Electronic Arts，組織改編に伴い日本オフィスの閉鎖を発表

　北米のパブリッシャのElectronic Artsは北米時間2019年3月26日，CEOであるアンドリュー・ウィルソン（Andrew Wilson）氏の名前でステートメントを発表した。
　公式サイトに掲載された声明によれば，市場の変化に対応しプレイヤーに高品質のタイトルやサービスを継続的に提供していくため，同社は従業員350人の解雇を含む組織改編に着手。これに伴い，日本およびロシアのマーケティングおよびパブリッシングのオフィスを閉鎖するとのことだ。今後は，異なる方法でサポートを提供する手段を探っていくと述べている。

EA公式サイト：
Updating our Organization and Addressing our Challenges

　閉鎖の日付やプロセスなどは発表されておらず，また日本にある開発スタジオの去就も分からないものの，日本のエレクトロニック・アーツは「日本は弊社にとって重要なマーケットであり，引き続きEAタイトルの提供とサポートを継続していく」旨を発表している。

　1990年にエレクトロニック・アーツ・ビクターとして日本に進出して以来，エレクトロニック・アーツ・スクウェア時代を経て，約30年にわたって日本にオフィスを構えてきたElectronic Arts。「ザ・シムズ」シリーズや「バトルフィールド」シリーズ，「ウルティマ オンライン」など，多数の「洋ゲー」を日本に紹介してきた老舗メーカーだけに，日本を去っていくのは残念だ。日本でのサポートなど，続報を待ちたい。