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オカルト&タロットJRPG「EXIT VEIL」のクラウドファンディングがKickstarterでスタート。開発元は「Tokyo Dark」のCherrymochi
本作は,オカルトの世界観を舞台に,タロットカードを駆使する三人称視点型の“ダーク・サイケデリックJRPG”だ。「Bloodborne」や「ファイナルファンタジー」,「エターナルダークネス ―招かれた13人―」からインスピレーションを受けて制作された。
プレイヤーは,世界から切り離され道に迷ってしまったトーリという若い女性を操作して,暗い領域を探索していくことになる。ヒーリングを重点に展開されるバトルでは,トーリが倒れないように戦略的な立ち回りが求められるとのことだ。
敵から得られる「エモーション」によって作成できるタロットカードは,現実のものと同様にさまざまな種類があり,戦闘以外でも使うことができる。さらに,タロットカードで得られる知識は,現実のものとリンクしており,実物のタロットカードに触れるときに活かせるという。
なお,開発元のCherrymochiは,ジョン・ウィリアムズ氏と真保氏の夫婦によるインディーズメーカーで,2017年に発売されたアドベンチャーゲーム「Tokyo Dark」を手掛けたことで知られている。
クラウドファンディングは,7月12日から8月10日まで行われる予定で,最初の目標金額は5万ドルとなっている。最初の目標金額を達成するとPC版,11万ドルに達するとコンシューマ版のリリースが決定するとのことだ。
クラウドファンディングの支援者には,ゲームのデジタルコピー,サウンドトラック,アートブック,ゲーム内の隠しエリアや秘密をアンロックできる実物のタロットデッキなど,さまざまなリワードが用意されている。
「EXIT VEIL」Kickstarterページ
Cherrymochiによるダーク・サイケデリックRPG『EXIT VEIL(イグジット・ベール)』のKickstarterキャンペーンが開始されました
東京 ― 2022年7月12日 ― TOKYO DARKを手掛けたインタラクティブスタジオ、Cherrymochiが最新作『EXIT VEIL(イグジット・ベール)』の意欲的なキャンペーンをKickstarterにて開始しました。『EXIT VEIL』はダーク・サイケデリックJRPGとなっており、『Bloodborne』、『ファイナルファンタジー』、『エターナルダークネス ―招かれた13人―』からインスピレーションを受けています。『EXIT VEIL』では3D探索、ヒーリングに着目した斬新なターン制戦闘、タロットカードの要素を取り込んでいます。また、このゲームはテーマをオカルトや心の奥深くに眠る言葉を中心に据えて、プレイヤーに今までに無いJRPG体験の提供を目標としています。
Kickstarterでのキャンペーン期間は7月12日から8月10日までで、最初のゴールである$50,000達成を目指しています。この目標が達成できた際には『EXIT VEIL』がPC向けにリリースされ、ストレッチゴールの$110,000を達成するとコンソール機にも対応する予定です。プレイヤーを独創的な旅へと連れて行くだけではなく、タロットカードへの理解を深めること、ゲームで得た知識と現実世界で得た知識を結びつけることもこのプロジェクトの狙いです。
『EXIT VEIL』Kickstarterキャンペーンページ(英語)
『EXIT VEIL』Kickstarterキャンペーンページ(日本語)
『EXIT VEIL』でプレイヤーが操作するのは、世界から切り離され道に迷ってしまったトーリという名の若い女性です。崩壊し、腐敗していく新しい現実と向き合うのに手間取っています。トーリはアーキタイプ、エグレゴア、サービター、ダイモン、エンジェル、マシーンエルブズの6つの領域が眠る迷宮の奥深くへと導かれてゆきます。これらは腐敗の源で触れたものを全て腐らせてしまいます。腐敗を鎮め、全ての領域を癒し、家に帰れるのか否かは全てプレイヤー次第です。
プレイヤーは3Dの三人称視点でトーリを操作し、暗い領域を探索します。『EXIT VEIL』の革新的なターン制戦闘ではプレイヤーは力で圧倒するよりもヒーリングに重点を置いて恐ろしいエンティティに立ち向かいます。オンラインゲームでのヒーラーから着想を受けており、戦闘はトーリが倒れないよう戦略的かつ緊張感のある立ち回りが求められます。
ゲーム内でタロットカードは戦闘内外で使える能力を持っています。また、各カードは遭遇した敵から集める“エモーション”で創られます。カードが与える能力と同様、タロットカードと“エモーション”との結びつきにより、プレイヤーはカードと深層心理、エレメントとの関連を理解することができます。この知識はゲーム内だけでなく、実際にタロットを使用する際にも活用できます。
『EXIT VEIL』のサウンドトラックはImazato(ジョン・ウィリアムズ)氏とイギリスのメタルバンドReign of FuryのBison(マット・スティード)氏とのコラボレーションです。実験的でサイケデリックなメタル音楽を暗い雰囲気と組み合わせることで『EXIT VEIL』の歪んだオカルト的世界観を表現しています。
「『EXIT VEIL』はタロットカードを使った斬新な戦闘システムと魅力的なインタラクティブなストーリーを第一に考えてデザインしました。『EXIT VEIL』を他のJRPGと一味違うものにしている要素は、オカルトの導入を単なる表面的なもので済ませたりはしないという私たちの熱意です。『EXIT VEIL』はアレイスター・クロウリー、タロット、ユングの世界についての指南書でもあり、非現実的な世界に一歩踏み出す壮大なアドベンチャーでもあるのです」CherrymochiのImazato氏はそう話します。
Cherrymochiは日本の東京南部に位置する小さなインディースタジオです。Jon(Imazato)とMahoの夫婦で経営され、他にはないユニークなゲームを制作しています。Cherrymochiが初めて手掛けたゲーム、『TOKYO DAR』はSquare Enix CollectiveからPC向けに発売されました。このゲームの成功を受け、新コンテンツを追加した『TOKYO DARK: REMEMBRANCE(R)』がSony UntiesからNintendo SwitchとPS4向けに発売されました。日本のビジュアルノベルと西洋のアドベンチャーゲームを融合させてできたものが『TOKYO DARK』です。各プレイヤー選択と行動がストーリーの行く末を左右するミステリー作品になっています。
『EXIT VEIL』のKickstarterキャンペーンはゲームのデジタルコピー、サウンドトラック、アートブック、数量限定の限定グッズなど、支援者へのリワードを用意しています。その中でも注目は、プレイヤーがゲーム内での隠しエリアや秘密をアンロックしたり、個人でタロットをする際にも使用できる実物の『The EXIT VEIL Tarot Deck(イグジット・ベールタロットデッキ)』です。このキャンペーンの期間は2022年7月12日から8月10日までです。
「EXIT VEIL」Kickstarterページ
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