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ついにエヴァ暴走! 12月27日にバージョンアップが行われる「エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走」を一足早く体験してきた
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印刷2017/12/22 11:00

プレイレポート

ついにエヴァ暴走! 12月27日にバージョンアップが行われる「エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走」を一足早く体験してきた

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 バンダイナムコエンターテインメントは本日(2017年12月22日),東京・新宿のVR ZONE SHINJUKUにて稼働中の「エヴァンゲリオンVR The 魂の座」を12月27日にバージョンアップすると発表した。タイトルも新たに「エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走」(以下,エヴァVR)となる。

 エヴァVRは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの世界をベースとしたVRアクティビティだ。プレイヤーはエントリープラグ内のコックピット(魂の座)を再現した専用筐体に“搭乗”し,エヴァンゲリオンのパイロットになって「第10の使徒」の殲滅に挑む。
 タイトルから分かるとおり,新バージョンにおける最大の注目ポイントは「エヴァが暴走する」シークエンスの追加だ。さらにこれまでの零号機,初号機,2号機に加えて,Mark.06が参戦することで,最大4人の協力プレイが可能になっている。


左から,Project i Can 田宮幸春氏(タミヤ室長),エヴァVR プロデューサー 井本一史氏,Project i Can 小山順一朗氏(コヤ所長)。今回の取材は都内・バンダイナムコ未来研究所にて行った
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VR ZONE SHINJUKU 公式サイト

「エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走」紹介ページ


 エヴァVRの基本的な流れは前バージョンと同様,地下格納庫から発進して第10の使徒と戦うというものだ。プレイヤーはVR HMDとマイク付きヘッドホンを装着して,2本の操縦桿によって移動や武器の使用,交換を行う。
 前述のとおり,新バージョンは体験可能人数が最大4人に増えている。VR ZONE SHINJUKUを訪れるお客さんは2人や4人といった偶数のグループが多く,従来の専用筐体3台のうち,1台が空いたままになるケースが多かったという。こうした状況を解消する意図もあって,新バージョンでは体験可能人数を増やしたそうだ。
 なお,VR ZONE SHINJUKUにおける設置台数も12台(3台×4セット)から16台(4台×4セット)へと増設される。

専用筐体が発光するカラーは,それぞれのエヴァ機体に合わせている。新たに加わるMark.06には渚 カヲルが搭乗。真希波・マリ・イラストリアスの8号機も追加機体の候補に挙がったそうだが,原作者である庵野秀明監督の意見を参考にして,Mark.06に落ち着いたそうだ
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庵野秀明監督からVR ZONE SHINJUKUへのコメント

『VR ZONE SHINJUKU』、実に面白い体験でした。エヴァも設定時から23年目にして初めて発進シークエンスを体感し、新たな感覚を味わえました。他にも、高所渡り(『高所恐怖 SHOW』)もシンプルなところが良かったです。特に開発担当者の方が勧めてくれた『釣りVR』が楽しかったですね。リールの巻取音があれば、もう完璧でした! また行きたいです!

 アクティビティが始まると,そこはエントリープラグの内部だ。パイロットとしてエヴァに乗り込んでいる状態で,すぐにLCLがエントリープラグを満たしていく。顔の位置まで水位が到達する瞬間,顔に風が当たるので少しヒヤッとする。「ちょっと息苦しい」という雰囲気を演出する仕組みだが,新バージョンでは発声すると口元からブクブクと泡が出るようになったので,ぜひ試してほしい。

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 LCLの注入が終わると,いよいよ地上に射出される。だが,その準備段階で地下格納庫を見渡してみると,NERVのスタッフが確認できる。筆者は見つけられなかったが,そのなかには碇 ゲンドウの姿もあるそうだ。
 発進シークエンスでは,エヴァが射出口まで運ばれていく。移動シーンに合わせて筐体がガタッと揺れるため,本当に加速しているかのように感じられる。
 なお,射出口に到着したら,ぜひ見上げてほしい。通路のシャッターが「カシャン,カシャン,カシャン……」と開いていく様子が確認できるからだ。この時点でテンションは相当上がっていく。

 高速で地上に射出されると,いよいよ第10の使徒との戦闘に突入する。使徒はやや離れた場所にいるので,仲間と協力して殲滅を目指す。
 エヴァの攻撃手段は両手に持った射撃武器だ。照準は視線の中央に表示されるので,顔の動きで使徒に狙いを定めたら,操縦桿のトリガーを引くだけで攻撃となる。

アサルトライフル2挺を両手に持った状態でスタート。ATフィールドを破壊しないことには,使徒の本体を攻撃できない
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 最初はアサルトライフル2挺を両手に構えているが,弾切れになると1挺になって威力も半減してしまう。NERVのマークがあるビルに武器が格納されているので,近づいて操縦桿の上部ボタンを押すと武器の補充が可能だ。アサルトライフルのほか,ガトリングとN2ミサイルが用意されており,武器によってプレイヤーに伝わる振動が異なるといった細かい部分でも体験の質が向上している。
 従来はエヴァが歩くときの振動を重視していたそうだが,新バージョンでは手にダイレクトな振動を伝えることで,「戦ってる!」という感覚が強くなっている。

使徒を正面に捉えて,トリガーを一気に引く。使徒の顔が光ったら攻撃を仕掛けてくる合図だが,うまく避けられるか……
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 新バージョンでは戦闘の難度にも調整が行われている。実は,前バージョンにおいて使徒を倒せたプレイヤーは全体の1%以下だったという。これは1日に1組あるかどうかという数字で,3人協力プレイを前提とした難度に固定されていたため,ほとんどクリアできなかったというわけだ。
 そこで新バージョンは武器が格納されているビルを増やしたり,プレイヤーの人数によって難度を変えたりして,遊びやすくなっているとのこと。ちなみに,全体の半分近くがクリアできる難度を想定しているようだ。

 制限時間内のクリアに成功すると,お待ちかねの“エヴァ暴走”シーンに突入する。原作と同様,暴走が始まるとプレイヤーはまったく操作することができず,エヴァがひたすら使徒に攻撃を繰り出す。四つ足状態で走ったり,使徒のATフィールドをこじ開けたりと,「あのシーンだ!」と思わず興奮してしまうことだろう。

エヴァ暴走! どのような展開になっているのかは,体験してからのお楽しみだ。もちろんクリアできなければ,エヴァは暴走しない
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 戦闘終了後には,チーム全体の評価や個人の評価が4段階(S/A/B/Cランク)で表示される。命中率や戦闘貢献度,クリアタイムが確認できるので,次回の挑戦に生かすといいだろう。
 今回,筆者らのチームは「活動限界まであと10秒!」とカウントダウンが始まったところで,どうにかクリアに成功。ホッとしつつ,「やたらテンションが上がるぞ」と思っていたら,新バージョンにはBGMが追加されている。おなじみのBGMが流れると,まさにアニメの世界に入っているかのような没入感があるのだ。

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 エヴァVRを体験するには,「1day4チケットセット」(4400円)のBLUEチケットが必要になる。詳しくは公式サイトを確認しておこう。
 まもなく稼働開始となるエヴァVR。新作映画の公開も待ち遠しいが,まずはエヴァのパイロット気分を味わって,エヴァ成分を補充しよう。

VR ZONE SHINJUKU 公式サイト

「エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走」紹介ページ

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