
プレイレポート
[GDC 2025]発売されたばかりの「Memory Lost」をチェック。次々と敵に乗り移りながら戦っていくサイバーパンクなアクションシューター
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グルジアを拠点に活動するMagic Hazardが開発する本作は,テクノロジーで世界を支配しようと目論む大企業同士がせめぎ合う,近未来のディストピアを舞台にした作品だ。
プレイヤーはその中の企業の1つ,RedSky Corpによって作り出されたニューラルネットワークで,今は自分の意識が覚醒した状態にある。単体では何もできない存在ではあるが,敵の意識の中に潜り込んで憑依し,その肉体を意のままに動かして戦って街を開放していくという,サイバーパンクなダークファンタジーを楽しめる。
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カメラの視点は,トップダウンに近い斜め見降ろし型になっており,周囲から群がってくる敵を銃撃していく,「Hotline Miami」を彷彿とさせるプレイスタイルのツインスティックシューティングのメカニズムだ。
敵を弱らせることで相手の頭脳に飛び込むことができ,これにより激しい銃撃アクションの中に戦術性が加えられている。憑依できる相手に制限はほぼないようで,敵のリーダー格であろうが弱らせれば操ることができる。敵の強力な能力や武器をそのまま利用できるのが楽しい。
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自分の体力がゼロになっても,アクションがスローモーションになり,次のターゲットに憑依する時間を与えてくれる優しい設計となっている。
敵勢力の施設を爆破したり,ハッキングで敵の秘密情報を盗み出したりといったミッションをこなしていくなかで,「記憶の破片」を獲得し,それによって武器やスピード,生存能力など異なるスキルをアップグレードしていくこともできる。
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グラフィックスやキャラクターデザイン面では野暮ったさを感じられる「Memory Lost」だが,現在もSteamストアページで体験版が公開されており,その軽快なアクションを楽しめる。
インタフェースとテキストは日本語化されているので,すぐに気兼ねなく遊べるのでぜひトライしてみてほしい。なお,コンシューマ版は本年度末までにはリリースする予定であるとのことだ。
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「Memory Lost」Steamストアページ
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