4Gamer 女子部（仮）
イベント
朗読劇やライブと盛りだくさんの「HAREFES 2025」レポート。「ハレオト」初イベントは，ユニットの“絆”も感じられる2時間に
2025年3月15日と16日，都内のニッショーホールにて，「HARERABO」初の総合イベント「HAREFES 2025」が開催された。 |
「HARERABO」では，芸能プロダクション「ハレノレコード」に所属するアイドルたちの日常や音楽を届ける「ハレオト」，そして，SNSアカウントに詰め込まれた人間ドラマを日々綴る「東京徒然草」の2つのコンテンツを主に展開している。
15日は前夜祭，16日はフェス本番（昼・夜）と，計3公演にわたって実施された本イベント。ここでしか聞けないトークやライブが繰り広げられ，充実した2日間となった。本稿では，16日に開催され，19名のキャストが登壇した昼の部の模様をお届けする。
「ハレオト」公式サイト
開演時間になると映像が流れ，本公演のMCを務める須佐優毅役/長谷川芳明さん，岡村繁樹役/小野寺悠貴さんが登場した。
岡村繁樹は，本来「東京徒然草」のキャラクターだが，LEGAIO（レガイオ）やLuxarion（ラクサリオン）のメンバーが暮らす野々木荘の管理人を担っており，「ハレオト」とのつながりも見られる人物だ。
「皆さん，楽しむ準備はできていますか？」という呼びかけに，客席からは「イェーイ！」と元気な返事が返り，“初”のイベントとは思えないほどの熱気に包まれた。
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声出し練習のあと，本日出演するキャスト陣がユニットごとに登壇していく。「萬音」からは，「MIKOTOUTA」（ミコトウタ）に所属する天中統揮役/神尾晋一郎さん，雨野 雅役/粕谷大介さん，思井智考役/木暮晃石さん，そしてMCの長谷川さんが登壇した。
「NET-LORE」（ネットロア）のメンバーであり，兄弟でもある希代明之と希代佳之を演じる中島ヨシキさんと竹内栄治さんは，イベント序盤から仲睦まじい様子を見せた。
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「青春ロック!!」シリーズの「KACHIWARI MONSTER」（カチワリモンスター）より，前夜祭から参加の岡倉 誉役/今井文也さん，諸星王子役/堀金蒼平さんに加え，佐々木譲太郎役/新 祐樹さんの3名が出演。
「2人で頑張りまーす！」と意気込みを語ったのは，「Vivace Hearts」（ビバーチェハートス）の安里伊織役/宮澤翔太さんと小林彼方役/福原かつみさんだ。
「LIGARREN」からは，前日の前夜祭でMCを務めた寺島惇太さんからバトンを受け取る形で，「LEGAIO」の塚原崚凱役/佐藤悠雅さん，姫条彩夢役/鶴 魁道さん，山田いち役/梅田修一朗さんの3名が登場。
「Luxarion」では，宝条鷹弥役/川島零士さん，今坂悠李役/閻 子丹さん，篠原理希役/浦 和希さん，風天アイル役/松岡洋平さんの4名がステージに立ち，「我々が全ユニットの勝者になるところを見ていてください」と意気込みを語った。
イベントの冒頭で実施されたのは，ラジオ番組風の朗読劇「HARENO STATION」。2回に分けて，各キャラクターがリスナーからの質問やお便りに答えていく……といった内容だ。メタ発言など何でもアリなラジオの第1回では，「MIKOTOUTA」「NET-LORE」「KACHIWARI MONSTER」の3ユニットによるトークが繰り広げられた。
最初に「MIKOTOUTA」へ寄せられた質問は，「何フェチですか？」というもの。これに対し，統揮は目尻の笑いジワ，雅は髪を耳にかける仕草，智考は手の造形，たおやかに動く仕草，優毅は筋肉と回答し，神々である彼らの意外な好みがリスナー（客席）に明かされた。
「（佳之は）海の神なのに海産物じゃないんですね」といったツッコミが飛び出したのは，「日本食で好きなもの，おいしかったものは？」というお便り。明之は味噌バターラーメン，佳之はコンビニのホットスナックのチキンと答え，日本を存分に満喫していることが伝わってきた。
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「担当楽器以外でやってみたいものは？」という質問には，バンドを組んでいる「KACHIWARI MONSTER」のメンバーが回答。ベース担当の誉はサックス，ドラム担当の譲太郎はギター，キーボード兼作曲担当の王子はスチールドラムと，それぞれ個性あふれる選択を見せた。
ラストを飾ったのは，「智考にとって『MIKOTOUTA』はどんなグループ？」というメッセージ。智考は「みこと……つまり“命”」と口にし，その言葉に客席からも大きな拍手が送られた。
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第2回のラジオでは，「Vivace Hearts」「LEGAIO」「Luxarion」に加え，繁さんも出演。「春にちなんだほっこりエピソードは？」というLEGAIOへのお便りに対し，崚凱は「実家で飼っている黒柴のゴンを，日当たりの良い場所でブラッシングしていると，春だな〜とほっこりする」と回答した。
さらに，彩夢のアシストによって，ゴンのフルネームが「ゴルゴンゾーラ三世」であることも判明。すると，すかさず，いちが「ほっこりしないだろ！」とツッコミを入れ，息の合ったコンビネーションを見せた。
幼いころからともに過ごしている鷹弥と悠李の2人には，「自分しか知らない互いの推しポイントは？」というお便りが寄せられた。
これに対し，悠李は「（鷹弥は）お風呂に入るときに首から洗う」「足首，とくにくるぶしの形が良い」と回答。鷹弥は「（悠李は）兄の前だと弟の顔になる。かわいい」と答え，マニアックな視点に周囲も驚かされた。ここでは，実際に川島さんが自らの足首を見せる場面もあり，キャスト陣の仕草にも注目が集まった。
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「好きな食べ物は？」というメッセージには，「Luxarion」のメンバー全員が回答。甘いもの（鷹弥），クロワッサン（悠李），釜玉うどんとたぬきそば（理希），グリーンカレー（アイル）と，それぞれ個性あふれる好みが飛び交った。
また，野々木荘の管理人として4人と関わる繁さんも，「（Luxarionは）ガッツリ食べる」「ほかにも好きなものがいっぱいありそう」とコメントし，彼らの食に対する旺盛な好奇心を感じさせた。
「Vivace Hearts」に所属する伊織が答えたのは，「好きなクラシック楽曲は？」という質問。彼は，グスターヴ・ホルスト作曲の組曲「惑星」を挙げた。
また，伊織を演じる宮澤さんの好きなクラシックは，アラム・ハチャトゥリアンが最も力を入れたといわれる組曲「仮面舞踏会」の「ワルツ」。その回答を聞き，筆者も思わず一度聴いてみたくなった。
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ほかにも，「人と仲良くする際の話題作りのコツ」や「彼方のかわいさを活かした一言メッセージ」などが語られ，本コーナーは和やかな雰囲気のうちに締めくくられた。
続いてのコーナーは，「絵心伝言バトル」。キャストたちは3つのチームに分かれ，順番にスケッチブックへ絵を描き，最後の人がお題を当てるというルールだ。
「萬音」チームのお題は「掃除機」だったが，途中からデスクライト，シャワーへと絵が徐々に変化し，チャレンジは失敗。続く「青春ロック!!」チームも，「海鮮丼」を描いていくうちにラーメンへとイラストが移り変わってしまった。
「LIGARREN」チームが挑んだのは「綱引き」。1番手の川島さんが見事な絵を披露し，客席からは拍手が飛び交った。しかし，3番手の浦さんから状況は一転。トランペット，メガホンを持つ人と変化していき，最終的には「応援団」になってしまった。
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全チームが失敗に終わったため，急遽，観客による投票で最も良かったチームを決めることに。見事，大きな拍手と声援を集めた「LIGARREN」チームがご褒美ルーレットにチャレンジし，3等（1000円分の焼肉券）を獲得した。
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「ハレオト」宣伝部隊（竹内さん，福原さん，浦さん）による告知のあと，キャスト陣によるライブパートがスタート。ユニット楽曲やソロ楽曲が計12曲披露された。
ライブの幕開けを飾ったのは，「MIKOTOUTA」による「渾沌れに凛とあれ」。力強い歌声が会場内に響き渡った。「盛り上がっていきましょう！」と声を上げて歌ったのは，「六花」。和の趣を感じさせるメロディーが心地よく響いた。
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中島さんは「Break it out」，竹内さんはCD未収録の新曲「Twilight Love」を初披露。途中から上着を脱ぎ，Tシャツ姿になった竹内さんに，客席からは歓声が上がった。
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ハイトーンが印象的な「ADVERSITY」を歌い上げたのは，「LEGAIO」の3人。「運命さえ超えろ」という歌詞からは，作品の世界観や彼らの想いがこちらにも伝わってきた。
続く「Always Victory」では，ロックな曲調に乗せて，ステージの熱気がさらに高まった。
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黒を基調とした衣装の「LEGAIO」とは対照的に，白い衣装で登場した「Luxarion」。彼らは「Be the one」「Brand New World」の2曲を熱唱した。曲中では，グータッチや肩を組むなど，メンバーの仲の良さが存分に伝わるパフォーマンスを披露。観客もその“わちゃわちゃ感”を楽しんでいた。
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「KACHIWARI MONSTER」は，「まだまだ楽しむ準備はできていますか？」と客席に問いかけたあと，ユニット名を冠した楽曲「KACHIWARI MONSTER」を歌い上げた。MV同様に“青春”あふれるこの曲からは，現役高校生バンドならではのフレッシュな雰囲気やあたたかさが感じられた。
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幻想的な曲調に酔いしれる「Piu Vivace」を歌唱したのは，「Vivace Hearts」。間奏では，客席に向かって手を振ったり，指揮者のような仕草をする2人の姿が印象的だった。
「彼方，頑張ってね！」とエールを受け，福原さんが披露したのは「君と奏でる春の歌 -Frühlingslied-」。この楽曲は，今月発売されたCDに収録されており，ファンにとっても，こんなに早く生で聴けるとは思わぬサプライズだっただろう。
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早くも最後の楽曲となり，「KACHIWARI MONSTER」が歌うのは，米米CLUBの「浪漫飛行」。劇中でも，瑛太がカバーしたいと話していた名曲であり，彼がバンド活動を始めるきっかけとなったこの曲は，まさにラストにふさわしい選曲ではないだろうか。曲の終盤には，キャスト陣がペンライトやチキンのおもちゃを手にステージへ登壇し，大いに盛り上がった。
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イベントのエンディングでは，各ユニットの代表者が感想を述べ，夜公演の展開がさらに楽しみになるような充実の2時間となった。最後には，出演者全員が「ありがとうございました！」と挨拶を行い，イベントは無事に幕を閉じた。
「HAREFES 2025」公式サイト
「ハレオト」公式サイト
「東京徒然草」公式サイト
（C）HARERABO／TwinEngine
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