プレイレポート
[プレイレポ]「スーパーモンキーボール バナナランブル」おサル入りボールを転がすおなじみのルールに加え,新アクションやバトルモードも熱い!
「スーパーモンキーボール バナナランブル」公式サイト
このイベントでは開発陣による解説と共に,製品版と同等のバージョンをプレイできた。メインモードとなる「アドベンチャーモード」と,新登場の「バトルモード」のプレイレポートをお届けする。
「スーパーモンキーボール」は2001年にアーケードと家庭用ゲーム機に発売され,現在までに10作品をリリース。世界累計セールスは500万本を記録している人気シリーズだ。
おサルが入ったボールを転がしてゴールへと導くシンプルなルールで,カジュアルでありながらショートカットやタイムアタックなども楽しめる奥深いゲームとして知られる。
最新作も基本的なルールは同じだ。ステージから落ちないようにボールを転がすルールをベースに,新アクション「スピンダッシュ」が追加され,アドベンチャーモードでは完全新規の全200ステージをプレイできる。
アドベンチャーモードは制限時間の1分以内にボールをゴールまで転がすとクリア,次のステージに進めるようになる。ステージから落ちてしまうか,制限時間をオーバーするとミスになるルールも従来どおりだ。
コースは実に多彩で,その形状はもちろん,さまざまな障害物やギミックもクセモノ。これに対応するのが新アクションのスピンダッシュだ。
Bボタンを押し続けてパワーを溜めてから離すと,矢印の方向にボールが一気に加速する。坂を利用してジャンプをしたり,飛び出してショートカットをしたり,バトルでは相手にぶつかってはじき飛ばしたりと,攻略上の大きなポイントになるだろう。
一度使うと少しの間,使えなくなるうえ,加速しすぎてコースアウトしてしまうこともあるので,使いどころを考える必要がある。
アドベンチャーモードは最大4人の画面分割プレイ,巻き戻しやゴーストガイドといったビギナー向けのお助け機能など,要素も充実している。幅広いプレイヤーが楽しめるはずだ。
Nintendo Switchのタイトルということで,コントローラのジャイロ操作も試してみたが,こちらはボールではなくステージの傾きを操作しているような感覚があり,スティック操作とはまた違う面白さがあった。ぜひ試してみてほしい。
一方,バトルモードはその名のとおり,プレイヤー同士の対戦モードだ。オフラインは最大4人,オンラインは最大16人が参加できる。試遊会では取材陣による16人対戦が行われた。
バトルモードには5つのルールが用意されている。「スーパーモンキーボール」の“ボールを転がす”という操作感覚で遊ぶものなのに,ルールはどれもよく考えられているため,それぞれまったく異なる楽しさを味わえる。
ゴールを目指すルールだけでも,最初のゴールインを目指す「レース」に対して,「ゴールハント」は2チームに分かれて規定時間内にゴールを通ることでポイントを重ね,総合得点を競うという内容だ。
残る3つのルールは,閉じられた広いフィールドの中で競う。
ステージ内のバナナを集めた数で勝負が決まる「バナナコレクター」,爆弾を持ったプレイヤーが制限時間内にほかのプレイヤーに押しつける「ボムパニック」,2チームに分かれたプレイヤーが出現するロボットを破壊して得点を稼ぐ「ロボブレイカー」だ。
なかでも面白かったのはボムパニックだ。爆弾を持っているときは常に誰かを探して追いかけ,持っていないときはとにかく逃げ回る。まったく違う立ち回りが目まぐるしく入れ替わる展開が楽しく,終了寸前に逆転劇が発生するところも痛快だった。
シリーズが培ってきた面白さは不動のものであり,新アクションの追加や新規ステージが200種類もあるため,「モンキーボール」を遊び慣れた人から初めて遊ぶビギナーまで幅広く楽しめる作品として完成度は高い。
筆者は久しぶりに遊んでみたのだが,ステージ端のギリギリを転がす緊張感や,思わぬ形で見つけられたショートカットの気持ちよさは懐かしく,オンラインであれば手軽に遊べるバトルモードも熱くなれた。
ぜひ読者の皆さんも,今年の夏はボールに入ったおサルと一緒に熱くなってほしい。
「スーパーモンキーボール バナナランブル」公式サイト
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