イベント
[TGS2022]まるで縁日のよう。デバッグやコンテンツ開発,書籍の制作を行う「PTWグループ」が“休足処”を開いていたので,出展の経緯やブースのテーマについて聞いてみた
そのブースとは「PTWグループ」だ。同ブースは,デバッグやネットサポート,ソフトウェア品質検証事業などを手掛けるポールトゥウィンに,国内外に多くの拠点を構えるPTW International,ゲームやアニメといったエンターテインメントコンテンツを制作するCREST,ゲーム関連の書籍やWebコンテンツ制作を得意とするキュービストという,ポールトゥウィンホールディングスの4社が合同出展したものだ。
さて,どんなブースかと思い,入り口前の看板を見ると,そこに書かれているのが「休足処」。コアワーキングスペースとしても使用可能な休憩スペースということだった。その広さはなかなかのものがある。そもそもこういった企業がビジネス向けのコーナーではなく,ゲームメーカーと共にこの規模のブースを一般展示コーナーに出展するというのは珍しい。筆者の所属する4Gamerブースの近所だが,少し休足処でくつろいでから,今回の4社合同出展の意図を聞いてみることにした。
最初の理由としてあったのが,4社それぞれでグループ再編が起きていたこともあり,そういったところで「これまでできていなかった横の連携をとっていこう」という考えだ。TGS 2022へは各社が別々に出展する考えもあったが,それでは目立たない。潮流としてスマホゲームのグローバルサービスや海外ゲームが増えているところで,海外からの問い合わせが増えていることを考えると,各々が通常のビジネスコーナーで事業説明や商材の配布をするより,“ゲーム業界をサポートするグループ”として名前を覚えてもらうことが効果的だと考えたそうだ。
休足処(休憩スペース)にした理由もそこにある。4社はそれぞれがそれぞれの形で,ゲームを作る人や遊ぶ人をサポートする会社である。では,TGSでゲームに関わる人たちをサポートするとしたら,どんな形があるだろう。そう考えた結果,仕事が終わってちょっと一息つきたい出展者や,あちこち試遊や展示を歩き回って疲れたというゲームファンが“休憩できる場所を作る”ことだった。
話をうかがったのは,一般公開日の初日となる2022年9月17日の正午近くだったが,多くの人が入れ替わっては席でくつろいでおり,ほぼほぼ満席続きという盛況ぶりだった。そしてその賑やかな外見に足を止めて,どのようなブースか話を聞いている人も少なくない。TGSVR(東京ゲームショウVR)にも出展しており,またSNSでの発信も活動的である。
今後,こういったグループとして共同して行う予定は今のところないそうだが,今回の反響次第ではこういったゲーム業界に向けた発信を行なって行きたいという考えがあるそうだ。
ポールトゥウィンホールディングス公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2022記事一覧
- この記事のURL:
キーワード