京都のみやこめっせで開催中のインディーゲームイベント
「BitSummit Drift」に,
「アークナイツ」(
iOS /
Android)で知られるHypergryphのゲームブランド,「Coreblazer」が出展している。
2019年5月リリースの「アークナイツ」で多くのプレイヤーと高い評価を獲得し,現在は数千人を超える従業員を抱える大規模なゲーム会社となったHypergryph。しかし,2017年1月に中国・上海で立ち上げたときは数人のスタッフによる小規模開発チームだった。
「Coreblazer」は,そんなHypergryphがかつての自分達のようなチャレンジをしている小規模スタジオや開発者のサポートを目的に,2023年にスタートしたゲームブランドだ。ポテンシャルが高い開発者や開発チームが長期的かつ安定したゲーム開発を進められるよう,資金支援やリソースシェアのほか,財務や法務のコンサルティングといった全面的なインキュベーションサービス,さらにはゲームコンテストや開発者交流会などのイベント運営といった形で支援を行う。
BitSummit DriftのCoreblazerブースには,以下のゲームが出展されている。各タイトルのSteamのページではデモ版の配信も行われているので,同ブランドの展開やサポートタイトルに興味が湧いた人は,BitSummit Drift会場やSteamでチェックしてみるといいだろう。
デベロッパ:
Team Woll / パブリッシャ:
GCORES PUBLISHING
プレイヤーキャラクターであるバターたっぷりのトーストを背負った猫が可愛い,ユニークなアクションとアニメーションスタイルが魅力のパズルプラットフォーム。ちょこちょこ動き回る猫と,ふわっと放物線を描いてジャンプするトーストのそれぞれの特徴を生かし,ときに共闘(?)してパズルを解き,ステージを進んでいく。
デベロッパ:
Inkfield Studio / パブリッシャ:
GCORES PUBLISHING
サイバーパンクな世界を舞台にしたテキストベースのRPGで,PC-9801時代風のクラシックなビジュアルと,それによって描かれる美少女達が特徴となっている。テーブルトークRPGのように,サイコロの出目とキャラクタースキルによって難関を突破していく。リリース日は未定だが,中国語(簡体字)だけでなく,日本語と英語にも対応している。今後の発表が気になるところだ。
デベロッパ:
BlackLight / パブリッシャ:
Mammorize
見下ろし型視点のシューティング要素を持つ“タワーディフェンスローグライクゲーム”で,テンポの良いゲームサイクルが特徴だ。プレイヤーキャラクターであるメカニマル(メカ+アニマル?)は5種類で,それぞれ異なる初期能力や400種類以上の成長要素によってプレイヤーごとに違った戦い方が楽しめるという。ランダムに進むマップを,個性豊かなヒーローのアクションや巧みな戦術で攻略しよう。
デベロッパ:
YiTi Games / パブリッシャ:
Gamera Games
懐かしい雰囲気のピクセルアートで描かれた,動物達の世界の街並みやキャラクター達が目を引く,ナラティブなミステリーアドベンチャー。クラシックなミステリー作品を想起させる作品世界は,擬人化された動物達の社会構成や風習,文化といったものもしっかりと作られているそうだ。独自の技術というライティングも特徴的で,視覚面でもより世界観を深く感じさせてくれる。