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ディストピア化したラテンアメリカが舞台の新作FPS「La Quimera」の制作をアナウンス。開発は「メトロ」シリーズを手がけたチームが担当
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Steam「La Quimera」
「La Quimera」は,国家主義の崩壊によって小さな都市国家に分かれてしまった2064年のラテンアメリカが舞台となる。小さな国力では体制を維持するのも難しく,そんなニーズにあわせて軍事力を担うようになったのがPMC(私設軍事組織)だ。外骨格のアーマーと最新兵器で武装したプレイヤーの一団は,ミッションを通じて熱帯雨林のジャングルに包まれた巨大都市間を駆け抜けていく中で,この世界の嘘や裏切りに直面していくことになる。
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公開されたトレイラーでは,2人の仲間とスクワッドを組み,ドローンやAIロボットと交戦する姿が収録されている。どこか「ファークライ」の狂気と「クライシス」の未来的コンバットを彷彿させ,入念なストーリーや緊迫したアクションシーンが織り交ぜられている様子。熱帯雨林では土砂降りの雨が降ったり,何らかのサイキックパワーのようなアビリティを利用したりして戦う姿も確認でき,濃密なプレイを楽しめそうだ。
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「La Quimera」を開発するReburnは,「メトロ」シリーズで知られる4A Gamesのメンバーで構成されるデベロッパだ。少しややこしい話だが,4A Gamesは2006年に「S.T.A.L.K.E.R.」オリジナル作品を手がけたコアメンバー4人で,ウクライナのキーウに設立されたデベロッパだが,ロシアとの紛争の勃発にあわせて本社をマルタに移転した。
しかし,親会社であるEmbracer Groupの経営難に伴い,「メトロ」のIPを保有するマルタ本社はSaber Interactiveの傘下会社として残ったものの,実働チームともいえるウクライナ支部は独立して,社名を4A Games UkraineからReburnに変更した。
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「La Quimera」は,そんなチームの作品であるだけに,アクションやグラフィックス面でもかなり期待できるタイトルになりそうだ。気になる人は,Steamストアページでウィッシュリストに追加して,続報をチェックしておくといいだろう。
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