USJ「ドンキーコング・カントリー」グランドオープン前夜祭を開催。生みの親である宮本 茂氏がドンキーコングと肩を並べるエモーショナルな瞬間も

　大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン（以下，USJ）内の「スーパー・ニンテンドー・ワールド」にて，「PLAY WiLD! アソビの本能，大爆走！」という新テーマを掲げ，任天堂の「ドンキーコング」シリーズを題材とした新エリア「ドンキーコング・カントリー」が2024年12月11日にオープンする。
　「ドンキーコング・カントリー」の開業を祝して，12月10日にはグランドオープン前夜祭を開催。約40名のパフォーマーによるダンスパフォーマンスや，任天堂の代表取締役フェローを務める宮本 茂氏によるセレモニースピーチなどがメディア向けに公開された。

任天堂「スーパー・ニンテンドー・ワールド」紹介ページ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「スーパー・ニンテンドー・ワールド」紹介ページ

生みの親，宮本氏がドンキーコングと肩を並べて登場！

　前夜祭のオープニングには約40名のパフォーマーが登場し，「PLAY WiLD!」をイメージしたダンスを披露した。熱帯雨林の色彩を感じさせる衣装に身を包んだパフォーマーたちが飛び跳ねたり，「PLAY WiLD!」と形作られた電飾の周囲を駆け回ったりとアクティブなダンスで盛り上げる。


　続いて，ジャングル探検家のような衣装の集団が出現。金管楽器やシンバルなど，ゴージャスな色合いの楽器をかき鳴らし，最後はドンキーコングのポーズでパフォーマンスを締めくくった。


　オープニングアクトを終えると，ユニバーサル・ディスティネーション＆エクスペリエンス会長兼CEOのマーク・ウッドベリー氏，ユー・エス・ジェイ社長CEOのJ.L.ボニエ氏，俳優の福原 遥さん，そして宮本 茂氏が登壇。さらに，「ドンキーコング・カントリー」に出現するドンキーコングもステージに姿を見せた。


　登壇者がそれぞれが持つ「KONGレター」を中央に寄せて，「KONG」の4文字が完成すると，それまで暗闇に包まれていた背景が一瞬にして光り輝いた。エリアの後方にそびえ立つ，巨大な「黄金のしんでん」を麓からライトアップ。本来の姿を見せた「ドンキーコング・カントリー」の夜景に盛大な拍手が送られた。


　セレモニースピーチでは，ウッドベリー氏が新アトラクション「クレイジー・トロッコ」について，「途切れたレールをジャンプしたり，タル大砲から飛び出てきたりと冒険いっぱいのアトラクション。ご家族の皆さんで一緒にハラハラドキドキ体験を共有いただける，新進気鋭のファミリーコースターです」と語った。

　一方，J.L.ボニエ氏はUSJのワールドワイド展開に言及。「スーパー・ニンテンドー・ワールドは2021年の日本開業を皮切りに，2023年にユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでもオープンし，世界中からゲストが訪れています」と盛況ぶりをアピールした。


　宮本氏は生みの親であり，長年にわたる付き合いとなったドンキーコングについて，「1981年にゲームセンターのゲームのために作りましたが，その後はファミコンやゲーム＆ウオッチ，そして今はNintendo Switchに至るまで，いろいろなシリーズの展開をしてきました」としみじみと語る。また，新エリアには「本当にリアルで感動しています」と評した。


　福原さんは隣に並ぶ巨大なドンキーコングに視線を向けつつ，「ドンキーコングのゲームは昔から家族で本当にたくさん楽しんでいたので，今回初めてドンキーコングとお会いできて，ハグまでしてもらっちゃって，すごくうれしかったです」と話していた。


　スピーチを終えると，「レッツ，プレイワイルドー！」の掛け声と共に全員で片手を掲げて前夜祭を締めくった。


　ますます盛り上がりを見せる「スーパー・ニンテンドー・ワールド」。USJを訪れた際には，ぜひ新たなエリアもチェックしてほしい。

任天堂「スーパー・ニンテンドー・ワールド」紹介ページ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「スーパー・ニンテンドー・ワールド」紹介ページ