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「トラックボール操作を任意の入力に変換するハード」のKickstarterプロジェクトが始まる。ビット・トレード・ワン「TracXcroll」
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印刷2018/12/11 16:00

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「トラックボール操作を任意の入力に変換するハード」のKickstarterプロジェクトが始まる。ビット・トレード・ワン「TracXcroll」

 トラックボール操作を任意の入力に変換するというUSBアダプター「TracXcroll」(トラックスクロール)のKickstarterプロジェクトが始まった。
 これは,ゲーマー向けキーボードなどで知られるビット・トレード・ワンがイラストレーターのJACO氏とともに立ち上げたものだ。ビット・トレード・ワンとJACO氏は2017年に,片手用デバイス「Rev-O-mate」のクラウドファンディングを成立させているが,今回のTracXcrollプロジェクトはそれに続く第2弾となる。2019年1月18日までに出資金が50万円を超えれば製品化となる予定だ。

TracXcrollとJACO氏(Kickstarterプロジェクトページより)
画像集 No.002のサムネイル画像 / 「トラックボール操作を任意の入力に変換するハード」のKickstarterプロジェクトが始まる。ビット・トレード・ワン「TracXcroll」

TraXcrollのKickstarterプロジェクトページ


 TracXcrollでは,市販のトラックボール操作を縦横のスクロールやショートカットキーに割り当てられるようになっており,搭載するボタン類にも任意の機能を割り当てが可能だ。ビット・トレード・ワンとしては基本的にイラストレーター向けという扱いだが,「(右でマウス操作する場合に)トラックボールを左手用デバイス化できる」という観点においては,MOBAで画面のスクロールをトラックボールに割り当てる,などといったゲーム用途での応用は十分に可能だろう。
 プロファイルは最大3つ持てるそうなので,イラスト系とゲーム系といった具合に,用途別に設定を用意するのもアリと思われる。


画像集 No.004のサムネイル画像 / 「トラックボール操作を任意の入力に変換するハード」のKickstarterプロジェクトが始まる。ビット・トレード・ワン「TracXcroll」
 なお,同社ではKensington Computer Products Group,ロジクール(日本以外ではLogitech),サンワサプライ,エレコムという主要なトラックボールメーカーの協力を得て,実機での動作確認をすでに終えているとのことだ。動作確認済み製品のリストはKickstarterプロジェクトページにあるのでチェックしてもらえればと思うが,基本的に最近のトラックボールなら使えるという理解でいい。

 TracXcroll自体はあくまでも入力変換アダプターで,単体では機能しない点に注意が必要だが,予定市価5800円(税込6264円)のところ,4000円からの投資額で入手できるので,興味を持った人はビット・トレード・ワンのKickstarterプロジェクトに賭けてみてはどうだろうか。
 なお,プロジェクト成立の場合,最短では2019年4月に製品を入手できるとのことだ。

TraXcrollのKickstarterプロジェクトページ

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