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インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン7」レポート(第3回)。2日目の様子はいかに?今回も思いもよらない作品や作者との出会いがあった
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印刷2025/03/04 13:33

イベント

インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン7」レポート(第3回)。2日目の様子はいかに?今回も思いもよらない作品や作者との出会いがあった

 インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン7」が,2025年2月15日と16日の2日間,東京都港区にある都立産業貿易センター浜松町館で開催された。

 第1回のレポートではイベントの概要や会場の雰囲気を,第2回では1日目に出展されていた作品の中から気になるものを紹介したが,最後となる第3回は2日目の出展作品からピックアップしてお届けしよう。

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 個人や小規模チームが開発するゲームを展示するイベント「東京ゲームダンジョン7」が,2025年2月15日と16日の2日間,東京都港区にある都立産業貿易センター浜松町館で開催された。初回から参加している筆者が,今回も会場の様子をお届けする。

[2025/02/19 17:39]
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 インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン7」が,2025年2月15日と16日の2日間,東京の都立産業貿易センター浜松町館で開催された。会場の雰囲気をお伝えした第1回の記事に続き,本稿では1日目に出展されていた作品のいくつかを紹介しよう。

[2025/02/27 17:49]

画像集 No.001のサムネイル画像 / インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン7」レポート(第3回)。2日目の様子はいかに?今回も思いもよらない作品や作者との出会いがあった

 その前に,今回のゲームダンジョンで特に気になった点として,参加者による企画「かわいそかわいい島」を紹介しておきたい。
 これは,“登場キャラが可哀想な目に遭ってしまうが,でも……それが愛おしい”といった作品を集めた非公式の企画だ。参加していた出展者は,2日間にわたってスタンプラリーを行い,作品を相互にアピールしていた。
 今回の参加は11作品で,企画者である「琉奈と悪夢の館」などの作者・湊あおい氏(@MinatoAoi_0610)は,すでに5月の東京ゲームダンジョン8に向けて,同企画の参加を呼びかけている。



 「東京ゲームダンジョン」といったイベントをきっかけに,ゲーム制作者たちによる新たなコミュニティが生まれる。これによって,イベント自体もさらなる盛り上がりを見せていくのでは……。そんなことを感じさせる出来事であった。

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文字盤を走り回って呪文を完成させる,弾幕ローグライト「スペルトナエル」は,すでに界隈で話題に。Steamで販売されているのでぜひ遊んでほしい

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ケムコのブースでは,コンシューマへの移植も予定されている人気作品「奇天烈相談ダイヤル」などが展示されていた

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過去記事でも紹介したことがある,BuchioGamesの2.5次元謎解き&探索アクション「SNO -snow white-」。主人公の攻撃方法が剣に変わり,より遊びやすくなっていた。開発も終盤に突入したとのことで,リリースは近い……はず

 「東京ゲームダンジョン7」の2日目は,初日よりも“届けたい対象がはっきりした”誘導ミサイルのような作品が目についたように思う。まずはその中から,筆者が気になった3本を紹介しよう。

「東京ゲームダンジョン」公式サイト



Vtuberにクソコメを送るタイピングゲーム

出展者:PUGELLA GAMES

画像集 No.005のサムネイル画像 / インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン7」レポート(第3回)。2日目の様子はいかに?今回も思いもよらない作品や作者との出会いがあった 画像集 No.006のサムネイル画像 / インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン7」レポート(第3回)。2日目の様子はいかに?今回も思いもよらない作品や作者との出会いがあった

 人によってはガチで「けしからん!」と思うかもしれないテーマだが,クソコメの解像度があまりにも高く,遊んでいて大笑いしてしまったのが「Vtuberにクソコメを送るタイピングゲーム」だ。

 ポスターなどからは,架空の新人VTuber・南宝ゆいあをコメントで追い込んでいくようなダークな作風を想像していたが,実際には出てきたお題を高速で打ち込むシンプルなタイピングゲームだったため,まずそこでクスっときてしまった。

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いい意味でしょうもない(笑)

 「話題のホラーゲーム やるぞやるぞ!」と話す南宝さんに,「すぐ他の人のマネをする」「小学生のがうまいわ」と立て続けに煽ったり,「今日は雑談配信していくね」に対して,「それよりゲーム配信して」「スパチャ読まないんだ」などとお題が畳みかけていくので,途中からツボに入ってしまい,笑ってまともにタイピングできなくなってしまった。

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 ゲームに限らず何か作品を発表したことがある人や,ニコニコやYouTubeなどで実際に「ライブ配信をした」ことがある人であれば,内容の出来不出来ではなく,企画の根本や配信姿勢を否定するコメントに,よりグサッとくる感覚はとてもよくわかるのではないだろうか。

 だが,“そんなコメを引き寄せる南宝さんのポリシーの無さもどうかと思うぞ?”と感じたりもする(こういうのが人を傷つけるクソコメなので,ツッコミを入れるときは気をつけよう)。

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 話が横に逸れたが,本作はタイピングの練習をしたい人だけでなく,配信者にとってもうれしい,生配信を明るく盛り上げるゲームになりそうな気がする。リリースは4月頃の予定なので,忘れる前にウィッシュリストに入れておこう。

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いや,これはひどい

作者のX
https://x.com/teshima_design




就労!!わんわんヒューマン

出展者:フカヒレ本舗

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 かわいらしい絵柄が目に留まった「就労!!わんわんヒューマン」だが,そのテーマは“罪人を教育して,可愛らしい犬に変える”という恐ろしいまでの尊厳破壊モノ。
 タイトルも含めて考えるに,現代社会に対する強烈なメッセージを感じてしまう。そう,人はビッグでホワイトな企業の犬になったほうが生物としては圧倒的に幸せ……。なのかもしれない。

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 なお,システム的にはかなり真面目な尋問&推理もので,限られた尋問回数でしっかりと罪人(殺人犯であることが多い)の話を聞き,「相手を犬にするのが適切かどうか」を見定めなくてはならない。
 しっかり方針を立てて話を聞かないと必要な情報を得られず,間違った判断をしてしまいがちで,気が付けばかなり真剣にプレイしていた。

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重要な手がかりや嘘を聞き出すと画面にエフェクトが出る

 すでにBoothやSteamなどで体験版を遊べる作品なので,気になった人はぜひ遊んでみて,作者の鮫崎氏(@samexxki)に感想などを届けてほしい。

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このように本当に犬になってしまう(上の写真とは別のキャラ)

Booth
https://samexxki.booth.pm/items/6589319




就活シスターエリーゼ!

出展者:DONUT SOFTWARE

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 読者の中には,就活中に多数の「お祈りメール」(不採用通知)を受け取った人もいるだろう。本作のシナリオ担当兼広報のシガタ氏(@donut_software)もそのひとりで,それが「就活シスターエリーゼ!」を作るきっかけのひとつになったらしい。

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 本作は単なるノベルゲームではなく,就活シミュレーション的なシステムも加わるとのこと。エリーゼは悪魔を封じるための「祈りの力」を必要としており,お祈りメールを集めているという設定だ。

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 メールに強烈な祈りを込めてもらうには,「就活生としては魅力的だが,不採用にせざるを得ない」という風に面接担当を誘導していく必要があるという。またスケジュールを立てて生活を送り,エリーゼのパラメータを成長させていく要素もある。

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 ブースで配布されていたカードには,ショートストーリーが書かれていた。それを読んだ感じ,メインキャラのエリーゼとジュリアの掛け合いを眺めるのも楽しい作品になりそうだ。

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 このような,強烈な設定とシステムを織り交ぜて興味を引きつける作品が多数あった一方で,「我が道を行く」といった作品も多く見られるのが東京ゲームダンジョンの特徴だ。続いては,そんな中から遊んでみて手触りがよかったものを紹介しよう。なお,ここは筆者の趣味がかなり色濃く出ているかも。


4DEAD

出展者:Kishiro

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 「4DEAD」はタイトルとおりの死にゲーで,死ぬときはだいたい4秒で死んでしまう。……というのも,本作の主人公はマッドサイエンティストに生み出されたパワフルかつピーキーな生物兵器で,4秒ごとに敵を喰らわないと自己崩壊してしまうのだ!

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 敵の宇宙人は弾幕や触手でこちらを阻止してくるが,ダッシュ移動で回避しつつバクッと食べてやると美味しい。堅い外殻をまとっている相手は,体当たりで殻を壊してから「いただきます!」だ。
 死ぬ1秒前になると時間経過がゆっくりになり,「ジャストイート」するチャンスが発生する。ゲームの区切りごとに獲得する能力を選ぶ要素もあり,毎回ゲーム展開が変わってくるのもおもしろい。

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 講談社ゲームクリエイターズラボの支援を受けているタイトルで,作者のKishiroh氏(@KishiroUnity)によれば,2025年中にSteamでのリリースを予定しているとのこと。

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TANK 

Steeplejack

出展者:MAGICBOX

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 レトロなゲームを制作しているサークルMAGICBOX(@Magicbox_off)は,複数の作品を出展していた。その中から2本を紹介しよう。

 まずひとつ目は,現在開発中の「TANK」だ。レトロ調ゲームの制作環境および共有のためのツール「PICO-8」で作られたゲームで,シンプルな画面構成ながら,ブラウン管に表示するとめちゃくちゃ映える。

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 ゲーム内容も凝っていて,前進,後退,旋回を組み合わせて戦車を動かす感覚がほどよくリアル。遮蔽物を利用して敵の攻撃を防ぎつつ,素早く砲塔を回して射撃位置まで進んで砲撃,速やかに次の遮蔽物に隠れる……といった,本格的な戦車戦の面白さをしっかり味わえた。

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外周の線路からは装甲列車が攻撃してくる!

 ふたつ目の「Steeplejack」は,アーケードの「ドンキーコング」「ロックンロープ」などを思い出させるステージクリア型のアクションだ。敵をかわしながらステージを登っていき,ゴールを目指すシンプルな遊びを堪能できる。

 爆弾を投げて起爆して敵を倒したり,地形を壊してボーナスターゲットを入手したりするなど,じっくり練習してスコアアタックに挑むのも楽しそうだ。どちらの作品とも,つかの間の楽しいひと時を過ごさせていただきました。

レトロなゲームを作っているが,往年のゲーマーが集まったとかではなく,意外にも親子で制作しているサークルさんでした
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公式サイト
https://magicbox22.sakura.ne.jp/

Project-Storm(仮)

出展者:ドコロゲームズ

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 「Project-Storm(仮)」は,広大な宇宙の一角,荒涼とした惑星地表で展開する大規模バトルを描いた作品だ。攻撃目標は敵軍の最終兵器「ゼノバスター」で,大量に展開する敵のバトルメカをいかに攻め崩し,ゼノバスターに到達できるかがポイントとなる。
 プレイヤーは自軍全体を指揮する立場で,さまざまな方向から攻撃をしかけて敵軍の注意を分散させたり,地形を利用して安全に移動するなど,さまざまな戦術を取れるようである。

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 自分で使えるユニットは,「射撃が得意」「格闘が得意」「空から体当たり攻撃」といった異なるタイプがある。そのうちの一台を操作して戦うことも可能だ。

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 出展されていたバージョンはまだコンセプトを形にした段階で,細かいシステムはこれから実装していくとのこと。作者のTAドコロ氏(@dokoro2136)は,大阪のUnreal Engineを得意とする某社の人で,今回は完全に趣味で参加したそうだ。

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時間切れでゼノバスターが発射。負けました……

 続いては,MRやVR系の作品で気になったものを紹介しよう。このジャンルは,ひと頃のブームは落ち着いたが,コミュニティの「温度」は依然として高い様子。この分野が好きだったり,可能性を感じたりして,作品を作り続けている人は少なくない。


ウニサバイバーMR

出展団体名:まるくら工房

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 机の上に大きな水槽が現れ,その中で主人公のウニが押し寄せる魚たちを倒していく。「ウニサバイバーMR」は,そんなMR(Mixed Reality)のアクアリウムとヴァンサバの魅力を掛け合わせたような作品だ。

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 会場では,その場の風景を背に戦場となるアクアリウムが表示されていたが,プレイする環境によって背景は変化するとのこと。ある程度広い場所なら,仮想のアクアリウムの周りをぐるぐると動き回り,いろいろな方向から見ながら遊ぶこともできるらしい。

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会場では,Meta Quest 3を使ってプレイできた

 ヴァンサバライクの作品は,見下ろし型の画面であることが多いが,本作には上下左右だけでなく奥行きの概念もある。作者のくらち氏(@yahoogoogleaple)によると,ステージ全域から敵が寄ってくると遊びにくくなってしまうので,そこを解消するのが工夫したポイントだという。

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GuruguruCrazyHill

出展団体名:ドンキーホーテ

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 現実世界の光景を完全に遮断し,VRの世界で楽しむレースゲームだ。加速の方法は,腕を「糸巻き」のようにグルグル回すこと。そして方向を変える操作は,バイクのように体を傾けて行う。ゴーグルさえ動けばよいので,首だけでも操作は可能だろうが,それはそれで大変かもしれない。

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2023年にSideQuestにて公開されている作品だが,とても雰囲気が良かったので紹介したい!

 ビジュアルはグリーンディスプレイ風で,なんともサイバーでカッコよく,スピード感もすごい。この世界に入って腕をグルグルしつつ体を左右に振っていると,何とも言えないハイな気分になってくる(VR酔いも少しあるかもしれない)。

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レトロなかっこよさがたまらない

作者のX
https://x.com/m_tk91

作品のサイト
https://donquiexote.itch.io/gurugurucrazyhill

 さて,今回のシメはこの2本。どちらも「VA-11 Hall-A」や「コーヒートーク」といった“お仕事プラス会話”を楽しむ作品に影響を受けたゲームで,かつメジャー感があるというか,多くの人が魅力を感じそうな作品だと思う。だが,まったく違ったアプローチで制作されているのが面白いところだ。


オクリ

出展者:Y軸23

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 世の中には,特殊なお店の従業員を車で送迎するお仕事がある。本作「オクリ」の主人公はコンセプトカフェ(いわゆるコンカフェ)の送迎ドライバーなのだが,ある日,嬢たちの素行調査を依頼されることになる。

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 シチュエーションのインパクトで押し切るタイプの作品なのかと思いきや,送迎の車内の会話場面だけなく,お店の表側と裏側の描写がけっこう細かい。そのため,物語に入りこみつつ楽しめそうな感触がある。

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 聞けば作品のシチュエーションは,昨年話題となったドラマ「地面師たち」の,拓海とハリソン山中の出会いの場面がヒントになっているのだとか。

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 また作品の参考にするため,実際にコンカフェの取材に行ったりもしたそう。しかし行った店のコンセプトが「地雷系」だったらしく,なんとも盛り上がりにかける場になったらしい(なんでそんなお店を選んでしまったのか……)。

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 ちなみに制作チームは,とあるデベロッパの同僚が集まったもので,普段の仕事ではソーシャルゲームの開発などを手がけているとのこと。随所にプロっぽい矜持を感じたのも納得だ。

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ブースに置かれていたみやきち嬢のチェキ。あえて硬い表情なのがバックグラウンドを想像させておもしろい


座敷童カレシ ILOVEラーメン

出展者:荒花ぬぬ(あらばなぬぬ)

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 「座敷童カレシ ILOVEラーメン」は,作者である荒花ぬぬ氏(@hanabiranunu)の,キャラクターとみそラーメンに対する膨大な熱量が感じられる作品だ。「座敷童カレシ」で韻を踏んでいる感じなのも楽しい! 嬉しい! 大好き! ……なんだかこちらまでムードに巻き込まれて笑顔になってしまう。

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左が主人公のささみ。この子は「みそラーメン」をモチーフにデザインしたという。髪色やナルト,親しみやすい雰囲気に「みそラーメン味」を感じる

 ゲーム内容は,座敷童でカレシ候補のマリリンに,みそラーメンの作り方を教わりつつ,お店にやってくるお客が満足する一杯を提供するという感じ。
 ラーメン作りはただレシピが合っていればいいだけでなく,タイミングよく操作する必要もあったりして,調理中はけっこう真剣になってしまった。

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辛さの調整はタイミングが命。……分量じゃなくてタイミング?

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マリリン以外の「怪異」も店にやってくる。そんなお店で,大丈夫だろうか

 今回出展されていたバージョンと同じものが体験版として配信されているので,興味を持った人はぜひプレイしてみよう。プレイ時間の目安は,15〜30分くらいだ。

体験版配信ページ
https://hoshinohanabiranunu.com/?p=2560

 というわけで,今回もまた多様なゲームを遊ばせていただいた「東京ゲームダンジョン」。会場を歩きながら「これは!」と思える作品を探すところから楽しめるので,本イベントが気になった人は,ぜひ会場を訪れてみてほしい。
 次回の開催は,2025年5月4日とそれほど遠くない。連休中の開催となるので,参加もしやすいはずだ。

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「東京ゲームダンジョン」公式サイト

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