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WebXの「PlayMining」ブースで,廃棄物選別ゲームと電柱撮影ゲームを確認。ブロックチェーンゲームによる社会課題の解決を目指す
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印刷2023/07/26 17:11

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WebXの「PlayMining」ブースで,廃棄物選別ゲームと電柱撮影ゲームを確認。ブロックチェーンゲームによる社会課題の解決を目指す

 2023年7月25日から26日に,東京国際フォーラムで開催されているWeb3カンファレンス「WebX」には,さまざまなブロックチェーンゲームが展示されている。本稿では,その中からGameFiプラットフォーム「PlayMining」外部リンク)のブースを紹介しよう。

画像集 No.002のサムネイル画像 / WebXの「PlayMining」ブースで,廃棄物選別ゲームと電柱撮影ゲームを確認。ブロックチェーンゲームによる社会課題の解決を目指す

 Digital Entertainment Asset(以下,DEA)が運営するPlayMiningでは,「JobTribes」や「麺屋 ドラゴンラーメン」などPlay to Earn(遊んで稼ぐ)型のブロックチェーンゲームが多数配信されている。

 同社は以前から「ゲーミフィケーション&インセンティブで社会課題を解決」というキャッチコピーを掲げているが,正直なところこれまでのタイトルでは,社会課題との関連が分かりづらい部分もあった。

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 PlayMiningプロジェクトは2023年3月24日,GameFi(ブロックチェーンゲーム,NFTゲーム)プラットフォーム「PlayMining」の事例発表会を都内で開催した。プロジェクトの概要とサードパーティ戦略,そして実際に参入しているサードパーティの事例が紹介された。

[2023/03/28 18:34]

 一方でWebXのブースには,社会課題の解決につながると明確に実感できそうなブロックチェーンゲームが並んでいた。

画像集 No.004のサムネイル画像 / WebXの「PlayMining」ブースで,廃棄物選別ゲームと電柱撮影ゲームを確認。ブロックチェーンゲームによる社会課題の解決を目指す
画像集 No.005のサムネイル画像 / WebXの「PlayMining」ブースで,廃棄物選別ゲームと電柱撮影ゲームを確認。ブロックチェーンゲームによる社会課題の解決を目指す

 1つ目が「ぼくとわたしの電柱合戦 電柱ガールと鉄塔ボーイ」だ。電柱や鉄塔などの「電力アセット」を活用した参加型社会貢献コンテンツとなっており,東京電力パワーグリッドをパートナーに迎えて展開される。2024年初頭にテストバージョンが登場予定だ。
 プレイヤーはゲームを楽しみながら電力アセットを撮影し,それが設備異常の早期発見という社会貢献につながっていくとのこと。

 そして2つ目が,廃棄物問題の解決に貢献できる「Sort to Earn(選別して稼ぐ)」ゲームだ。

右がプレイ画面で,左が廃棄物処理場の様子
画像集 No.001のサムネイル画像 / WebXの「PlayMining」ブースで,廃棄物選別ゲームと電柱撮影ゲームを確認。ブロックチェーンゲームによる社会課題の解決を目指す

 廃棄物処理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるRita TechnologyとDEAが共同で開発中のタイトルであり,ブースではRita Technologyの担当者から話を聞くことができた。

 このゲームでは画面に映った廃棄物を,クレーンゲームのような感覚で選別していく。今回は「プラスチック」「ペットボトル」「木」「紙」の4種類が属性として用意されていた。そしてプレイヤーは働きに応じて,PlayMiningが発行する暗号資産DEAPcoinを受け取れるのだ。

 Rita Technologyは2019年に,AIを搭載した廃棄物選別ロボット「URANOS」をグループ会社であるウエノテックスと共同で発売している。ならば,すべてをAIに任せられないのかと尋ねてみたところ,人間が目視で確認したほうがいい状況も存在するとのことだった。

 しかし,廃棄物処理場は悪臭がひどいので人員のリモートワークを進めていくことになり,PlayMiningとの組み合わせが労働力不足の解消に役立つと考えたそうだ。国内のゲーマーもターゲットにしているが,暗号資産はグローバルなので,賃金の安い国の労働者がプレイすることも期待しているという。

 各タイトルの詳細は,以下のリリース文も参考にしてほしい。

DEAPcoin(DEP)を発行するDEA、「電力アセット」を活用した参加型社会貢献コンテンツの検討を目的とした東京電力パワーグリッドとGGGとのMOUを締結!
2024年初頭に試験運用開始予定、インフラ企業が抱える課題の解決を目指す

シンガポールを拠点にグローバルでGameFiプラットフォーム事業を展開するDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(本社:シンガポール、Founder&CEO:吉田 直人、Founder&Co-CEO:山田 耕三、以下、DEA)は、東京電力パワーグリッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 社長執行役員:金子 禎則、以下、東電PG)とGreenway Grid Global Pte.Ltd.(本社:シンガポール、代表取締役社長:芝 和彦、以下、GGG)と「電力アセット」※1を活用した参加型社会貢献コンテンツの検討に向けたMOUを締結しましたので、お知らせいたします。

DEAとGGGは本発表に先立ち、2023年3月にMOUを締結しており、今回新たに東電PGをパートナーに迎え、3社が持続可能な社会の実現を目指し、WEB3.0の技術を掛け合わせた課題解決について協業検討することを目的としています。新たに開発検討するコンテンツは、「共に持続可能な未来を創る」をコンセプトに、利用者がコンテンツを楽しみながら、インフラ企業が抱える課題の解決を目指すものです。

プレイヤーがゲームを楽しみながら、身近なインフラ設備の保守に協力することで、設備異常の早期発見などの社会貢献に寄与します。また、プレイ内容に応じてトークンを獲得(Play to Earn)したり、電力アセットNFT※2を活用したりすることで、よりゲームを楽しむことができる仕組みも検討しております。

GGGは、世界的に拡がっているWEB3.0をチャンスと捉え、電力アセットNFTを制作・販売すると共に、電力アセットNFTを用いた「新たな価値」を付加させる仕組みを引き続き検討してまいります。

DEAは、「誰もが未体験のWeb3エンターテイメント」と「持続可能な社会貢献」の同時達成をPlay to Earnで実現することを目指し、ゲーム開発を主導します。

東電PGは、電力アセットの新たな活用方法をパートナーと共に創造することで、お客さまの身近に存在する電力アセットを通じた新たな価値提供と設備の保守・保全の効率化を目指します。

今後、3社は、詳細な検討を進めるとともに、2024年初頭に日本国内での試験運用開始を目指してまいります。

※1 電力アセットとは電柱や鉄塔などの東電PGが所有している設備の総称
※2 電力アセット画像をNFT技術で電子化したもの
電力アセットNFT(鉄塔カード・電柱カード)の販売について(2023.3.31)
https://www.tepco.co.jp/pg/company/press-information/press/2023/1665086_8618.html

DEAPcoin(DEP)を発行する「PlayMining」、廃棄物処理のDXを進めるRita Technology株式会社と共同で遠隔操作技術を活用した社会課題解決型ゲームの開発に着手!
ゲーム感覚で楽しみながら廃棄物問題の解決に貢献できる「Sort to Earn」ゲームを企画

シンガポールを拠点にグローバルでGameFiプラットフォーム事業を展開するDigital Entertainment Asset Pte. Ltd. (以下、DEA)は、廃棄物処理のDXを進めるRita Technology株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役 上野光陽 以下、Rita Technology)と共同で、遠隔操作技術を活用した社会課題解決型ゲームの開発に着手したことをお知らせいたします。

Rita Technologyは深層学習、マシンビジョン、IoT、クラウドなど、様々な技術を組み合わせてお客様のニーズにマッチするシステムを開発している企業です。2019年には日本初となる国産AIを搭載した廃棄物選別ロボット「URANOS(ウラノス)」をグループ会社であるウエノテックス株式会社と共同で開発、発売いたしました。

一方、DEAは2020年5月26日にGameFiプラットフォーム「PlayMining」のサービスを開始し、2023年6月現在で全世界100カ国以上、270万人を超えるユーザーを有しています。DEAは直近、GameFi事業を運営する過程で蓄積した「トークンインセンティブ×ゲーミフィケーション」の知見を様々な社会課題解決に活用する取り組みに着手しています。

DEAとRita Technologyは今回、新しいテクノロジーを活用して社会課題の解決を目指す方向性に共鳴し、DEAのWeb3の知見、Rita TechnologyのAI・遠隔操作の技術という双方の強みを活かして、新しい社会課題解決型ゲームの開発に取り組むことで合意しました。

DEAとRita Technologyで開発を進める社会課題解決型ゲームは、ユーザーがクレーンゲーム感覚で廃棄物の選別を体験でき、ゲームプレイによってDEAPcoin(DEP)を獲得できるPlay to Earnの要素を持つことに加え、実際の廃棄物処理場に設置されたロボットアームと連動し、遠隔操作で廃棄物の仕分けを実際に行うモードを備えることが予定されています。詳しいゲーム内容は追って公開する予定です。

Rita Technology 代表取締役 上野光陽 氏 のコメント

廃棄物の選別作業はリサイクルを進める上で非常に重要な作業にもかかわらず、キツい・汚いというイメージから廃棄物処理業界では労働者不足に悩まされています。ゲームをしながら選別作業が行えることで廃棄物処理業界のイメージを変えることやリモートで国内外のプレイヤーがゲームをしながら作業を行うことで労働者不足の解決になると信じています。
DEA社との今後の取り組みにどうぞご期待ください。

DEA Founder & Co-CEO 山田 耕三 のコメント

Rita Technology様は 最先端のITとロボティクスで廃棄物処理問題を始めとする社会課題解決に取り組まれている企業です。日本国内の廃棄物分別の労働力不足という喫緊の課題に対して、明快なソリューションとなるシステムを開発されているお話を聞きPlayMiningが目指すゲーミフィケーションを活用した社会課題解決との完璧なマッチングを予感しました。
今回の取り組みは、日本だけにとどまらず世界中の労働力の需給不均衡を解決する重要な一歩になると考えています。Rita Technology様とPlayMiningの世界をリードする取り組みにご期待ください。

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「WebX」公式サイト

「PlayMining」公式サイト

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