DONTNOD Entertainmentが“Don't Nod”に社名変更を発表。新作ADV「Garda」ほか，6作品を開発していることも明らかに

　「ライフ イズ ストレンジ」シリーズなどでお馴染みのフランスのDONTNOD Entertainmentは，設立から14年が経過したことに合わせて，「Don't Nod」へと社名変更することを公式にアナウンスした。


　2008年6月にパリで設立されたDONTNOD Entertainmentは，元々Electronic ArtsやUbisoft Entertainmentに在籍していた，ゲームディレクターのジャン-マキシム・モリス（Jean-Maxime Moris）氏や，傘下のアラン・ダマシオ（Alain Damasio）氏，そして現CEOのオスカー・ギルベール（Oskar Guilbert）氏ら5人により設立され，処女作はカプコンから2013年にリリースされた「Remember Me」（PC / PS3 / Xbox 360）だ。その後は，2015年の「ライフ イズ ストレンジ」（PC / PS4 / PS3）が高く評価されており，2つのスタジオで320人ほどのメンバーが，意味深いナラティブを持ち味とするアドベンチャーゲームの開発を続けている。


　Don't Nodはパブリッシャとしても活動を始めており，先週にはデンマークのPortaPlay Gaming Apsが開発する新作アドベンチャーゲーム「Gerda: A Flame in Winter」の制作がアナウンスされている。これは，第二次世界大戦中にドイツによって占領されていたデンマークの小さな村に住む女性「ゲルダ」が，夫の意志を引き継いでスパイ活動を行うというRPG要素の強いタイトルで，Steamで2022年9月1日にリリースされる予定だ。


　そのほか，Don't Nodが現在手がけている具体的なプロジェクトについてはアナウンスされていないものの，Focus Entertainmentからリリース予定の作品を含めて6つのプロジェクトが進行中とのことだ。今後，さらにDon't Nodのロゴを目にする機会が増えてくるだろう。

「Don't Nod」公式サイト