AI技術を活用したPC向け新作タイトル「MIMESIS」「Scavenger T.O.M」，2025年第3四半期にリリースへ

　KRAFTON傘下のスタジオReLU Gamesは2025年4月2日，PC向け新作タイトル「MIMESIS」「Scavenger T.O.M」を2025年第3四半期にリリース予定であると発表した。これら2作品は，いずれもKRAFTONとReLU Gamesが共同開発したAI技術を活用しているという。以下に作品の詳細をお伝えしよう。


※本稿は韓国での発表を元に執筆しています。

　MIMESISは，4人の生存者が拠点となる「トラム」が止まらないようリソースを管理しつつ，危険地帯からの脱出に挑戦するホラーゲームだ。
　作品名にあるMIMESIS（ミミーシス）とは，夜間に降る雨に濡れると，その人の声や仕草，記憶を含めて完璧に複製されてしまった存在のこと。プレイヤーはチームメイトが本当の仲間なのか，それとも仲間に偽装したミミーシスなのか心理戦を楽しめるという。
　また，ミミーシスはAI技術である小規模言語モデルと強化学習を基盤としており，自然な動きや声を再現するとしている。



　続いて，Scavenger T.O.Mは，核爆発によって地上を追われた人類が，地下のバンカーを舞台に生存を目指すサバイバルクラフトゲームになる。プレイヤーは「T.O.M.」と呼ばれる家庭用ロボットを遠隔操作して危険な地上を探索してもらい，生存に必要な資源を収集しバンカーの維持を図るのだ。こちらでは，AIベースの環境生成技術を元に地上環境がデザインされているとのこと。