［GDC 2024］スタイリッシュなアクションとデッキビルダーを融合した「Knights in Tight Spaces」，GDC会場でデモを公開

　Raw Furyは，イギリスのブリストルに本拠を置くGround Shatterが開発する「Knights in Tight Spaces」を発表し，開催中のGame Developers Conference 2024会場で，メディア向けにプレイアブルデモを公開した。その内容を紹介したい。

「Knights in Tight Spaces」公式サイト

　「Knights in Tight Spaces」は，2021年にリリースされて話題となった「Fight in Tight Spaces」の後継作品。中世風のファンタジー世界を舞台に，狭いスペースで複数の敵と戦うスタイリッシュなアクションと，デッキビルダーを融合したユニークなゲームだ。弓使いや魔法使いなどでパーティを組み，旅の途中で出会った新しいキャラクターを仲間に引き入れながら，彼らを雇った謎の組織の正体を暴くといったメインストーリーが用意されている。
　バトルはターン制で，技や魔法が書かれたカードでデッキを組み，狭いマップで戦いを繰り広げる。スタミナやポイントを管理しつつキャラクターを動かし，コンボ技を繰り出したり，環境を利用したりして群がる敵どもを撃破するのだ。


　前作から大きく変化したのはビジュアルで，「Knights in Tight Spaces」ではコミックアートのような線画のキャラクターが登場し，影絵だった前作に比べて立体感が増した。大きな技を繰り出すときにはカメラ視点が切り替わり，息を呑むようなダイナミックなアクションが堪能できる。
　周囲の環境を利用することも大切で，高低差のあるマップの上階へハシゴで昇り，そこにあった樽を蹴落として下の敵にダメージを与えるといったことが可能だ。


　デモを紹介してくれたディレクターのジェイムス・パーカー（James Parker）氏によると，旅の途中で加わる仲間の中には信用できない者もいて，プレイヤーを裏切ることもあるという。コンボ技を強化するチームアビリティを習得しながら，前作より格段に多い，300枚以上のカードをうまく組み合わせることで，飽きのこない戦術的なプレイを楽しめるようになったという。

　制作発表に合わせて公開されたSteamのストアページによれば，テキストとインタフェースが日本語対応するという「Knights in Tight Spaces」。発売予定日は未発表だが，前作のファンは期待してほしい。

「Knights in Tight Spaces」のデモを紹介してくれたのは，Ground Shatterでゲームディレクターを務めるジェイムス・パーカー氏

「Game Developers Conference 2024」公式サイト

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