USJの新エリア「ドンキーコング・カントリー」は，いよいよ明日オープン。新アトラクション「クレイジー・トロッコ」やエリアの見どころを紹介

　大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン（以下，USJ）内の「スーパー・ニンテンドー・ワールド」にて，2024年12月11日から「ドンキーコング・カントリー」が新たに登場する。


　「ドンキーコング・カントリー」は，30年以上の歴史を誇る任天堂の「ドンキーコング」シリーズの世界設定をアトラクションはもちろん，背景の置物やキャラクターなどで表現した新たなエリアだ。公式発表によると，「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の敷地面積は約1.7倍に拡張される。

　ほかのエリアからも見える山のように巨大な「黄金のしんでん」を筆頭に，原作さながらのスリルを味わえるライド・アトラクション「クレイジー・トロッコ」，クランキーコングやランビといったキャラクターも登場し，シリーズファンもしっかり楽しめそうだ。


　そんな「ドンキーコング・カントリー」のオープンに先がけて実施されたメディア向け体験会に参加してきたので，新たに分かった情報を主に紹介していこう。

任天堂「スーパー・ニンテンドー・ワールド」紹介ページ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「スーパー・ニンテンドー・ワールド」紹介ページ

背景の細かい部分にも「ドンキーコング」が満載！

　「ドンキーコング・カントリー」へと続く玄関口から足を踏み入れると，「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の雰囲気がガラリと変わり，熱帯雨林のような光景が広がっていた。


　玄関口から正面には「KONG」の看板が目を引くドンキーの住処があり，入り口のオブジェや植栽と相まって，一気に「ドンキーコング」の世界観に引き込まれる。


　さらに左手奥には，巨大な「黄金のしんでん」と「クレイジー・トロッコ」が見える。さらにレールにはおなじみのタル大砲が設置されており，どのようなギミックがあるのか，入り口の時点で大きく期待が膨らむ。

　エリア内に足を踏み入れると，原作では4つの文字を集めたときに1UPなどの効果がある「KONGレター」の「K」を発見。ゲームと同様，隠しアイテムを探す体験ができるようだ。


　続いて案内されたのは，グッズショップの「ファンキーコングのフライ・アンド・バイ」。店内はすべてが「ドンキーコング」グッズで占められており，見渡す限りのほとんどをドンキー，ディディー，タル，バナナといった要素で埋め尽くしていた。


　その後，最注目のライド・アトラクション「クレイジー・トロッコ」を試乗することに。待機列は巨大な「黄金のしんでん」内を並ぶことになるが，途中に数多くの仕掛けや展示物が用意されている。


　また，「黄金のしんでん」の入り口にはドンキーの足跡がいくつも残されている。「KONGレター」と同じく，思わずどこまで足跡が続いているのか探したくなること請け合いだ。


　内部を進んでいくとクランキーコングとスコークスがお出迎え。軽快なやり取りを音声で聞くことが可能だ。クランキーコングは安楽椅子を揺らしながら口元が動き，スコークスもまるで生きているかのように動く。


　そのうえ，「黄金のしんでん」の壁面にはバナナを崇めるような壁画や，初代「ドンキーコング」のステージを彷彿とさせる壁画が描かれ，待ち時間を飽きさせないための工夫が凝らされていた。


　「クレイジー・トロッコ」のコースターは，ゲーム内のトロッコを彷彿とさせる無骨な外観で，乗る前から期待が高まるデザインだ。そして，いざ乗り込んでみると最初の速度はゆっくりだったのが，外から見えていたタル大砲のレールに差し掛かると一気にスピードアップ！


　コースターはぐんぐん進み，原作さながらの分かれ道やジャンプしないと越えられないような崩れた道をスピーディに駆け抜ける。ヒヤリとする場面ではコースターがガクンガクンと左右に揺れ，レールを切り換えていた。
　「クレイジー・トロッコ」はただハイスピードなだけではなく，左右の激しい動きも体感できるライド・アトラクションだ。

　また，コースター上から見える背景の随所にもドンキーやディディーの臨場感たっぷりなオブジェが出現し，ゲーム内のトロッコに乗っているかのような気分になれる。骨の髄まで「ドンキーコング」の世界を味わえるだろう。

　試乗後には「クレイジー・トロッコ」をモチーフとしたデザインの「DKワイルドドック」，ゲーム内で投げたタルが割れる瞬間を表現した「DK クラッシュサンデー 〜トロピカルバナナ・フレーバー〜」が取材陣に提供された。

（左から）「DKワイルドドック」と「DK クラッシュサンデー 〜トロピカルバナナ・フレーバー〜」

　「DKワイルドドック」はその名のとおり，豪快なソーセージの食感が楽しめるホットドッグ。「DK クラッシュサンデー 〜トロピカルバナナ・フレーバー〜」はバナナオーレに南国フルーツの風味を加えた独特なスイーツだ。両メニューはドンキーの住処の裏手にある「ジャングル・ビート・シェイク」で購入できる。

自由に動き回るドンキーと写真撮影ができる!?

　体験会の当日は雨天だったために実施されなかったが，通常営業時には「ドンキーコングとのミート＆グリート」が予定されている。エリアの玄関口からほど近いドンキーの住処の麓に出現し，タイミングが良ければ豪快なドラミングも披露してくれるかもしれない。


　ドンキーの住処の左手側には体感型リズムアクティビティ「ランビのジャングル・コンガ」が設営されている。これも体験会ではお披露目されなかったが，2個1組のコンガをライトの点滅に合わせて叩き，制限時間内にクリアできたら，コンガが並ぶ中央の木箱からランビが出現する。


　さらに「スーパー・ニンテンドー・ワールド」で追加体験ができたり，Nintendo Switchの「amiibo」としても使えたりする「パワーアップバンド」（有料）に，ドンキーコング版とディディーコング版が登場。エリア内のあちこちに刻印された「DK」と書かれたマークにタッチすると，何かが起きるそうだ。

右端の「DK」「DD」と印字されたものが，新たに登場する「パワーアップバンド」だ

　今回の体験会ではドンキー，ディディー，クランキー，ランビ，スコークスを発見できたが，さらにディクシーとチョップス先生もエリア内にいるのだとか。USJを訪れた際には「KONGレター」や「パワーアップバンド」スポットと合わせて，ぜひ探してみてほしい。

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