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ソニーグループ,売上高11兆円を超え過去最高を記録。PS5の販売は順調だったが,ゲーム部門は増収減益
発表によれば,金融ビジネス収入を含む売上高は11兆5398億円で,前年度比で16%増。営業利益は1兆2082億円で,前年度比0.5%増とほぼ横ばい。税引前利益は1兆1803億円で,前年度比6%増の増収増益となった。売上高が10兆円を超えるのは初のことで,営業利益ともに過去最高を更新したとのこと。
ゲーム&ネットワークサービス部門を見ると,売上高は3兆6446億円で前年比33%増を記録したが,営業利益は28%減の2500億円で,大幅な増収減益となった。
売上高の増加は,為替の影響とPlayStation 5の販売増によるもので,PS5の前四半期の販売台数は,四半期としては過去最高となる630万台に達し,2022年度通期では1910万台を記録した。懸案だった流通在庫の正常化も進み,全世界で消費者を待たせることなく製品を届けられるようになったという。
ソニーは,引き続きPS5普及加速に務め,2023年度の販売台数は,歴代コンシューマ機史上最多となる,2500万台を目指すとしている。
減益の理由としては,ゲーム開発費の増加や買収に伴う関連費用の計上を挙げている。2022年11月にリリースされた「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」(PS5 / PS4)が英国アカデミー賞「BAFTA Games Awards 2023」で過去最多の6部門を受賞するなど,ヒットを記録。2022年1月に買収したBungieを含むファーストパーティタイトルの売上も,2022年度通期で見ると前年度比41%増(ドルベース)と大きく伸長したものの,増益には至らなかったようだ。
ただ,PS5販売増の好ましい影響がエンゲージメント指標にも表れているという。2023年2月と3月のサードパーティータイトルの売上げは前年同月を上回り,3月のPS全体の月間アクティブユーザー数も前年同月に比べて230万アカウント増加したという。エンゲージメント改善の効果が表れるまでには時間がかかるため,今後の動向を注視していくとのこと。
ゲーム&ネットワークサービス部門では,「Marvel's Spider-Man 2」のリリースも予定しており,また,新規IPの創出や,ゲームタイトルのPC展開,さらにライブゲームサービスの開発強化に努め,2023年度は増収増益を目指すとしている。
ソニーグループ:決算短信・業績説明会資料
2022年度決算説明会資料(pdfファイル)
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