連載
「乙女チック4Gamer」第359回:「夢游仙境ロマネスク:Chronicles of Refugia」を特集。人と人ならざる者との物語をさまざまな視点で楽しめる
女性向けコンテンツの情報を紹介する「乙女チック4Gamer」第359回は,MediumがSteamで配信中のPC用ソフト「夢游仙境ロマネスク:Chronicles of Refugia」を特集します。
本作は,人と人ならざる者との不可思議な関係を描いたテキストアドベンチャーゲームです。
環境の変化によって,地上に住めなくなった人類。シェルター化した都市で暮らしている人々は,その生活の安全を守るため,新たな隣人「人外種」を認め,受け入れながら生活していました。
人外種というのは人間に似た見た目の生き物ですが,骨組織が発達しているので,角や牙などを持っている者もいます。
本作では,人外種の人狼であるアリスが“とある目的”のために訪れ,開発した島での物語がオムニバス形式で楽しめます。
本作に収録されているのは,以下の4本。
- プロローグ
- メインストーリー「赤のアリス編」
- アナザーストーリー・ノア「或る鳥」
- エクストラストーリー「鳳嶺島エクスカーション!」
メインストーリー「赤のアリス編」は,アリスが初めて島を訪れた際の物語です。人間と交渉を行う人狼が設立した政府関連法人「全種保全管理機構」が99年のリース契約をした鳳嶺島ですが,この頃は廃墟ばかりの無人島。拠点の設置のため,アリスが管理者としてさまざまな選択をしていくことになります。
ちなみにこれ以外のメインストーリー,「白のアリス編」と「青のアリス編」は今後発売される作品に収録される予定です。
プレイヤーが主人公となるアナザーストーリー・ノア「或る鳥」では,ティーハウス「禮帽茶館」の店主であるノアにスポットを当てた物語が楽しめます。メインストーリーとは違う視点で見ることで,ノアの印象が変わるかも?
プレイヤーが自由に性別と一人称(私,僕,俺)を設定することが可能で,選択肢によってノアとの関係がさまざまに変化するため,女性向けゲームのような雰囲気も味わえます。
エクストラストーリーは,鳳嶺島で起こるさまざまな出来事を描いています。本作に収録されている「鳳嶺島エクスカーション!」は,人間の医者・有栖を主人公にした物語で,キャラクターたちの和気あいあいとした姿が描かれています。
違う視点で描かれていることで,まったく異なる印象になっているそれぞれの物語をぜひ楽しんでください。
本作は世界観が複雑なので,公式サイトの「WORLD」のページを確認しつつ,プレイするのがおすすめです。
「夢游仙境ロマネスク:Chronicles of Refugia」を紹介。1つの島を舞台に,雰囲気の違う3つの物語が楽しめるADV
2022年8月27日発売のPC用ソフト「夢游仙境ロマネスク:Chronicles of Refugia」は,1つの島を舞台に,人と人ではない者の関係を描いたテキストアドベンチャーです。人々がシェルター化した都市で暮らす世界を舞台に,人間と人外種の不可思議な関係がオムニバス形式で描かれた本作を紹介します。
絶滅の果てに待つ、そこは生命と進化のワンダーランド
タイトル | 夢游仙境ロマネスク:Chronicles of Refugia | ||
発売日 | 2022年8月27日(発売中) | ||
対応プラットフォーム | Windows 11/10/8.1/7(64-bitのみ) | ||
ジャンル | テキストアドベンチャー | ||
制作者 | Medium | ||
販売者 | YOX-Project | ||
著作表記 | (C) 2022 Medium / YOX-Project. All rights reserved. ADV+++: (C) 2002-2022 YOX-Project. IJG JPEG library: (C) 1991-2022 Thomas G. Lane, Guido Vollbeding. Ogg Vorbis: (C) 2002-2020 Xiph.org Foundation. zlib: (C)1995-2022 Jean-loup Gailly and Mark Adler. |
概要
「夢游仙境ロマネスク:Chronicles of Refugia」は、海面の上昇によって多くの大都市が水没した未来のアジアを舞台に、環境破壊と生物の絶滅を繰り返す人間たちと彼らの新たな隣人となった「人外種」の不可思議な関係を描くテキストアドベンチャーゲームです。
物語を担うのは「三人のアリス」。
人狼のアリス、人間のアリス、三人目のアリス、彼らはそれぞれが異なる目的を持ち、各々の種の絶滅という脅威に立ち向かいます。
2022年8月27日にリリース予定のパッケージには、「人狼のアリス」を主人公としたメインストーリーの他、謎めいたキャラクター「ノア」にスポットをあてたアナザーストーリー、物語の舞台となる鳳嶺島の休日を楽しめるエクストラストーリーなど、タイプの異なる様々なシナリオが収録されています。
キャラクター
冷厳なる女主人
アリス
カジノクラブ「夢游仙境」オーナー。
十年ほど前に島を訪れ、鳳嶺島として開発した。
独善的な権力者として住民たちに忌避されている。
稀少にしてありふれた青年
有栖
ごくありふれた風貌の青年。職業は医者。
島から数百キロ離れた群島の診療所に勤務していた。事なかれ主義で厭世的。
屈強メンタルのムードメーカー
愛麗
東京で暮らす少女。
地下アイドルとして活動していたことがあるらしい。
夏休みをきっかけに島を訪れる。
常に元気でフレンドリー。
カイン
アリスに仕える執事。
寡黙で影が薄く、他の者とはあまり交渉がない。カジノでは両替所の管理を担っている。
溟
「千年飯店」店主兼料理人。カジノのレストランに出張するほどの腕前。
アリスが来る以前から島におり、住人は大抵頭が上がらない。
ノア
ティーハウス「禮帽茶館」店主。
店にいることはほとんどなく、島を離れて長く不在にすることもしばしば。掴みどころのない不可解な人物。
グライア
繁華街の外れにあるテーラー「フレブニコフ」の店主兼仕立屋。
カジノスタッフたちの美しい衣装も彼のテーラーで仕立てられる。
ファリ
カジノ内に併設された劇場「山猫劇場」の支配人。
賑やかで楽しいことが大好きなトラブルメーカー。
ラマル
たびたび島に現れる大男。
アリスに敵意を抱いており、無謀に近い戦いを挑んでくる。
ルカ
「夢游仙境」のカジノホスト。
繊細そうに見えて大抵のことには動じない。長期旅行が趣味らしいが、島外へ出ることはほとんどない。
ミゲル
カジノ内のバー「クラブ・アパレシーダ」バーテンダー。
極度の恥ずかしがり屋で、なにかと自責の念に駆られがち。
いつき
カジノ周辺をふらついている少年。
足が速いらしく、たまにお使いを頼まれるが、そもそも捕まらない。
本島に知り合いがいるらしい。
ジウォン
島にふらっと現れた、少女とも少年ともつかない人物。
一時的にラマルと行動を共にしている。
「夢游仙境ロマネスク:Chronicles of Refugia」公式サイト
※メーカーからの資料もしくはその一部をそのまま掲載しています
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夢游仙境ロマネスク:Chronicles of Refugia
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