プレイレポート
[プレイレポ]協力型シューター「グリッチバスターズ」は2023年5月23日に発売。新ステージの試遊とミニインタビューの様子をお届け
本作の舞台は,AIが謎のウイルスに襲撃された近未来のネット世界だ。プレイヤーは,レスキューチーム「グリッチバスターズ」の一員となり,仲間と協力しながらウイルスの脅威を根絶していく。
レスキューチームは4人組で,オンラインやローカルでの協力プレイが楽しめる。メンバーが4人集まらない場合でも,CPUが加入してくれるので安心だ。
2022年7月に先行プレイレポートをお届けしているが,リリースまでおよそ1か月というタイミングで,調整を加えたバージョンで新たなステージをプレイする機会を得た。ディレクター・落合勇介氏とプロデューサー・西井良哉氏のミニインタビューも実施されたので,その様子をあわせてお届けする。
細部のクオリティを上げ,満を持してリリース!
今回の試遊では,ソーシャルメディアをイメージした森の中を進んでいくステージと,別のステージのボス戦を体験できた。
鳥がさえずる緑溢れる森のステージには,“いいね!”のハートやサムズアップなど,SNSらしいモチーフが随所にあしらわれている。自然豊かな森の中,目を引くのが“ロボット”の存在だ。
このロボットは敵ではなく,プレイヤーが搭乗できるもので,高火力なミサイルでの攻撃が可能になる。また,搭乗していても仲間と合体でき,数人が縦につながることで巨大な人型(?)ロボットが完成する。全員で弾をバンバン撃ちまくれるため,爽快感もバツグンだ。
ロボットは,ドリルの付いたタイプや,ホバー船のようなタイプの計3種類が登場する。別種類のロボット同士も合体できるそうなので,戦略の幅が広がるほか,楽しいアクシデントにも期待できそうだ。
なお,ロボットは無敵ではなく,ヒットポイントが設定されていて,ダメージを受け続けることで壊れてしまう。これにより,適度な緊張感も保たれている。
ステージクリア後のリザルト画面では,「敵の討伐数」「仲間の救出回数」「一番ダッシュした人」などのランキングが表示されるようになった。貢献度をさまざまな要素から評価してくれるので,サポート面で立ち回るのが好きなプレイヤーも輝けるだろう。プレイ中は目立たなかった人のファインプレーが脚光を浴びることもあり,パーティプレイも盛り上がりそうだ。
前回のプレイから基本操作などは変わっていないが,攻撃やステージにある仕掛けの演出が全体的に派手になっている。この場所で何をすべきかといった画面内の説明なども,分かりやすい表示へと調整されている。
具体的な調整個所については,下記のインタビューにて説明されているので確認してほしい。
ディレクター・落合勇介氏と
プロデューサー・西井良哉氏インタビュー
左:ディレクター・落合勇介氏,右:プロデューサー・西井良哉氏 |
──発売が2022年中から2023年5月に延期されましたが,どのような理由からでしょうか。
ディレクター・落合勇介氏(以下,落合氏):
本作はPCとPS4,Switchで遊べますが,各プラットフォームの調整を,いろいろと行っていました。
プロデューサー・西井良哉氏(以下,西井氏):
予定通り2022年中の発売は可能だったのですが,せっかく面白いゲームになっているので,発売日を伸ばしてでも,クオリティアップに力を入れようという判断をしました。
例えば,ステージクリア後に街が浄化されていく映像など,昨年の段階では入っていなかったものが追加されています。「プレイヤーが,より分かりやすく楽しめるように」という観点で修正を施しています。
──前回のプレイと比べてると,演出が派手で分かりやすくなり,ステージもより変化に富んだ印象を受けました。クオリティアップを図ったなかでもっとも力を入れた部分はどこになりますか。
落合氏:
グラフィックスの部分です。敵を倒した時のエフェクトなど,細かい点にもしっかり手を入れました。攻撃のバリエーションや敵の撃破モーションも増やしましたね。
西井氏:
明確に「なにかを追加した」ということはなく,全体的にブラッシュアップをした形です。プレイ中,2人で同時にスイッチを押す場面がありますが,もともとは4人が合体してスイッチを押す仕組みでした。それも,簡単かつ協力の楽しさを演出をするための変更点になります。
──より「質」を上げたということですね。
落合氏:
そうです。難度の調整にも力を入れました。
──想定しているプレイヤーの年齢層を教えてください。
落合氏:
下は小学校の中学年ぐらいからを想定していますが,なるべく広い層に遊んでほしいです。ストリーマーなどの影響でプレイする,という人もいるかもしれませんね。
ストーリーモードは,楽しみながらすぐクリアまで到達できる難度にしていますが,自分で難度を選べるコンテンツについては,歯応えがあるようにしてあります。難しいものもありますが,仲間と一緒に挑戦してみてください。
──ナビゲーターのアナちゃんがスタッフの間で人気だと聞きましたが,ほかにも気に入っているキャラはいますか。
落合氏:
主人公の黄色くて丸い子ですね。誰でも描けるような,親しみやすいキャラクターになったなと思っています。それから,ボスキャラクターは結構気に入っています。ちょっとへんてこで,個性が出ていますよね。ちなみに大きいボスは,全部で6体ほど用意しています。
──ロボットは,どの段階で実装しましたか。また,ほかに登場する仕掛けなどはありますか。
落合氏:
ロボットですが,前回の試遊会の時点では構想段階であり,未完成の状態でした。
西井氏:
ロボットは特定のステージにのみ出現します。種類は,二足歩行のものとドリルの付いたもの,ホバーで移動するものの3種類があります。
落合氏:
別種のロボット同士が合体ができるステージもありますので,楽しみにしていてください。
──リリース後のアップデート要素は決定していますか。
落合氏:
キャラクターの見た目を変更できる「カスタマイズ」などを用意しています。
西井氏:
5月23日の発売日まではブラッシュアップに尽力し,その後はダウンロードコンテンツを考えていきたいですね。具体的には,まだお知らせできないのですが。
──先ほど,アメリカのスタッフのお子さんが作った手作りキーチェーンなどを見せてもらいました。とても可愛かったのですが,そのようなグッズ展開の予定はありますか。
羊毛フェルトで作られた主人公の周りにあるのが,アメリカ人スタッフのお子さんが作ったという「グリッチバスターズ」のキーチェーンマスコット。粘土と羊毛フェルトで,細部まで作りこまれている。とても可愛い! |
落合氏:
私は出したいと思っています。
西井氏:
大事なIPとして育てていきたい気持ちがありまして,今後の展開次第ですが,続編やグッズ展開,アニメ化などもやっていきたいと考えています。
──東京ゲームショウ2022での体験プレイでは,ユーザーからどんな反応,フィードバックがありましたか。
落合氏:
ある程度予測できてはいたのですが,進路に迷ってしまうなどの,分かりにくい部分があるといったフィードバックをいただきました。
協力プレイや,ワイワイ話しながらプレイできる感覚が良いとのお声も同時にいただいたので,そういった部分を伸ばしつつ,分かりにくい部分は改善しました。例えば,カメラ周りに細かい調整を施しています。
──本作では,4つのアクションでコミュニケーションが取れますが,チャット機能などの追加は予定されていますか。
落合氏:
現状はとくに考えていません。アクションで「合体してくれ」や「集まれ」といった内容を表現できますし,マップ上の任意の地点にピンを刺す機能もあるので,言葉が通じなかったとしても,お互いがアクションで交流できる下地は作ってあります。
西井氏:
協力プレイでも,そこまで複雑な要求内容はないはずなので……。
落合氏:
できるのであれば,友達同士でしゃべりながらプレイするシチュエーションで遊んでみていただきたいです。トラブルが起こって,ワイワイと軽口をたたき合いながら解決していく,そんな遊びをぜひ体験してもらいたいですね。
西井氏:
本作はオンラインで集まってプレイできますが,Nintendo Switch版なら本体を持ち寄って遊べますし,ひとつのモニタを4分割してプレイすることもできるんです。
この点には力を入れています。同じ場所に4人集まって,ひとつの画面を分割して遊ぶようなシチュエーションって,最近はなかなかないんじゃないでしょうか。
落合氏:
ただ4分割画面はテレビ向きですね。Nintendo Switchのテーブルモードでも動きますが,パフォーマンス的にも,解像度的にも不向きかなと思います。
──海外でも同時発売ということですが,マッチングも海外の人とできますか。
落合氏:
遊べます。ただし,あまり距離が離れていると,マッチングしにくいことがありますので,任意のプレイヤーと遊びたい場合は,部屋を作って招待するのがいいですね。
西井氏:
アメリカのプレイヤーとも遊んでみましたが,わりと快適に遊べました。
──「グリッチバスターズ」の発売を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
落合氏:
ゲームをより良くできる時間をいただいたこともあり,フィードバックから得られたことをしっかり盛り込んで,いい作品に仕上げています。
たくさんの可愛いキャラクターたちの中には,まだお見せできていないものがありますので,引き続き楽しみにしていてください。
西井氏:
「グリッチバスターズ」は,家族,友人はもちろん,さまざまなプレイヤーとオフライン,オンライン問わず遊べるゲームです。本当に可愛いキャラがたくさん出てきますし,遊びとしても面白いので,いろいろな方と仲を深めるツールとして使ってみてください。
「グリッチバスターズ:スタックオンユー」公式サイト
- 関連タイトル:
グリッチバスターズ:スタックオンユー
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