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  • 発売日:2025/06/17
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印刷2025/04/12 12:00

プレイレポート

[プレイレポ]「Shadowverse: Worlds Beyond」を先行体験。シリーズ未経験でも楽しめるのか,確かめてきた

 Cygamesが2025年6月17日にサービス開始を予定している「Shadowverse: Worlds Beyond」iOS / Android / PC)は,シャドバの愛称で親しまれているデジタルカードゲーム「Shadowverse」の正統続編にあたるタイトルだ。

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 スタートラインが並ぶタイミングということで,新たに本作を始めようと考えている人は少なくないはず。もちろん,前作経験者で復帰しようと考えている人も多いことだろう。

 筆者は,紙であれば「マジック:ザ・ギャザリング」,デジタルであれば「ハースストーン」「ドラゴンクエスト ライバルズ」といったカードゲームを経験しているが,たまたま機会が訪れずシャドバを遊んだことはない。そんな筆者にとってはいい機会ということで,オフラインイベント「シャドバスペシャルフェス2025」に出展されていた本作を遊んできた。その触り心地をレポートしたいと思う。

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超進化の追加で戦いはさらに激しく


 まずは簡単に,本作の基本的なルールをまとめておきたい。プレイヤーは40枚でデッキを組み,ターンごとに付与されるPP(プレイポイント)を使ってカードをプレイし,対戦相手の体力(初期値20)を削りきることが目的だ。デッキ切れ負けなどもあるが,最初は気にしなくていいだろう。

1ターン目の状態。プレイヤーが必要な情報は,この画面でほとんど確認できる
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 基本的にPPは,ターンごとに1ずつ増えていく。1ターン目はPP1のカードしかプレイできないが,2ターン目には合計2のカードを,3ターン目には合計3のカードをプレイできるようになる。もちろん,高コストのカードのほうが強力な能力を持つため,後半になるにつれて,より戦いは激化していく。

カードの最大コストは10。再臨のジェネシスドラゴンは疾走持ちの攻撃力9,シンプルに強力だ
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※疾走:場に出たターンであっても,相手のリーダーやアクト状態のフォロワーに攻撃できる

本作では,後攻のプレイヤーに任意のタイミングでPPを+1できる「エクストラPP」が追加された。カードゲームは基本的に後攻不利とされるが,それを緩和するための要素となる
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 本作の大きな特徴として,自身のターンにしかカードは使えず,相手の行動に干渉できない点が挙げられる。相手に邪魔されず,好き勝手に行動を決められるが,相手もそれは同じなので,どのような盤面の状態で相手にターンを渡すかが非常に重要となる。

相手の体力が9であれば,ターンが返ってくれば再臨のジェネシスドラゴンで勝ちが確定する。相手としては,盤面に守護持ちのフォロワーを置いてケアしたいところ
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※守護:守護を持つフォロワーが自分の場にいるとき,相手のフォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃できない

自身のターンは相手に干渉されないため,好き勝手に暴れられるのが楽しい。相手にも暴れられるけども……
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 戦いに大きな影響を与えてくれるのが,シャドバならではのシステムである「進化」,そして本作で新たに登場した「超進化」だ。いずれも規定ターン経過後に使えるシステムで,それぞれ2回ずつ使用できる。

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 進化は自身のフォロワーに使用でき,使った時点で攻撃力と体力がそれぞれ+2。さらに,相手のフォロワーを攻撃できる突進が付与される。

 また,一部のフォロワーは進化時に特殊な能力を発動し,ほとんどが強力なものだ。その能力や巨大化したスタッツ+突進を活用して戦いを優位に進める,というのが基本的な使い方となる。

進化は強力だが,互いに2回ずつしか使えない。貴重なリソースになるので,不必要に使うのは控えたい
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楽郎の天宮・フィルドアの進化時能力は,相手のフォロワー破壊。扱いやすい強力な能力だ
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 進化自体はシャドバから変わらないが,さらに効果を強力にした超進化が戦いを盛り上げてくれる。超進化時は攻撃力と体力がそれぞれ+3,そして突進が付与される。そのうえ自分のターン中に一切のダメージを受けず,能力によっても破壊されなくなる。

進化時は盤面を整理するときに,フォロワーが相打ちになることも多いが,超進化は破壊不能になるので必ず盤面に残る
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 さらに超進化したフォロワーが相手のフォロワーを撃破すると,そのフォロワーがふっとび,相手リーダーに1ダメージを与えてくれる。もちろん,進化と同様に超進化時にのみ発動する「超進化能力」を持つフォロワーも存在する。

勇壮の堕天使・オリヴィエの超進化時の能力は,フォロワー1体を超進化させる。盤面を強固にして相手にプレッシャーを与えられる能力だ
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 まだ本作の右も左も分かっていない筆者だが,勝敗の鍵を握るのは間違いなく,進化と超進化の使い方と使いどころだと感じた。今回の試遊では,あらかじめ用意されたデッキしか使えなかったが,カードプールが広がり,いろいろな戦術を考えられるようになれば,プレイヤーごとの色を出せるようになるはず。デッキ構築から楽しくなりそうなシステムだ。

これまでの戦いはなんだったのかと思えるほど,強力な進化と超進化。ド派手な戦いを演出してくれる
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カードゲームはいろいろと試行錯誤しつつ,デッキを組んでいるときが一番楽しいまである
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分かりやすいルールと洗練されたUIに感じた遊びやすさ


 さも長年の経験者のようにルールを解説してきたが,筆者は1時間強ほどしか本作をプレイしていない。それでも大体のルールは理解できたし,勝ちに向かうための道筋もなんとなく見えてきている。

 その理由としては,本作の遊びやすさに起因している。とにかく本作はルールに難しい要素が少なく,分からないことがあっても,UIを見れば理解できるように作られているのだ。

ファンファーレや疾走など,聞き慣れないキーワードもあるが,タップすれば能力を確認できる。能力もややこしくないので,すぐに理解できるはず
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 自身のターンにしか行動できないのも,遊びやすさにつながっている。基本的には相手に強力な盤面を押し付けて,それに対して相手が解決していくというのが基本的な流れだが,いかにリソースを使わずに強力な盤面を展開するか。あるいはそれを跳ね返すか。カードゲームの基本であるリソース管理が楽しいゲームデザインと言える。

デッキパワーが五分五分であれば,よりリソースを温存したほうが勝ちやすい。プレイヤーの上手さが出る部分だ
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 もちろん,これはあくまでも試遊時の印象で,本来は自身のデッキをしっかりと理解して,相手のデッキ内容も読みつつ,互いにリソース管理をして戦わなければならない。
 試遊で触れたのは,ネメシス,ドラゴン,ナイトメアの3クラスだが,クラスごとに特殊なギミックも用意されており,「実は,この組み合わせの対戦は難しい」ということもあるだろう。

実装時は8クラス用意される
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ナイトメアは墓場(いわゆる捨て札置き場)を活用するクラス。それぞれに特色があり,違う遊びにつながっている
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ドラゴンはPP最大値を増やして,大物で決めきるクラス。大型フォロワーの連打が気持ちいい
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ネメシスは操り人形のようなトークンを使役して戦うクラス。前作にはいろいろなタイプがあったようだが,今回のデッキは操り人形にフィーチャーしていた
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 筆者はシリーズを初めて体験したわけだが,想像よりも遊びやすく,いきなりでも楽しめたことにかなり驚いた。もちろん,過去にカードゲームをプレイしているという前提はあるが,似たような境遇の人であればすんなりと楽しめるはずだ。

 そして,カードゲームを遊んだことがないという人のために,本作にはAIのアドバイスを聞きながらCPU戦を楽しめる「AIアドバイス機能(β版)」が用意されるという。ゲームに詳しい知り合いがいれば,直接聞きながら学ぶという手もあるが,(筆者はこのパターンが多い),このAIアドバイス機能がそういった役割を担ってくれるだろう。

取材時には試せなかったAIアドバイス機能(β版)。カードゲーム初心者にとって,うれしい機能と言える
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 今回の試遊で訪れた「シャドバスペシャルフェス2025」では,生配信も実施されており,著名配信者による実機プレイの模様を映像で確認できる。ゲーム内容を理解するのにも役立つし,美しいグラフィックスで表現される演出も楽しめるので,ぜひ視聴してほしい。

【Shadowverse シャドウバース】「シャドバスペシャルフェス」

「Shadowverse: Worlds Beyond」公式サイト

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