「Civilization VII」で最終的勝利を収める方法とは。最新の開発者日誌で今後の展開やMOD対応などが明らかに

　「シヴィライゼーション」シリーズ待望の新作として2025年2月12のリリースが迫る「シドマイヤーズ シヴィライゼーションVII」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch。以下CiV7）だが，デベロッパのFiraxis Gamesが新たな開発者日誌を公開した。
　ゲームのディテールを紹介するシリーズの第8回となる今回は，リリース前最後の開発者日誌になるとのこと。ただし，開発者日誌はゲーム発売後も続けられる予定だ。

Civilization VII Dev Diary #8: Victories & Post-Launch

　メイントピックは，誰もが気になる「最終的な勝利」について。これまでの記事でお伝えしてきたように，Civ7では，各時代に設定された「レガシーパス」のクリアを目指してゲームを進める。3つの時代の最後となる「現代」では，文化，経済，軍事，科学，いずれかのレガシーパスを達成することで，それぞれに対応する「勝利条件」に挑戦できる仕組みだ。


　勝利条件は，最後のレガシーパス完了後，通常，約20ターンでクリア可能だが，それまでの時代で多くのレガシーポイントを獲得していれば，達成にかかる時間が短縮できるという。また，同時に複数の勝利条件に挑戦することもでき，対戦相手と競っている場合，そのうちの1つを最初に達成したプレイヤーが勝利を収めることになる。

　開発者日誌によれば，文化的勝利を達成するには，「万国博覧会」（World's Fair）の開催が求められる。経済的勝利では，「世界銀行」（World Bank）を設立し，各国の首都にオフィスを開設することになる。また，軍事的勝利では「マンハッタン計画」（Manhattan Project）を完了させたあと，水素爆弾を開発する「アイビー計画」（Operation Ivy）をやり遂げなければならない。そして科学的勝利では，「有人宇宙飛行計画」（First Staffed Space Flight）を完了させるのだ。


　開発者日誌ではさらに，発売後の半年にわたる展開についても述べられている。それによれば，「世界の交差点」（Crossroads of the World）と題された有料コンテンツの販売が3月に始まるとのこと。カルタゴやイギリスといった新たな文明が追加され，エイダ・ラブレス（Ada Lovelace）などの新指導者が登場する。その後は，シモン・ボリバル（Simón Bolívar）や，シリーズ初登場となるブルガリア文明やネパール文明の追加を予定している。

　無料アップデートも定期的に実施され，マルチプレイのチーム対戦や8人での対戦が追加され，時代を選択できる機能なども実装される。定期的なイベントやチャレンジも用意されており，人気が出れば，新たなゲームシステムとして採用されるかもしれない。


　このほか，MODについても説明されており，シリーズ従来作と同様，本作でもMOD開発者による新たなコンテンツの制作を支援する方針とのこと。2025年内には，MOD制作ツールの公開やガイドラインの発表が予定しているという。

　発売まで残り10日となった「シドマイヤーズ シヴィライゼーションVII」。メディアやインフルエンサーによるプレビューも登場し始めており，「あともう1ターン」とプレイを続けて，いつの間にか朝を迎えてしまうといった中毒性の高さは健在のようだ。
　北米時間の2月8日には，コミュニティで有名な5人のプレイヤーによるマルチプレイイベント「Civ World Summit」が開催される予定になっている。詳しくは，開発者日誌を参照してほしい。

Civilization VII Dev Diary #8: Victories & Post-Launch

「Sid Meier's Civilization VII」公式サイト