［プレイレポ］吸血鬼サバイバルアクション「V Rising」，待望のPS5版はコントローラでのゲームプレイに最適化し，快適なバトルを実現

　「V Rising」はスウェーデンのデベロッパ，Stunlock Studiosが開発を手がけるオープンワールドアクションゲームだ。2022年5月にアーリーアクセス版をSteamで配信し，以降2年間にわたってフィールドの拡張，Vブラッドと呼ばれるボスモンスターの追加，ゲームシステムのブラッシュアップなどを実施し，5月8日に正式版リリースを果たした。

　そして，6月11日にはPlayStation 5版の配信も始まったばかりだ。

「V Rising」公式サイト

　「V Rising」のプレイヤーが体験するのは，ヴァンパイアとしてのサバイバル生活である。魔物，狂暴化した動物，武装した人間といった危険な敵が徘徊するオープンワールド「ヴァルドラン」を舞台に，陽の光から自身を守るための居城を作り，フィールドで入手できる素材から装備品やアイテム，居城内の施設をクラフトで充実させ，Vブラッドを倒して新たなスキルやクラフト技術を獲得する。
　このような活動を繰り返すことで戦力を上げていき，より貴重な素材が手に入る危険エリアの探索やPvE，そして（アナタが望むのであれば）PvPに参加していく。

プレイヤーは不死の存在であるヴァンパイアのため，死亡してもほぼノーリスクで復活できる。しかし太陽の光を浴びると数秒で絶命する。日中は日陰を渡り歩いて行動するか，居城や棺桶の中などの安全な場所で夜を待つ必要がある

居城や場内で利用する施設は，フィールドに点在する木や石，敵を攻撃すると手に入る素材からクラフトしていく

施設が充実すると装備品のクラフトや居城のグレードアップといった作業が可能になり，日中の時間を有効活用できる

Vブラッドを倒すと戦闘に役立つスキルが得られるほか，新たなクラフトを可能にする施設やレシピなども開放される

　PC版が正式リリースを果たした際に実装された，日中と真夜中の時間調整，居城の引っ越しといった便利機能は，PS5版には最初から搭載されている。
　また，PS5専用コントローラ（DualSense）でのゲームプレイに操作方法を最適化している。左アナログスティックでキャラクターを移動することになり，斜め方向への回避行動，ボウガンや遠距離スキルの攻撃がキーボード操作よりもスムーズになった印象だ。

コントローラ操作では武器攻撃やスキルの発動がボタン，移動や視点変更などがアナログスティックに割り振られている

アナログスティックのおかげだろうか，斜め方向に遠距離攻撃を放ちやすい

PC版と同様，ゲームを遊びやすくするオプション機能はPS5版にも搭載されている。自身がホストとしてサーバーを起ち上げる際は，太陽が出ている時間を短めに設定するのがオススメ

　PS5版「V Rising」はスタンダード・エディション，KONAMIの「悪魔城ドラキュラ」シリーズをモチーフにした装備品やクラフトを含む悪魔城エディション（悪魔城ドラキュラプレミアムパック同梱），そしてコンプリート・エディション（全装飾DLC同梱）の3バージョンが配信中。高い自由度があり，じっくり遊べるタイトルを探しているPS5ユーザーはぜひ試してみてほしい。

「V Rising」公式サイト