カービィの新たな冒険ではどんな発見が待っている？　Switch 2版「星のカービィ ディスカバリー」の新モード「スターリーワールド」を体験［Switch 2先行体験］

　2025年4月3日に開催されたNintendo Switch 2のメディア向けプレビューイベントにて，「星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition + スターリーワールド」が出展されていた。


　本作は，2022年にリリースされた「星のカービィ ディスカバリー」に新たなストーリーモード「スターリーワールド」を加えた拡張版だ。Nintendo Switch 2向けに解像度やフレームレートも向上し，より高精細でなめらかなグラフィックスで，星のカービィシリーズ初の本格3Dアクションとカービィのかわいい動きや仕草を堪能できる。


　今回の試遊では，新モード「スターリーワールド」のステージ1をプレイできた。
　ゲームが始まり，スタート地点の海岸から森へと入り，さらにその先へと進んでいく。……って，あれ？　ここ，ディスカバリーの冒頭ステージ「はじまりの地」だよね？　森を抜けた先にはバーンってビル群が現れて，「これがカービィの新しい冒険の舞台か！」となる演出が印象的なオープニングの。でもでもなんか，どこかが違う。


　というのも，周囲を見渡すと，あちこちにキラキラと光るオブジェクトがある。それをたたいてみると……「キラキラキラーッ」と輝く空間が広がった！　そうして世界が一変。見えなかった足場や道が現れたり，ガルルフィの姿が変化したりと，環境がダイナミックに変化していく。


　「スターリーワールド」の舞台は，流星の力で姿を変えた不思議な新世界。物語のカギを握る「流星のかけら」は，各地に散らばっており，それを巡るカービィの新たな冒険が描かれる。たたいてみた光るモノというのが「流星のかけら」で，ゲームプレイにおける重要なギミックとなっているのだ。


　ステージ1では，流星の力によってできた足場でビルを上へ上へと登っていくことに。ディスカバリーの「はじまりの地」と違って，ヨコではなくタテに進んでいくという新しい遊びの感覚が味わえた。
　ここで活躍するのが，ほおばりヘンケイの新たな能力「バネほおばり」。その名の通り，バネをほおばったカービィがビョンビョンと跳ねて移動し，高い場所にも大ジャンプでひとっとび。空中で「さんかくほおばり」のように急降下すると，ひび割れた地面を壊したり，敵をぺちゃんこにしたりもできる。この“ぺちゃんこ”の表現がまたカービィらしくて，なんとも愛らしい。


　ステージの進め方は基本的に「ディスカバリー」と同じ。寄り道したり，怪しい場所をチェックしたりすると，隠された要素が見つかる。条件を満たすことでステージミッションをクリアできる仕組みももちろんある。新しいガチャルポンのフィギュアや，ワドルディの代わりに“星の子”（名前を忘れちゃった）を探す要素もあった。


　「スターリーワールド」は，「ディスカバリー」の世界をベースにしながらも，幻想的な“もうひとつの姿”を描いた拡張世界となっていた。
　ディスカバリーを子どもと一緒に100時間以上プレイしてきた身としては，「まだこんなにも“ディスカバリー”できる余地があったのか！」と，ただただ驚かされる。かつて冒険したステージが，流星のかけらの力によってどう変化するのか。そして，そこにどんな新しいワクワクが仕込まれているのか。それを確かめに行くだけでも十分に心が躍る。

　難度としては，ディスカバリー本編をプレイした人向けかな？　という印象で，本編の序盤には出てこない敵がいたり，ステージミッションが「○○をノーダメージで倒す」系のちょっと難しめのがあったりする。
　もちろんスターリーワールドからプレイしても楽しめると思うが，まず本編をやってからにすると，元のステージとその変化に「うわぁっ。なるほどこんな風にっ」と驚けると思うのでそちらをオススメしたい。


　最後に……やっぱりカービィめちゃかわいい！　新しいお話にもエフィリンが出るみたいだし，なんか星座の帽子をかぶったワドルディもいてめちゃくちゃ気になる。まずはなによりSwitch 2ゲットが先決だけど，2025年8月28日の「星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition + スターリーワールド」発売が待ちきれない気持ちだ。

ほら，かわいいんだぁ

「星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition + スターリーワールド」公式サイト

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