元祖ミッキーが闇から襲いかかる。Co-op型サバイバルアクション「Infestation: Origins」，2024年のリリースをアナウンス

　Nightmare Forge Gamesは2024年1月3日，Co-op型サバイバルアクション「Infestation: Origins」のアーリーアクセス版を2024年中にリリースすることを海外メディアIGN（リンク。英語）でアナウンスし，合わせて最新トレイラーを公開した。


　数日前に「Infestation 88」というタイトル名でリリースされることがアナウンスされていたInfestation: Origins。1980年代のアメリカでネズミの大量発生が勃発する。プレイヤーは駆除専門業者となって，最大4人の仲間とともに依頼のあった民家や倉庫などへ潜入して，大発生の元凶となっている場所を協力しながら探り当てていくという一人称視点のアクションゲームとなっている。


　リリースされたトレイラーでは，銃器を利用できるのかは定かではないが，緑色のガスを噴射するデバイスを手に，大きな耳を持つ二足歩行型の巨大なマウスと対峙するような場面が確認できる。


　Infestation: Originsに登場するミッキーマウスは，1月1日をもって著作権切れとなり，自由に二次創作物として利用できるようになった，1926年の白黒アニメ映画「蒸気船ウィリー」に登場した“元祖ミッキーマウス”がモチーフになっている。おどろおどろしい姿ながらも目や鼻に特徴が残されているのが分かる。

　こうしたパブリックドメイン化していく著作物については，「奥谷海人のAccess Accepted第757回：自由な二次創作で『くまのプーさん』がホラーな存在に」などでも紹介しているが，1976年米国著作権法（US Copyright Act of 1976）や，1998年の著作権延長法（Copyright Term Extension Act）など，ウォルト・ディズニー・カンパニーによるロビー活動によって100年近くも守られてきた多くのキャラクターたちが，次々に“すべての人の共有物”となっていく予定だ。今回の元祖ミッキーマウスも，著作権が切れた途端に，ホラーゲームとして活用されることになった。


　Infestation: OriginsのSteamストアページの情報によると，日本語対応もアナウンスされており，プライベートロビーやパブリックロビーで仲間とゲームを楽しめる。また，プレイするたびにマップがランダム生成されるなどの機能も実装されるようだ。気になる人は，ウィッシュリストに追加して続報を待とう。

「Nightmare Forge Games」公式サイト