアーティストとしてデビュー
バンド活動で経験した一番の苦労とは
4Gamer:
佐久間さんは,まずアーティストとしてバンドでデビューされていますよね。ぜひ,経緯を聞かせてください。
佐久間さん:
ずっと,高校を卒業したら音楽一本でやろうと思っていたんです。でも,親からはどこか(高校卒業後も)学校に行ったほうがいいと言われてたんですね。それで,勧められていた専門学校が通っていた高校とつながっていたのもあり,一回だけ体験に行ったんです。
そうしたら,そこで授業をしていたボイストレーナーの先生と,すごく相性が良くて。「この人にボイトレしてもらいたい!」と,バンド活動をしながら専門学校に通うことにしました。
4Gamer:
バンドは高校のときのですか。
佐久間さん:
いや,進学に伴って解散してしまったので,専門学校に入ってから新たに組みました。そのバンドはそこまで長く続かなかったんですが,ライブの映像を親が勝手にYouTubeにUPしてたんですよ。それを観てくれたメンバーから誘われて結成したのがFo'xTails(フォックステイルズ)です。
最初は入るのを渋ってたんですが(笑),一緒にやってみたらめちゃくちゃ楽しくて……1年くらいインディーズの時期があり,がむしゃらに活動していたおかげか界隈ではかなり勢いのあるバンドだという評価をいただきました。
その流れで,以前所属していたレーベルの副社長の方が観に来てくださって,「一緒にやろうよ」とお話をいただいたんです。
4Gamer:
なるほど,それがきっかけでメジャーデビューを……!
佐久間さん:
はい,でも当時の僕はちょっと尖っていた部分もあって,これを通過点だと思っていたから「そうなんですか」なんてスカしてたんですよ(笑)。そうしたら,アニメのタイアップを持ってきてくださって。
それが「黒子のバスケ」だと聞いた瞬間,思わず「ほんとですか!?」って立ち上がっちゃいました(笑)。メジャーデビューより,むしろそっちに驚いたんです。ずっと「ジャンプ」(週刊少年ジャンプ)で育ってきたのもあって,「嘘でしょ!?」という。
4Gamer:
そうだったんですね。でもお話を聞いていると,そこまで暗く長い下積み期間はあまり感じないですね。どちらかというと,トントン拍子でデビューに至ったというか。
佐久間さん:
恵まれていたと思います。音楽をやることが楽しすぎるのもあって,苦労というのはあまり感じてきたことがないんです。
あ,でも僕,元々は歌がすごく下手だったんですよ。今は「歌がうまい」と言ってくださる方もいらっしゃいますが……。
4Gamer:
そうなんですか? 生まれついての歌ウマな方なのかと……。
佐久間さん:
実は,周りの人たち全員が「歌はやめとけ」というくらい壊滅的でした(笑)。「努力されたんですね」とも言われるんですが,自分では努力という感じじゃなく,とにかく楽しいから毎日歌ってただけなんです。
メジャーデビューに関しても,若いうちに実現できたのは周りの環境のおかげだなと思ってます。当時のバンドメンバーはみんな実力があって,すごく頼れる人でかっこよかったので。だから僕自身は,メジャーデビューしてからのほうが大変だったかもしれません。
4Gamer:
どんなことがあったんですか。
佐久間さん:
インディーズのころは,できた曲をすぐやる! という感じだったんですけど,メジャーデビューしてからは妥協したくない,いいものを世に出したいという気持ちが強くなったんです。その結果,メンバーとぶつかることも増えて。
さらにメジャーデビューして1年後くらいから,まったく声が出なくなった時期がありました。
4Gamer:
えっ,歌えなくなったということでしょうか。
佐久間さん:
そうなんです。普通にしゃべれるし最初は歌えるけど,30分くらいの対バンライブで,後半の曲はあまり歌えてないというのが4年間くらいありました。病院に行っても原因が分からなくて。
4Gamer:
それはかなりしんどいですね……。
佐久間さん:
メンバーに協力してもらって,何曲なら歌えるかチェックしたり,1人でも練習したり。でも一向に良くなる気配がなかったのが本当にしんどくて……。
バンドもメンバーが脱退したり,みんな本気でやっているからこそ衝突する回数が多くなったりで,うまくいっている気がしなかった時期です。今思えば,あの時期が一番の“苦労”だったかもしれません。
よくバンドで「方向性の違い」って聞くけど,何だよそれと僕も思ってました。だけど,そうとしか言いようがないんですよね。
4Gamer:
そこからどうなったのですか。
佐久間さん:
自分はこうなりたいというビジョンがメンバー間でそれぞれ違ったので,解散することになり,最後のワンマンライブの日を決めました。2時間以上歌うから,これができなかったらみんなに迷惑をかけるし,今まで応援してくれたファンの方々にもダサい姿を見せたくないなと。
日程が決まってから半年くらいあったので,いろいろ考えた結果,一度音楽から離れようと思ったんです。
4Gamer:
なるほど。その間は何を?
佐久間さん:
友だちと遊ぶ回数をめちゃくちゃ増やして,飲みに行ったり遊園地や温泉に行ったりしてました。そうしたら少し気持ちが軽くなって余裕ができたので,あらためてスタジオに入って歌ったんです。
少し視野が広がったおかげなのか,「これが原因かも」というのを見つけられて。具体的にいうと歌の合間のブレスの仕方ですね。感覚なので伝えにくいんですが,一度息を吐ききってから吸うことを試したらうまくいって,解散ライブは全部歌い切ることができました。
4Gamer:
それは良かったです。でもその気付きは,佐久間さんのボーカル人生そのものにとってもめちゃくちゃ大きなものじゃないですか? その後の活動にも影響するでしょうし。
佐久間さん:
大きかったです。「もう歌はやめよう」とは一切思わなかったけど,あそこで気づけたおかげで今の活動があるので,本当に良かったと思います。
これ,「ONE PIECE」(著者:尾田栄一郎)でいうと……あ,すみません。僕「ONE PIECE」がめちゃくちゃ好きなので話に出しちゃうんですけど(笑)。
4Gamer:
いえいえ,ぜひ聞かせてください。
佐久間さん:
序盤の3巻くらいだったかな,主人公のルフィたちがバギーという敵キャラを倒してから,バギーが占領していた町の町長がお礼を言うシーンがあるんです。
それに対してルフィは「気にすんな!! 楽に行こう!!」って答えるんですよね。僕,それがすごく大事だなと思って。めちゃくちゃ考えてもチャレンジしてもできないものはあるし,無理する必要はないなと。僕も気にすんな!! 楽に行こう!! と思えるいいきっかけでした。
佐久間さんが2024年にリリースした
「Do & Dive」をチェック!
「現在のレーベルへ移籍後,初の楽曲です。アーティストの幅としてラップにも挑戦し,表現力や説得力をアピールできる曲を,という想いで作りました。久しぶりの作詞で少し苦労したところもありますが,関わってくださった方々の協力もあって良いものができたと思います。
この曲で一番伝えたかったのは“新たなスタート”です。過去と比べても仕方ないし,今の自分が一番だということを歌いました。神頼みも大事だけど,その前にまず自分が動こうぜ!という」(佐久間さん)
声優活動へのチャレンジ
4Gamer:
佐久間さんは声優としても活躍されていますが,始められたきっかけは何だったのでしょうか。
佐久間さん:
バンドでアニメの主題歌をやらせていただいてから,声優さんとご一緒させていただく機会がすごく増えたんですよ。とくに谷山紀章さんが僕を気にかけてくださったこともあって。いろいろな方のお話を聞くなかで,声優というお仕事が「楽しそうだな」と思ったんです。
バンド時代に「声優をやらないか」というお話をいただいたことはあったんですが,当時は音楽に集中したいという理由でお断りしてしまいました。その後,このタイミングでナレーションのお仕事に挑戦してみたんですが,これがもうボロボロの下手くそで……。
4Gamer:
そ,そうだったんですね。
佐久間さん:
1年間やらせていただいて,最後のほうで「良くなったね」と言ってはいただけたんですが,自分で聞き直したらあまり変わっていなかったのが嫌だなと。
そういう思いが残っていたのと,声優って楽しそうだなと感じたきっかけがずっと残っていて,バンドを解散するタイミングで声優としてのキャリアに挑戦してみようと思いました。どうせやるならちゃんとやりたくて,当時のスタッフの方の勧めもあって声優の学校に1年間通ったんです。
4Gamer:
すでにアーティストとしてメジャーデビューしていながら,再び学校で勉強したわけですか。
佐久間さん:
声優としてのスタートは遅かったし,周りの若い人に追いつくためには相当頑張らなきゃ駄目だなって思いました。だから,学校から帰ったら気になった小説を最初から最後まで音読して,分からない言葉は調べてメモすることを繰り返したんです。
そして,その1年後に「フットサルボーイズ!!!!!」のお仕事の話をいただきました。
4Gamer:
なるほど,そこにつながっていくわけですね。声優としての勉強をしている間,音楽活動はどうされていましたか。
佐久間さん:
世間的には表立ったライブや音源のリリースはしていませんでしたが,細々とレコーディングや小さなライブなどはやっていましたね。音楽はお休みせず,常に触れてはいたので。
4Gamer:
そうだったんですね。これまでとは異なる世界への挑戦だったわけですが,声優として活動を始めてみていかがでしたか。
佐久間さん:
楽しかったですね。「フットサルボーイズ!!!!!」はとにかく出演者が多くて,同世代の仲間と一緒にお芝居できるのがうれしかったです。それまでは学校や一人練習ばかりだったので,人と一緒に演じる機会が少なくて。
でもそのぶん,掛け合いの芝居の難しさも感じました。作品を作るって,誰か一人だけの感情や技術だけでは完成しないじゃないですか。やっぱりみんな一丸となって取り組まなきゃいけないし,解釈の違いが生まれることもあるし。
4Gamer:
そうですよね。初めてのアフレコは覚えてますか。
佐久間さん:
覚えてます。プロモーション映像の収録でたったひと言だけだったんですが,台本を持つ手が震えてましたね(笑)。アーティストとしてマイク前に立つのと声優としてのそれはまったくの別物でした。
4Gamer:
同じマイク前でも異なると。ちなみに,ボーカリストとしてステージに立つことに緊張はありますか。
佐久間さん:
慣れかもしれませんが,今はほとんどしないです。声優としての現場はもう本当に,未だに怖いです(笑)。
4Gamer:
アフレコ現場の独特な緊張感ってありますよね。
佐久間さん:
はい。でもそのおかげで気合も入るんですよ。あの緊張感は繊細に芝居をするうえで生きると思っているので,声優業に関してはこれからもずっとこういう気持ちでいたいと思います。
僕はボーカルなので,音楽では自分がやりたいことができるんです。自分のなかの正解を出せるというか……。でも声優や役者は,みんなや作品にとっての正解を出さなきゃいけません。
僕がやりたいことではなくて人から求めていただくもののほうが多いし,「こういう演技をしてください」という要望があって,それを超えていくのが声優の仕事だと思いますね。
4Gamer:
舞台での活動もされていますよね。役者の仕事についてはいかがですか。
佐久間さん:
これは自分の感覚なんですが,声優の芝居と舞台の芝居って,本質は一緒かもしれないけどアプローチの仕方が違うんだなと思ってます。
僕自身は,キャラクターを背負う声優での芝居のほうがアプローチしやすいんですよ。もともとアニメが大好きだし,キャラクターになり切るというのは理解しやすいんです。
4Gamer:
では,舞台が難しいと思う理由は何でしょうか。
佐久間さん:
ずっと音楽をやっていたので,ステージに立つと一瞬“アーティストとしての自分”の気持ちになっちゃうんです。それを抑え込んで,演じる役になり切らないといけないのがすごく大変ですね。
舞台では目の前にお客さんもいるので,アーティストの自分がお客さんに意識を向けちゃうんです。
4Gamer:
確かに! 観客の前に立って何かを表現すること自体は同じですしね。
佐久間さん:
いろいろな方にアドバイスをいただいたりもしたんですが,お客さんを意識して動くことも大切だし,舞台上だけの世界に入り込むことも重要だとは言われました。
だから僕は,もういっそお客さんを意識して,見せ方を考えることに気持ちを切り替えました。とはいえ,自分が普段やってる癖とかは抑えなきゃいけないですけどね。それが少し大変だなと思います。
まだまだ未熟ではありますが,声優の仕事も舞台の仕事もやってみたい気持ちはすごく強いので,機会があればぜひと思っています!
アニメに漫画,映画にゲーム
“好き”が溢れた佐久間さんの趣味トーク
4Gamer:
このインタビューでは,ゲストの皆さんのマイブームや趣味について深堀りしています。佐久間さんはお話したいことはありますか。
佐久間さん:
僕もう,好きなものがありすぎるんですよ(笑)。人と話していて気づいたんですが,アウトドアもインドアも相手に合わせてネタがあるので,若い子から大人の方まで話を盛り上げられます!
4Gamer:
そうなんですね,アウトドアもですか。
佐久間さん:
はい,バイクが好きなのでいろいろなところに遊びに行ったりします。
4Gamer:
それはすごい! ではまず,事前に大好きだとお聞きしていたアニメや漫画について聞いていきましょう。これまでで印象深い作品があればぜひ教えてください。
佐久間さん:
思い出はいっぱいあるんですけど,小学校低学年のころは「ベイブレード」(「爆転シュート ベイブレード」)が大好きでした。主人公の名前が「木ノ宮タカオ」なんですが,僕も「タカオ(貴生)」なのですごくうれしかったんです。
おもちゃも大好きでしたが,昔からとにかく「ジャンプ」っ子で,小学校のころは,さっきも出た「ONE PIECE」や「BLEACH」(著者:久保 帯人)などが連載されていた黄金時代でしたね。いや,もちろん今も黄金時代なんですけど!(笑)
4Gamer:
確かにずっと第一線ですし,世界中で人気ですよね。アニメや漫画に関する思い出はありますか。
佐久間さん:
僕はアニメや漫画から“常識”を学んだと思ってます。それこそさっきの「ONE PIECE」の話もそうだし,他人への共感や,人への感謝とかも……ジャンプって道徳だなと思うんですよ。
物語って,主人公の知らないところでも進んでいくじゃないですか。現実社会でも一人ひとりに物語やいろいろな想いがあるというのを,子どもながらに感じたんですよね,ジャンプ漫画から。
4Gamer:
ただお話を楽しむだけじゃなく,そうやってメッセージを汲み取れるのも佐久間さんのすてきなところですよね。ほかに好きだった作品はなにがありますか。
佐久間さん:
「金色のガッシュ!!」(著者:雷句 誠)ですね。ほかにも大好きな作品がありすぎて……子供のころは外でやんちゃに遊ぶ子どもでしたが,絶対に6時には家に帰ってきてテレビをつけてアニメを観る,という生活でした(笑)。
4Gamer:
いろいろな演者さんにお話を聞いていると,そうしたアニメなどから声優という職業を知って興味を持ったという方が多いのですが,佐久間さんはいかがでしたか。
佐久間さん:
当時は音楽だけに向き合っていたので,声優になりたいとは思っていなかったんですよね。ただやっぱり「この声かっこいい!」というのはありました。
本当に好きだったのは朴璐美さんです。とくに「鋼の錬金術師」(著者:荒川 弘)のエドや,「BLEACH」の日番谷 冬獅郎が大好きで……。この人が出る作品は面白い! という信頼感もありましたね。
4Gamer:
ちなみに今,1日お休みをいただいたとしたら何をしたいですか。
佐久間さん:
やりたいことは毎日変わるんですが,映画やドラマを観ることですかね。
4Gamer:
映画いいですね,私も映画が趣味なので盛り上げていきましょう(笑)。どんなジャンルがお好きですか。
佐久間さん:
一番好きなのはマーベル作品です。学生のころから大大大好きで,例えば「アイアンマン」の初期から映画館に行って観てました。映画にハマったきっかけは「ダークナイト」でしょうか。友だちと出掛けていて何気なく観たのがそれで。あまりの映像美とストーリーに引き込まれてしまったんです。
4Gamer:
クリストファー・ノーラン監督ですね! 私もめちゃくちゃ好きです。
佐久間さん:
最近もこの話をしていて,ノーラン監督を知らない人がいたんですよ。「何を観たらいいですか」と言われて,ひとまず「インターステラー」をお勧めしました。「インセプション」や「テネット」になると,話が難解だって思う人もいそうなので……。
「インターステラー」はすべてのシーンに意味があって無駄がなく,誰が観ても面白くて感動できる作品なんじゃないかなと。
4Gamer:
ああ,分かります。私も趣味で映画レビューを書くのですが,「インターステラー」を劇場で観たあと,もうこれ何も言うことないなと思って,逆に何も書けなくなりました(笑)。
佐久間さん:
そうなんですよね。ちなみに,Fo'xTailsのファーストアルバムのタイトルは「インセプション」ってつけました。
4Gamer:
えっ,そこから来てるんですか!
佐久間さん:
はい,バンドではいろいろなジャンルをやっていたのと,「みんなを夢の中に引き込みたい」という想いがあったんですよ。ちなみに「インターステラー」は公開から10年経ったらしくて,最近また劇場公開してるんですよね。
4Gamer:
そうなんですよ,もう10年経ったんですよね……。最近気づいたんですが,「マトリックス」なんてもう25年前なんですよ! 最近見直す機会があったんですが,あまりにも完成されていてあらためて驚きました。
佐久間さん:
本当に面白い作品って,時代は関係ないですよね。映画やドラマなどの映像作品は,そういうところも魅力だなと思います。
4Gamer:
では,ほかに好きな作品をあげるなら? 感動系や恋愛系なども聞いてみたいです。
佐久間さん:
感動系なら「ワンダー 君は太陽」という作品がすごく好きです。実話に基づいたストーリーなんですが,その重さを感じさせないくらい明るい雰囲気で。あと恋愛映画だとめちゃくちゃ好きなのがあって……過去に戻るやつで……。
4Gamer:
「アバウト・タイム」(「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」)ですかね?
佐久間さん:
それです!(笑) SFではあるけどSF感はあまりないし,恋愛映画ではあるんですけどそれだけじゃないんですよね。
4Gamer:
ですね,あれは人生と愛の映画だと思います。お父さんがまた良くて……。劇場で観たんですが,嗚咽レベルで泣いた記憶があります(笑)。
佐久間さん:
ですよねー。まだ観たことのない人は,いろいろ調べずに観てみてほしいです!
4Gamer:
アクション系だとやっぱり,マーベル一択ですか。
佐久間さん:
あ,でもゾンビ映画も好きです。ハラハラ系が大好きで,ゾンビ系で一番誰が観ても面白いと言ってもらえそうなのは「ワールド・ウォーZ」でしょうか。
4Gamer:
ゾンビが全力疾走するやつですよね,当時めちゃくちゃ話題になりました。ブラッド・ピットの……。
佐久間さん:
ですです,ストーリーも面白くて。あとブラッド・ピットで思い出しましたけど,「ファイト・クラブ」も大好きです。
4Gamer:
デビッド・フィンチャー監督ですね。あれも好きな人多いですよね! ……それにしても,このペースでお話していると映画ネタが終わらなそうなので(笑),ここで「人生の1本」をあげてみてほしいです。
佐久間さん:
選べない……!(笑) マーベルだと全部になっちゃうし,難しいな。でもやっぱり1本あげるなら「インセプション」ですね。
この映画は「これが正解」というのがストーリーにない作品だなと思っていて。人間,誰しも葛藤がありながらそれを乗り越えていかなきゃいけなくて,でもそれを選ぶのは自分なんですよね。自分にとっての正解は誰かの正解ではない。そんなことを感じました。
4Gamer:
なるほど。では,好きなヒーローは?
佐久間さん:
スパイダーマンです! たくさん作品がありますが,あえてお勧めするなら「スパイダーマン:スパイダーバース」です。CG映画なんですが,吹き替えの声優さんがとにかく豪華なので,字幕もいいけどぜひ吹き替えで観てみてほしいです。
シリーズ映画の主役は榎木淳弥さんが演じられているんですが,「スパイダーバース」は小野賢章さんが主役です。賢章さんもマーベルがお好きだったみたいで,インタビューでもすごくうれしかったと書かれてました。それを見て,僕もいつか……! って思いました。
4Gamer:
では,続けてゲームについてお聞きしていきましょう。
佐久間さん:
任せてください!(笑) ゲームは子どものころから好きで,とくにハマったのは「ポケットモンスター」です。当時は今みたいにオンラインでできることもあまりなかったので,ポケモンセンターに行ってチケットをもらって伝説のポケモンを捕まえるみたいな。今でも好きなので,全種類遊んでます。
4Gamer:
それはすごい! では,大人になってからよく遊んでいるゲームはほかにありますか。
佐久間さん:
「スプラトゥーン」とか,「Apex」(「Apex Legends」)は好きでよく遊びますね。あと,ここ最近は何を一番やってるかなって考えたら,「ニケ」(「勝利の女神:NIKKE」)でした。
4Gamer:
おお,「ニケ」ですか! 人気ありますよね,私もちょうど友人から「面白いよ」と言われたところでした。露出度が高いキャラもいるけど,それだけじゃないんだよ! という。
佐久間さん:
そうなんですよ! 広告でもそういう感じのをよく見るし,そこから入る人もいるかもしれないんですけど,ストーリーがとんでもないくらい面白いんです。これから始める人は,まず初っ端でめちゃくちゃ衝撃を受けると思います。
設定はSFなんですが,映画のような世界観で,とにかくストーリーとキャラがすごく良いです。もとは韓国なんですが,クオリティがあまりにも高すぎて……。
4Gamer:
キャラデザはキム・ヒョンテ氏なんですね。そりゃかわいいわけだ……。
佐久間さん:
そうなんです。あえて本作の弱点を言うとすれば,容量が大きいところでしょうか。でもこれだけのグラフィックスだしなと。
リリースから2年経ちましたが,デイリーは欠かさずやってます。もうあまりにも良い作品なので,積極的に公言していこうと思ってます(笑)。キャラは女性ばかりですが,どの声優さんも素晴らしくて……。
4Gamer:
いいですね。お気に入りのキャラはいますか。
佐久間さん:
いっぱいいるので2人あげてもいいですか? やっぱり僕は昔からかっこいいキャラが好きなので,かっこよさで選ぶならレッドフードです。赤髪で大人のお姉さんって感じなんですが,少年漫画の主人公みたいな性格なんですよ。
逆に「女の子!」って感じで好きなのは,バイパーですね。見た目ギャルみたいな感じなんですけど。
レッドフード |
バイパー |
4Gamer:
どちらもすてきですね!
佐久間さん:
フィギュアが欲しいんですが,まだ手に入れられてないんです。でももうすぐ一番くじが発売されるので,ちょっと勝負しにいこうかなと思ってます。
4Gamer:
ちなみに,他作品でフィギュアやグッズを集めるなどの推し活はされていますか。
佐久間さん:
少し話は戻っちゃいますけど,それこそマーベル作品のフィギュアとかはよく買います。「ポケモン」もぬいぐるみとか,かわいいガチャガチャがあればすぐやっちゃったり。
4Gamer:
そうすると,これまでの人生を通して一番好きなゲームはやっぱり「ポケモン」ですか。
佐久間さん:
そうですね,でも同じくらいにめちゃくちゃ好きなのが「バイオハザード」なんですよ。シリーズをとおして好きなんですが,自分の頂点は「バイオハザード6」です。歴代の主人公たちが集結してストーリーが進んでいくんですよね。
4Gamer:
まさに「アベンジャーズ」じゃないですか!(笑)
佐久間さん:
そうです。僕は基本的にアクションが好きなんですけど,ちょっとしたホラーとかハラハラする展開がすごく好きなんだと思います。「バイオハザード」はゲームだけじゃなく,映画も全部観てますね。
4Gamer:
確かに,ハリウッド版の実写映画もありましたよね。
佐久間さん:
はい。もう,「バイオハザード」は1つの作品としてものすごく好きです。これに限らずですが,僕は本当にゲームも好きなので,休みがあったら夜から次の日の朝くらいまでゲームしちゃうかも(笑)。
今は遠くに住んでる友人とか,ゲーム内フレンドとかとオンラインで一緒に遊べるじゃないですか。雑談しながらゲームするのがすごくよくて,もうちょっとしたらゲーミングPCが欲しいなと思ってます。
4Gamer:
そうなったらますますハマりそうですね(笑)。ゲーム配信もしてほしいです。
佐久間さん:
そうなんです,やりたいんですよ。僕は1人でも延々としゃべっていられるタイプで,これが好きであれも好きで……ってずっと言えるから,ぜひ挑戦してみたいなって思ってます。
休日は何をして過ごす?
インスタにある衝撃の写真とは……
4Gamer:
ほかに,お休みの日にやることといえば何がありますか。
佐久間さん:
急に人が変わりますけど,家事してます(笑)。水回りの掃除して,普通に部屋の片付けとか断捨離とか。
4Gamer:
めちゃくちゃ部屋が綺麗そうですね……。
佐久間さん:
いや,すぐ散らかすタイプなんですよ。もともと服とかそこらへんに脱ぎ捨てちゃうタイプなので,休みの日はそれの精算をしている感じです(笑)。あと,自炊も結構しますね。
4Gamer:
お料理いいですね,得意なメニューはありますか。
佐久間さん:
うーん,カレーはやっぱり簡単でいいですよね。でもちょっとこだわり持っちゃうタイプなので,甘いカレーが好きなのもあって生クリーム入れたりアレンジします。
あと最近作ってすごくおいしかったのは,砂肝のアヒージョでした。砂肝って,中まで火を通すのに時間がかかるんですよ。アヒージョなら簡単だしいいなと思って,じゃがいもやキノコと一緒に作ってみました。
4Gamer:
「アヒージョを作ろう」と思うのが,ちゃんと料理をしている人のそれだと思います! 記事に載せたいので,あとでぜひ写真をください。
それと,写真と言えばなんですが,インスタで見た女装が大変気になりまして……。めちゃくちゃ可愛くないですか!?
佐久間さん:
ありがとうございます(笑)。ハロウィンライブのときのですね。どうせやるならしっかりやろうと思って臨みました。
4Gamer:
いや,本当にびっくりしました。ちなみに佐久間さんは,ご友人やお仕事相手など周りからどんな人だと思われていると思いますか。
佐久間さん:
昔からの友人には,いい意味でも悪い意味でも「常識知らず」って言われます(笑)。あと,友人兼仕事仲間からは“兄貴”的な存在って言われますね。性格がすごく男っぽいというか。
そういえば,今一緒に仕事をしているスタッフからは「物知り」の反対の「物知らず」って言われました(笑)。
4Gamer:
今日,私が数時間お話してみて思ったのは,やっぱりジャンプとかの少年漫画に出てくる主人公っぽいなということでした。それこそ,苦労も楽しんだり常に前向きだったりするところが。
佐久間さん:
それはよく言われますね。「物知らず」なのも,ちょっと抜けてる主人公みたいな(笑)。
僕,「金色のガッシュ!!」のヴィンセント・バリーが好きなんですよ。彼は魔物なんですけど,いろいろな相手と戦っていくなかで成長するんですよね。それがすごくかっこよくて……僕はやっぱり,男女問わず“かっこいい”人が好きです。見た目ではなく,性格や生き方として。僕自身はそういうのに憧れますね。
4Gamer:
人間関係で大切にしていることや,心がけていることはありますか。
佐久間さん:
思いやりですね。まず相手の立場に立って考えてみることです。誰かに八つ当たりされたら嫌だけど,ただ衝突するんじゃなくて,どうしてこの人はイライラしてるんだろうって寄り添うというか。思いやりを持ったうえで,言わなきゃいけないことはしっかり言うのを大切にしています。
4Gamer:
冒頭でも話しましたが,以前の合同インタビューでの佐久間さんの振る舞いが,とても印象的だったんですよ。誰かが発言に詰まったりすると助け舟を出したり,話を盛り上げたり,周りをよく見ていてすごい人だなと。
佐久間さん:
ありがとうございます(笑)。確か,あのときはインタビューが初めての子もいたんですよ。すごく悩んでたし緊張していたから,僕やほかのみんなと励ましてました。
4Gamer:
そんな佐久間さんが,これまでの人生で一番感謝していることは何ですか。
佐久間さん:
やっぱり親ですね。歌が下手だと言われてた時期も,母だけはずっと応援してくれてたんです。ずっと味方でいてくれることに対してはすごく感謝してます。「大丈夫」と言ってくれてたおかげで今の自分があるので……。
4Gamer:
ぜひ,この記事も届くといいですね。将来的にやってみたいことや夢はありますか。
佐久間さん:
原点は音楽なので,大きな会場でライブがしたいです。……でもそう思ってから,大きな会場って何だろうと考えたんですよ。武道館とか東京ドームとか横浜スタジアムとか頭に浮かぶけど,ただ大きいだけじゃ駄目なんじゃないか? と。「ここでしかできない演出」とか「ここにしか来られない人のために」とか,明確なものが必要なんじゃないかって。
それで僕は,誰もやったことがないところでやりたいと思いました。それは大きさかもしれないし,場所かもしれない。例えばオープン型の大型トレーラーで走りながら,ライブするのも楽しそうですよね(笑)。そんな,誰もやったことがないライブを佐久間 貴生としてやりたいです。
4Gamer:
なるほど。では,声優としてやってみたいことはありますか。
佐久間さん:
やっぱりヒーロー,主人公ですね。
4Gamer:
では声優として主人公キャラをやるとして,理想はありますか。例えばスポーツ漫画とか,ジャンル的に。
佐久間さん:
バトルアニメです。もしスポーツ漫画なら,逆に2番手とか3番手のキャラがいいです。チームメイトとか,強豪校のライバル選手とか。「ハイキュー!!」(著者:古舘 春一)もすごく好きなんですが,あれはもう全員が主人公ですしね。
4Gamer:
確かに。何となくですが,佐久間さんはそれこそ外国映画や海外ドラマの吹き替えなども似合いそうだなと思いました。
佐久間さん:
あっ,それもやってみたいです! 技術的にはまだまだですけど,もしやれる機会があるならぜひ挑戦したいです。それこそマーベル映画の声優は絶対にやりたいので,ぜひ書いておいてください(笑)。そのときは死ぬほど頑張らないといけませんが……。
4Gamer:
いやいや,そうなってもきっと「楽しんでます!」とおっしゃるんじゃないかなと思います。それでは最後に,読者に向けてメッセージをお願いします。
アーティスト,声優の佐久間 貴生です。2024年10月29日に,ニューシングル「Do & Dive」を出しまして,これからもライブやイベントに力を入れていこうと思っています。
自分主催の何かとか,いろいろやってみようと思いますので,ぜひ遊びにきてくれたらうれしいです。声優としても頑張っていきますので,応援のほどよろしくお願いします!
4Gamer:
本日はありがとうございました!
――2024年11月26日収録
反射で答えて! 一問一答コーナー
Q01.今,一番好きな,またはハマっている食べ物は?
お寿司のえんがわです! たまにスーパーでもパックで売ってたりするので,よく買って食べています。
Q02.実は,◯◯が苦手なんです……!
食べ物だと人参とトマトです。食べ物以外だと,虫がめっちゃ苦手です! とくにあの,黒い……G……。
Q03.ついやってしまう癖はありますか。
ライブとかで汗をかくと,つい髪の毛をバサバサしちゃいます。
Q04. 口癖はありますか。
「そうっすね」。ちゃんと考えてはいるんですが,肯定か否定かよく分からない相槌って言われます(笑)。
Q05.無人島になにか1つだけ持っていくなら?
ガチで答えるならナイフ,僕ならテント。やっぱり屋根があるところで暮らせるってすごく幸せなんですよ,屋根大事です!(笑)
Q06.1億円あったらどうしますか。
カジノに行ってみたいです!
Q07. 行ってみたい場所はありますか?
ボリビアにあるウユニ塩湖です。あの,水面の上みたいに綺麗なところ。
Q08.生まれ変わるとしたら何になりたい?
「また自分になりたい」って言えるようになりたいです(笑)。
Q09. 世界中にいる誰にでも会えると言われたら?
レオナルド・ダ・ヴィンチです! 僕ちょっとミステリーっぽい話とか好きなんですが,ダ・ヴィンチってもう職業がやばいじゃないですか。画家だと思わせておいて,医学や数学や物理学などみんな分かるという。頭の中どうなってるのか,話を聞いてみたいです。
Q10.魔法使いに「願いを3つだけ叶える」と言われたら?
「瞬間移動の能力」,「空を飛べる能力」あと……うーん……めっちゃ悩みますけど,「水を操る能力」!
Q11. 100歳まで生きるとして,肉体と精神の衰えのどちらかを止められるとしたら?
難しいけど,精神ですかね。精神が若いまま,今のままがいいです!
〜おまけ〜
インタビュアーたまおの感じた佐久間さんの印象
お会いするのは数年ぶりでしたが,文中にもあるとおり,とてもサービス精神旺盛で気配りの細やかな印象はまったく変わらずうれしかったです。ちなみにこのインタビューも時間を大幅にオーバーし,予約していた会議室から別の部屋に移って続きを行ったほどでした(映画の話はめちゃくちゃ盛り上がってしまったので,ぜひまたお話が聞けるとうれしいです。フィンチャー新作楽しみですね……!)
楽曲もめちゃくちゃかっこいいので,まだの人は絶対にチェックしてください。業界の方も要注目です。ここに歌ウマな声優さんがいらっしゃいますよー!!
佐久間 貴生さんのXアカウント
佐久間 貴生オフィシャルサイト
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