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「桜井政博のゲーム作るには」制作費約9000万円で収益はゼロ。新たなゲームタイトルの企画を進行中であることもサラッと公開。最終回で明らかに
「桜井政博のゲーム作るには」は,「星のカービィ」シリーズや「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズを手掛けた桜井氏が,ゲーム作りのノウハウを解説するチャンネルだ。最終回となる今回はチャンネル開設に至るまでの制作背景が語られた。いわば「桜井政博のチャンネル作るには」であるとされ,ゲーム作りではなく動画作りについて語る特殊な回となっている。
まず桜井氏は番組冒頭で,これまで公開されてきた動画が2年半も前に収録されたものであったことを明かした。本チャンネルの動画は,2021年10月下旬から2022年4月までにできた余暇を利用してまとめて収録されていた。立て続けに仕事をこなす桜井氏にとって,この余暇は「最初で最後のチャンス」である予感がしたという。大きなゲーム業界において自分が貢献できることは何か,と考えた結果のチャンネル開設だった。
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まとめ番組と「ゲームセンターCX」コラボを除く全256話の原稿を事前に書き上げていたため,動画数や内容は最初から最後まで決まっていたとされている。原稿の累計文字数は約30万文字。これは「タクティクスオウガ リボーン」のテキスト量に匹敵する数だ。現行制作からトーク部分の撮影,ゲームの映像収録まで桜井氏自身が行ったという。
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任天堂の許可を得たうえで制作は進行し,動画編集はHIKE,オープニング・エンディングの楽曲は「世界樹の迷宮」などで知られる古代祐三氏,翻訳は「UNDERTALE」などのローカライズを行ったハチノヨンが担当したことが明かされている。
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投稿した動画のほとんどが99%以上の高評価を獲得した。外部と連携した動画の製作費は約9000万円にものぼるとのことだが,収益化しておらず収入はなんとゼロ。「未来のゲームを少しでも良くするための投資」だと桜井氏は考えている。
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番組はこれで終了し,今後続きを作る予定はないが,本チャンネルは柔軟に使っていくとのことだ。まとめ番組も順を追って投稿される。
また桜井氏が新たなゲームタイトルの企画を進行中であることも触れられた。この企画については「もしちゃんと作れていればいずれ発表される」とのことなので楽しみに待とう。桜井氏の今後の活動にも注目だ。
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このほかにも,動画制作時の桜井氏の一日のスケジュールや撮影時の苦労話,動画に関するさまざまなデータが公開されているので,気になる人は動画をチェックしてみよう。
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※画像は動画をキャプチャしたものです
「桜井政博のゲーム作るには」最終回スペシャル
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