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[台北2023]アナログゲームエリアに唯一出展していた日本のブースに,参加理由や手ごたえを聞いてみる
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印刷2023/02/05 12:50

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[台北2023]アナログゲームエリアに唯一出展していた日本のブースに,参加理由や手ごたえを聞いてみる

 台北ゲームショウ2023には,アナログゲームのエリアが設けられている。単純な大手メーカーの物販スペースというだけでなく,体験スペースも用意され来場者が遊べるようになっており,さらには小規模デベロッパのアナログゲーム販売スペースもある。日本のボードゲーマー向けにざっくり言えば,ゲームショウの一角(しかも同じホール内)が,小さいながらもちょっとしたゲームマーケット状態だ。

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 そんなエリアがあるとなれば,「日本語しか分からないけど,言語依存性の低いボードゲームなら買ってもいいかなぁ」などとうろついてみたら,日本から参加しているブースを見つけたではないか。台北ゲームショウ2023全体を見れば,会場は日本のゲームだらけだし,なんならデジタル版ボードゲームとしてグランディングが「みんなと街コロ」をプレイアブル出展している。
 ただ,アナログゲームエリアには1つだけで,これは気になる。そんなわけで,ブースで話を聞いてみた。

GOTTA2代表の柳川一隆氏。「アジアの大きな国で,SPIELに国費でブースを出していないのは日本だけ。うちでなくてもいいから,もっと国がサポートしてほしい!」とメッセージをいただいたので,ここに書いておく
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 出展していたのは,GOTTA2と妄想ゲームズ☆の合同ブースだ。
 GOTTA2は,日本でボードゲームの開発,製造,販売や,高田馬場にあるボードゲームカフェの運営など,作るところから遊ぶ場所の提供までやっている会社だという。台北ゲームショウへの出展は初めてではなく,ほかにもドイツの「Internationale Spieltage SPIEL」やシンガポールの「Asian Board Games Festival」に出展経験もあり,積極的な活動をしている。

 代表の柳川一隆氏は,「台北に出展したのは,海外の方とコミュニケーションを取って,堅実に商品を売っていきたいから」「簡単に言えば,単なる行商です。売れそうならどこでも行きます!」と,大変分かりやすいコメントをしてくれたのだが,お金のためにボードゲームを作っているかと言えば,もちろん否である。柳川氏はもともとソーシャルゲームの開発者だったが,裏方のいち開発者としてではなく,自分の作ったゲームを面と向かって買ってもらいたい,手渡しで喜んでもらえるほうが気持ち良いと,今の仕事を選んだそうだ。

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 会場では,不思議の国のアリスをモチーフにした「Where am I ? 〜Alice in a Mad Tea Party〜」などを販売していた。お茶会の準備をするゲームなのだが,陶器のミニチュアティーセットを使ったコンポーネントがめちゃくちゃ可愛いので,気になる人は公式サイトをどうぞ。

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 柳川氏からの誘いで,海外イベントに初めて出展を決めたのが,ボードゲームの制作や編集,企画などに携わっている妄想ゲームズ☆代表のH1R0氏だ。

妄想ゲームズ☆代表のH1R0氏。ボードゲーム以外にも,クリエイターグッズの販売やイベントの企画・運営などさまざまな活動をされている
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 出展目的としては,今後の海外展開のきっかけ作りやプロモーションのため。今回は「まずは誘ってもらった台湾に来てみよう」と参加したそうだが,手ごたえを感じている様子だ。
 妄想ゲームズ☆では,日本人なら誰もが知っているお菓子「うまい棒」とコラボしたカードゲーム「うまい棒ソロッタ!!」を販売している。これを見て,同様の形で台湾のIPを載せたゲームはできないかなど,興味を持ってもらえたそうだ。
 海外出展をすることで刺激になり,いろいろなところにも出ていこうと思える。これからも継続的に台湾に来たいと,意欲を見せていた。

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「うまい棒ソロッタ!!」のほか,アークライトからリメイク版がリリースされた「ダブルナイン」,すでに中国で展開されている「セブンヴァイス」や「グラフィティ6」などを販売していた
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「台北ゲームショウ2023」公式サイト

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