同ゲームショウ内で開催されたインディーズゲームイベント「Indie House」のエリアには,アジアや北米,欧州など各地域の独立系スタジオや開発者のブースが70以上並び,さらに過去最多となる35の国と地域から170タイトルの応募があった「Indie Game Award 2023」の受賞8作品,Indie Game Development Awardのコーナーも展開。ほかにもパブリッシャのブースやBtoBエリアにも展示や試遊出展があり,台北ゲームショウ2023自体が,アジアの中でも有数のインディーズゲームイベントだったとも感じる。
本日開幕したゲームイベント「台北ゲームショウ」の会場で,インディーズゲーム業界で注目される「Indie Game Award 2023」の受賞作品が発表された。グランプリにあたる「最優秀インディゲーム賞」に選ばれたのは,イタリアのLKAが制作したサイコロジカルホラー「Martha Is Dead」だった。
その中でも印象的だったのが,台湾のクリエイターやスタジオの作品群。台湾と言えば,世界的に高い評価を得ているアドベンチャーゲームシリーズ「OPUS」や,実写映画化もされたホラーADV「返校 Detention」,任天堂の配信番組「Indie World 2020.12.16」でも大きく取り上げられたパズルゲーム「Carto」に,女性用のパンツ同士で対戦する「Panty Party」など,もともと自由で独創的,そして突き抜けた発想を持ったインディーズゲームが多数生まれてきた地域である。今回,全体で50を超えるタイトルが出展され,それらのゲームも同じく個性的だった。
第二次世界大戦末期の台北の大空襲をテーマに,戦争の恐ろしさと悲しさを伝えるアドベンチャーゲーム「台北大空襲 Raid on Taihoku」。試遊レポートを掲載しているので,ぜひチェックしてほしい
台北ゲームショウ2023にて開催されているインディーズゲームイベント「Indie House」に,第二次世界大戦末期の台北を舞台としたADVゲーム「台北大空襲 Raid on Taihoku」が出展されている。空襲のさなかに記憶を失った少女を主人公に,空襲の悲惨さ,戦渦を生きる人々の苦しさを描いた本作を試遊してきた。