
プレイレポート
[プレイレポ]90年代格ゲー風のビジュアルと,スロットの演出が楽しい。日本のコンテンツを海外に発信するRPG「TAT Rumble」を紹介
言語は英語のみだが,ガチャの説明など一部には日本語の表記も見られ,公式サイト(外部リンク)も日本語に対応している。
![]() |
今回はリリースに先駆けて,メディア向けのテストバージョンをプレイする機会を得たので,ゲームプレイの模様をお伝えしよう。
90年代格ゲー風のビジュアルが特徴
本作は,スロットのドキドキとRPGの育成・収集要素を組み合わせた"NFTスロットRPG"だ。世界中の猛者が集まるルール無用の格闘技大会「TWELVE ANONYMOUS TOURNAMENTS(TAT)」で,ファイターたちが富と名誉を求めて競い合う。
![]() Hiro(日米ハーフ,空手&古武道) |
![]() Jack(日米ハーフ,レスリング&MMA) |
![]() Eva(フランス,サバット) |
![]() Dorj(東アジア,相撲&MMA) |
![]() Celine(南米,プロレス) |
![]() King(不明,オールラウンダー) |
空手と古武道を使う日米ハーフのHiroや,その兄でレスリングとMMAを使うJack,フランス出身のコスプレイヤーEvaなど,ラインナップからはどこか格ゲーらしさを感じる。キャラクターデザインは,「逆転裁判」シリーズで知られる岩元辰郎氏が担当している。
なお岩元氏以外にも,本作には多数の日本人が関わっている。KREATION VERSE代表の小川智也氏は,「Web3の技術を使い,日本のコンテンツを海外に発信する」ことをビジョンとして掲げる。
[GDC 2024]Web3で日本のゲームを海外に。懐かしの2D格闘ゲームライクなビジュアルが目を引くNFTゲーム「TAT Rumble」
![[GDC 2024]Web3で日本のゲームを海外に。懐かしの2D格闘ゲームライクなビジュアルが目を引くNFTゲーム「TAT Rumble」](/games/999/G999905/20240326032/TN/011.jpg)
2024年6月に海外向けにサービス予定の「TAT Rumble」は,日本のクラシックな格闘ゲームのようなグラフィックスとアニメーションを特徴とした“コレクティブル・アートゲーム”だ。GDC 2024の会期中に,本プロジェクトを進めるKreation Verseの代表である小川智也氏にゲームを紹介してもらった。
本作は,とくに90年代格ゲー風のビジュアルに力を入れており,こうしたテイストは海外での人気が高いという。
戦闘の演出は,画面上部にある格ゲーのステージで行われる。ゲージが満タンになると,キャラクターが次々に必殺技を繰り出す。
![]() |
スロットを軸にした戦闘システム
プレイヤーは6人のキャラクターでチームを組み,各ステージを攻略する。戦闘システムはターン制RPGと近いが,スロットを軸にしている。
![]() |
ターンの開始時に攻撃に参加するキャラクターを選ぶと,その人数分スロットが回転し,出た役に応じてゲージが溜まる。
そして,ゲージが最大なら必殺技,そうでないなら通常技をすべての攻撃キャラクターが繰り出す。必殺技と通常技でダメージにはかなりの差があるため,できるだけゲージを満タンにすることを狙いたい。
また,「777」は凄まじいダメージを与えることができ,報酬大量獲得のチャンスも訪れる。揃いそうなときのドキドキ感や,当たったときの興奮は,現実のスロットさながらで楽しかった。
![]() |
![]() |
![]() |
一方で,バトルの流れにはテンポの悪さを感じる部分もあった。
というのも,キャラクターが攻撃するのにSPが10必要で,各キャラクターがSPを10※持った状態でステージが始まるが,1ターンに3しか回復しない。最初に6人全員で攻撃すると,3ターン待機することになる。
とはいえ,攻撃に参加するキャラクター数を絞ると,ゲージが満タンにならずに弱く,爽快感も失われてしまうので悩ましかった。
※同じキャラクターを重ねて強化(いわゆる凸)すると,SPの初期値が上がるそうだ
また,テストバージョンだからかもしれないが,ステージごとの違いがあまり感じられなかったのも気になった部分だ。このあたりは,正式版で登場する機能や,今後のアップデートで改善されることに期待したい。
NFTをセットすると,リアル報酬の機能が開放
最後に,テストバージョンでは体験できなかったが,現在公開されている情報をもとに,ブロックチェーン関連の機能を紹介しよう。
本作では,「Prize Card」というNFTを販売している。これは自分のチームを強化する力を持ち,これまでに紹介してきた非NFTのカード6枚で構成されるチームと併用することになる。
![]() シルバー (約300円) |
![]() ゴールド (約3000円) |
![]() プラチナ (約1万円) |
![]() ダイヤモンド (約10万円) |
Prize Cardには4段階のグレードがあり,「最大限楽しむにはゴールド以上がおすすめ」と公式サイトに書かれている。
NFTをセットしているプレイヤーは,特別なWeb3モード「Prize Match」に参加できる。
このモードでは,NFTのスタミナが減る代わりに,NFTに「PRIZE」が蓄積されていく。PRIZEは「Prize Token」と交換可能で,Prize Tokenはビットコインなどの換金性のある暗号資産とも交換できる。
![]() |
ブロックチェーンゲームの中では,一般的なスマホゲームとして楽しめるWeb2モードと,ブロックチェーンを使ったWeb3モードを明確に分けていることを珍しく感じる。まずは普通に遊んでみて,気に入ったらWeb3モードについて調べればいいので,始めるハードルは低そうだ。
格ゲー風のビジュアルや,スロットの演出に惹かれた人は,公式X(外部リンク)やホワイトペーパー(外部リンク)で情報をチェックしつつ,リリースを楽しみに待とう。
「TAT Rumble」公式サイト
「TAT Rumble」ダウンロードページ
「TAT Rumble」ダウンロードページ
- 関連タイトル:
TAT Rumble
- 関連タイトル:
TAT Rumble
- この記事のURL:
キーワード
- iPhone
- iPhone/iPad:TAT Rumble
- iPad
- RPG
- KREATION VERSE
- KREATION VERSE
- ギャンブル
- ブロックチェーン
- Android:TAT Rumble
- Android
- プレイレポート
- 編集部:Akasaka
- 格闘
- 無料

(C) SE by OtoLogic(CC BY 4.0)
(C) SE by OtoLogic(CC BY 4.0)