Appleは本日(2022年6月1日),同社の定額制ゲームサービス「
Apple Arcade」で,6月中にリリースする新作タイトルの発表会を実施し,「
Air Twister」と「
クッキングママ:ヌーベルキュイジーヌ」をメディア向けに公開した。各作品の内容をスクリーンショットや映像を交えてお伝えしよう。
「Air Twister」
「Air Twister」は,セガ在籍時に
「アウトラン」「シェンムー」など多くの作品に携わり,
「バーチャファイター」の生みの親としても知られるゲームクリエイター,
鈴木 裕氏率いるYS NETが手がける3Dシューティングゲームだ。App Storeの告知によると,
6月24日にリリースされる予定とのこと。
YS NET代表取締役の鈴木 裕氏
![画像集#017のサムネイル/鈴木 裕氏の新作「Air Twister」と,人気シリーズ最新作「クッキングママ:ヌーベルキュイジーヌ」が6月中にApple Arcadeで配信へ](/games/634/G063464/20220601026/TN/017.jpg) |
鈴木氏によると,Air TwisterはAppleの担当者とミーティングをした際,自身の手がけた作品の話題で盛り上がり,
「何回でも楽しめるような作品を作ってほしい」と打診されたことが,開発のきっかけになったと当時を振り返っていた。
本作では,敵の侵略によって危機に陥っている星を舞台に,プレイヤーキャラクターである女王と敵の戦いが描かれる。収録ステージは全部で12あり,最初から最後まで通しでプレイすると,クリアまで40分ほどかかるそうだ。
操作はタッチパネルとゲームパッドがサポートされる。前者は,スワイプで敵をロックオンして攻撃するシンプルな操作のため,カジュアルにプレイでき,後者では,アーケードライクなプレイフィールを味わえるという。
また,プレイ中には「スター」を収集できる。スターによって女王がパワーアップするため,シューティングゲームが苦手な人でも難局を乗り越えられるよう,デザインされているとのことだ。
ゲーム内のBGMも見どころに挙げられた。本作の楽曲は,ミュージシャンの
Valensia(ヴァレンシア)と一緒に19曲が制作されたという。ロックにオペラやクラシックを混ぜたような壮大な曲になっており,作品の世界観ともマッチしていると鈴木氏はアピールしていた。
「クッキングママ:ヌーベルキュイジーヌ」
「クッキングママ:ヌーベルキュイジーヌ」は,オフィスクリエイトが手がける
「クッキングママ」シリーズの最新作にあたるタイトルだ。
同シリーズは,家庭用ゲーム機向けのパッケージソフトや,スマートフォン向けに基本プレイ無料のアプリとしてリリースされ,好評を博している。Apple Arcade向けとなる本作は,
6月17日にリリースされる予定だ。
(写真左から)オフィスクリエイトCEOの戸隠規泰氏,同社プロデューサーの松井智晃氏
![画像集#034のサムネイル/鈴木 裕氏の新作「Air Twister」と,人気シリーズ最新作「クッキングママ:ヌーベルキュイジーヌ」が6月中にApple Arcadeで配信へ](/games/634/G063464/20220601026/TN/034.jpg) |
![画像集#035のサムネイル/鈴木 裕氏の新作「Air Twister」と,人気シリーズ最新作「クッキングママ:ヌーベルキュイジーヌ」が6月中にApple Arcadeで配信へ](/games/634/G063464/20220601026/TN/035.jpg) |
クッキングママ:ヌーベルキュイジーヌは,これまでのシリーズ作品と違い,「具体的なメニュー」を選んで作るのではなく,
複数の食材を組み合わせて料理を作るという,従来とは異なるデザインになったことが特徴になる。料理が得意な人もそうでない人も,何ができあがるのか,完成を想像する楽しみが加わったと言えるだろう。
なお,使用できる食材はどんどん増えていき,曜日によって使えるものも変わるとのこと。作ったメニューはレシピブックに記録されるため,レシピを充実させていく楽しみもありそうだ。
また,作品の魅力には,野菜を切ったり,肉をフライパンで焼いたりといった調理の過程をミニゲーム形式でプレイでき,安全安心に料理の楽しい部分だけを体験できる点が挙げられた。ゲームオーバーはなく,もし調理に失敗しても,マスコットキャラクターであるママがやり直してくれるため,誰でも完成させられるとのことだ。