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イタリアントマトがJPiXの傘下へ。「カイの冒険」で女神イシターもオススメしていたイタリア料理店,バンナムHDも株式譲渡
イタリアントマトは,ナムコ(当時)がワールドグローリーから買収した飲食店事業をもとに,1987年に設立した法人だ。「カイの冒険」でイシターが「デートだったら イタリアントマトが さいこうよ」と語っていたことや,「リッジレーサー」や「ファミスタ64」でのカメオ出演,ナムコ・ワンダーエッグに併設されていたことなどを覚えている人も多いだろう。
2005年のバンダイとナムコの経営統合および事業再編にあたり,ナムコの一部持株が売却されて以降は,キーコーヒーの連結子会社となっていた。
キーコーヒーのIR情報によると,バンダイナムコホールディングスの保有株は1月12日にキーコーヒーへ譲渡され,合算した株式が1月31日にJPiXへ譲渡されるとのこと。ナムコの設立したイタリアントマト法人が,間もなくバンダイナムコグループの手からも離れることとなる。
JPiXはプレスリリースにて,「イタリアントマトが長きにわたり築いてきたブランドを引き継ぎ、事業基盤を活かしつつ長期的視野に立った様々な経営支援を掛け合わせることで、お客様に愛される商品・店づくりと同社の更なる成長・発展を実現させていく所存です」と述べている。
株式会社イタリアントマトの株式譲受に関するお知らせ
株式会社日本共創プラットフォーム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:冨山和彦、以下「JPiX」)は、株式会社イタリアントマト(以下「イタリアントマト」)の株式の過半を、キーコーヒー株式会社及び株式会社バンダイナムコホールディングスを含む既存株主より譲り受ける株式譲渡契約を締結しましたので、お知らせいたします。株式の譲受完了は1月末頃を予定しております。
イタリアントマトは1987年の創業以来、40年近くに亘ってイタリアンレストラン・カフェ業態を中心とした事業経営を行い、現在では全国に109店舗(1)の直営及びフランチャイズの店舗を展開しております。自社工場で作られる生ケーキと店舗にて調理するパスタを主力商品として、幅広い年代のお客様から支持されております。また、香港ではケーキショップを37店舗(1)展開し、海外においてもイタリアントマトのブランドが浸透しております。
JPiXは、イタリアントマトが長きにわたり築いてきたブランドを引き継ぎ、事業基盤を活かしつつ長期的視野に立った様々な経営支援を掛け合わせることで、お客様に愛される商品・店づくりと同社の更なる成長・発展を実現させていく所存です。
食関連産業、特に外食サービス業は、刻々と変わりゆく外部環境への対応力が求められるとともに、生産性・付加価値向上の観点でのCX及びDX適用可能性、伸び代の大きい産業と認識しております。わたくしどもJPiXとしては、食分野においても、グループのノウハウを活かして業界全体の変革・成長に資する仕組み・ベストプラクティス構築を目指してまいります。
(1) 店舗数は2023年11月末時点
【JPiX説明】
株式会社日本共創プラットフォーム(JPiX)は、長期的視点での経営支援を伴った出資により事業の成長を支援する投資・事業経営会社です。投資ファンドと異なり、買収後の売却を前提とせず、10年先、20年先の事業の将来を創造することにコミットする組織です。国内の金融機関(政府系金融機関含む)、事業会社に出資頂いており、製造業や医療機関、交通機関、宿泊施設など、地域経済を担う企業へ出資し、その成長をサポートいたします。
日本共創プラットフォーム(JPiX)サイト:https://japanpix.co.jp/
イタリアントマト公式サイト
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