3バンド全キャストが集結した「ENLIGHTRIBE」リリース記念イベント第1部をレポート。新CD発売＆1stライブも発表に

　コンテンツシードがおくる「ENLIGHTRIBE（エンライトライブ）」は，熱い音楽と物語が楽しめる本格ロックサウンド×イケメンキャラクターコンテンツだ。階級によって制限された世界に生きる3つのバンドが，音楽フェス“ENLIGHTRIBE”で最高のステージを目指していく物語が展開される。


　そんな本作の1stCD購入者（抽選形式）を対象にしたリリースイベントが，2021年5月16日に無観客公演によるライブ配信で開催された。本稿ではキャスト陣が作品の魅力を語る楽しいトークや，全キャスト共演による初の朗読劇など見どころ満載だった本イベント第1部の様子をレポートしていく。なお，キャスト陣へのメールインタビューも掲載しているので最後までチェックしよう。

「ENLIGHTRIBE」リリース記念イベント

■キャスト　※敬称略
【FAM】
山口智広（狗巻徒十役）
汐谷文康（鹿喰 驚役）
住谷哲栄（稲代鐡葉役）
深町寿成（久慈獅子雄役）

【SHIFTYz】
土岐隼一（志津維墨役）
田丸篤志（志津阿墨役）

【ESMERALDA】
寺島惇太（双葉城瑛利役）
濱 健人（鳳凰碧瑠役）
永野由祐（加賀美比江呂役）
小松昌平（砦 螺藻役）

「ENLIGHTRIBE（メディアミックスプロジェクト）」公式サイト

3バンドのメンバーが全員集結！

　「ENLIGHTRIBE」キャスト全員が出演する初のイベントになった本公演。そんなことを感じさせないほど和気あいあいとした雰囲気で，山口智広さんが司会の小松昌平さんのマイクが放送に乗らないトラブルをフォローしたり，寺島惇太さんが上級層のESMERALDAらしい（？）口調＆ポーズであいさつしたのにほかのメンバーが続いたりと，息もぴったりだ。楽しいイベントになると確信できるオープニングとなった。

　まず最初は，キャスト陣によるユニット紹介が行われた。下級層で育ったメンバーによるバント“FAM”を演じる4人は，ユニット名のようなファミリー感を出せたと話す。ドラマパートの食事のにぎやかなシーンはアドリブで，住谷哲栄さんと深町寿成さん以外は別収録だったという裏話も明かされ，CDで息の合った掛け合いを楽しんだ視聴者からは驚きのコメントが上がっていた。


　中級層で生まれた兄弟ユニット“SHIFTYz”の2人も別収録だったそうだ。土岐隼一さんが田丸篤志さんをイメージしながら，お兄ちゃん大好きな維墨を先に演じ，田丸さんは家族らしい雑な甘え方をする弟をかわいいなと思いながら優しく受け止めるように演じたとのこと。また，濱 健人さん演じる阿墨の雇い主・ESMERALDAの碧瑠も登場するのだが，最初に濱さんが用意していたプランよりかなり濃い芝居になったそうだ。小松さんは濱さんと収録が同じで，リテイクごとに100％ずつくらいパワーアップしていったと話していた。


　ESMERALDAについて，寺島惇太さんは「仲がいいけどなれ合いではないクオリティを突き詰めるプロ集団」と語る。永野由祐さんは上級層のバンドだけに金銭感覚など浮世離れしたメンバーが多いが，比江呂は普通の感覚を持っていてツッコミやリアクションができると，ユニットとしてのバランスの良さも話してくれた。


　次のコーナーでは，本作の魅力でもある楽曲のなかでどれが好きかというファンからの質問に答えることに。FAMは「果てしない空」，SHIFTYzは「ダイヤモンドボイス」，ESMERALDAは「Gleam」が人気を集める形となった。曲の魅力について，汐谷文康さんはメンバー全員がコーラスに参加していることを挙げる。ちなみにコーラスは，ボーカルの山口さんが一緒に歌ったほうがいいと提案して実現したそうだ。どの楽曲も素晴らしいものばかりで，YouTube公式チャンネルで視聴できるのでぜひ聞いてみてほしい。

「ENLIGHTRIBE」YouTube公式チャンネル

格付けバトルでライブより一足早く下剋上が!?

　続くバラエティコーナーは，「ENLIGHTRIBE お披露目 生配信」でも好評を博した格付けバトルだ。


　今回はグループ代表が答える形式で，土岐さんが司会を担当するため，回答者が1人しかいない状態になるSHIFTYzには助っ人として濱さんが加わった。「高級ギターを当てる聴き比べ」や「エメラルドの目利き」など，難問ぞろいで各ユニット接戦になる。とくに高級ギターの問題では音楽好きのメンバーが多いだけに，皆さん悩みながらも楽しそうに考えている姿にほっこりした。筆者は惨敗してしまったが，問題を見て視聴者も答えを考えることで，イベントに参加している気分をより味わえたのもこのコーナーの面白さだろう。


　格付けバトルは全5問行われたのだが，結果はFAMが3問、SHIFTYzが3問，ESMERALDAが2問という下剋上が起こる。最下位となったESMERALDAは，（グループの一員と言うことで）バトルで別チームだった濱さんも含めて甘いセリフを披露。ファンにアピールできるおいしい罰ゲームに，ほかのユニットからはブーイングがわいていた。


　最後のコーナー・朗読劇は，“ENLIGHTRIBE”の第1次予選を突破した3組がファンも視聴できる合同のオンライン説明会に参加するという内容だ。ゴミの山から素材を集めて鐡葉（住谷さん）が自作したパソコンで参加するFAM，髪型を気にする維墨（土岐さん）とそれをなだめる阿墨（田丸さん），上級層でも飛びぬけてお金持ちな碧瑠（濱さん）の行動でシアタールームで見ようとするESMERALDAと，説明会開始前から階層の違いによるユニットのコントラストが面白い。

住谷さん	土岐さん
田丸さん	濱さん

　説明会の進行を担当する運営スタッフは小松さんが兼ね役で担当し，螺藻との演じ分けがさすがだった。もしかしたら，今後のCDのドラマパートにも登場するかもという話でキャスト陣が盛り上がっていたのでぜひ期待してほしい。

　説明会ではユニットごとに自己紹介があり，あらためてメンバーの個性やバンドでの担当を確認できた。そのあとはひょんなことから，ユニット同士で質問をしあうことに……。下級層であることを隠さなければいけないのに素直に話してボロが出そうになる徒十（山口さん）と，獅子雄（深町さん）をフォローする驚（汐谷さん），FAMの言葉をスケールの大きな形に勘違いするESMERALDAなど，コミカルながら階級による価値観の違いが分かる内容で，世界観やキャラクターが掘り下げられたドラマになっていた。
　何より「全ユニットが集合するとこんな会話をするんだ」というのを，実際に見られたのがとてもうれしい。今後，彼らがどんな成長や掛け合いを見せてくれるのか期待が高まった。

山口さん	深町さん
汐谷さん	永野さん
寺島さん	小松さん

　最後のあいさつでキャスト陣は，作品やファンへの熱い想いを話してくれた。そしてサプライズとして新CD発売＆2021年に1stアニバーサリーライブの開催が発表され，3ユニットの新たな活躍が見られることが明らかに！　今後ますます盛り上がりを見せる本作に，ぜひ注目しよう。

キャスト陣からコメントが到着

4Gamer：
　今回のイベントで印象的だった出来事は何でしょうか。

狗巻徒十役・山口智広さん（以下，山口さん）：
　一番印象的だったのは，初のリリースイベントでキャスト全員が出演できたことでしょうか。ドラマCDや歌収録の際は一人だったため，他キャストさんと作品について話し合ったりもできなかったですし，このイベントで初めて会ってお話できたキャストさんもいます。
　何より全員で朗読劇ができたことで，キャラクター同士で生で会話できた時間が，今後演じていくうえで，とても貴重で大事な時間になりました。バラエティパートも座組の空気がとっても良くて，この全員で作品を更に盛り上げていける自信がつきました。無観客配信となりましたが，イベントを実施してくださった運営様に感謝しかございません。

鹿喰 驚役・汐谷文康さん（以下，汐谷さん）：
　夜の部の格付けコーナーで登場したアイテムが軒並み高額で，しかもその多くがスタッフさんの私物だったことです。まさかこんな高額なものを一度に揃えられるわけがないと思い，ニセモノと答え続けていたら見事に全問不正解でした（笑）。

稲代鐡葉役：住谷哲栄さん（住谷さん）：
　イベント自体がすごく楽しくて全部が印象的な出来事はたくさんあったのですが，個人的には，今回はじめましてのともさんこと，徒十役の山口さんが，すごいフレンドリーで楽屋でいっぱい話してくれて，面倒見のいいお兄ちゃんみたいだあと思ったのが印象的でした！　でもほんとみなさん仲良しで楽屋もずっとイベント中に負けないくらい話が絶えなかったです！（笑）

久慈獅子雄役・深町寿成さん（深町さん）：
　現状，まだユニットのドラマCDしか収録していないので，今回のイベントでキャスト全員が勢ぞろいし，朗読パートで他のユニットのメンバーと初めて会話できたことが印象的でしたし，嬉しかったです。

志津維墨役・土岐隼一さん（土岐さん）：
　エンライは僕のなかでこれまでなかなか無かったキャスト同士のユニット構成なので，とても新鮮で出演させていただいたイベント全体がすごく楽しかったです!!　とくに維墨を通した田丸さんとの兄弟関係を，今後も全力で楽しもうと感じられる1日でした!!

志津阿墨役・田丸篤志さん（田丸さん）：
　格付けのコーナーです。男が10人ステージの上で，見てくださってるお客様がいることを忘れて正解を当てようと真剣に悩んでいた気がします。そして本物，高価な方として出てきたものの金額がとても高い…。いったいどうなってるんだエンライは！　と全員の心が一つになったと思います。

双葉城瑛利役・寺島惇太さん（寺島さん）：
　スタッフさんがガチの高級品をたくさん持ってきてくれて，普段は縁がない高級品を間近で見られて良い体験になりました。エスメラルダとしては本物のエメラルドを見ることができて良かったです。

鳳凰碧瑠役・濱 健人さん（以下，濱さん）：
　世代が近いということもあってか，本番と楽屋裏共にとてもいい雰囲気でした。何かしらの話題で，誰かが笑っているという具合です。僕自身も，そんな雰囲気に入り込み，ずっとへらへらしてました（笑）。すてきな座組です。

加賀美比江呂役・永野由祐さん（以下，永野さん）：
　MCを務めてた小松さんのマイクがいきなり入ってなかったことですね。正直これは小松さんは全く悪くないんですが，その後もどうにかしなきゃとしていたり挽回しようとしていたり，真面目な人だなと思いました。山口さんや他の方もフォローしてくれたりして，結果的にはキャストの団結が強まったのではないでしょうか。

砦 螺藻役・小松昌平さん（以下，小松さん）：
　みんな世代が近いこともあり，本当に仲良くできましたね。ゲームコーナーなんかもすごく素の感じで楽しませていただきました。イベントで使った500円のエメラルドはいただきましたので，また何かあれば持ってこようと思います。寺島惇太さんは10万円のエメラルドちゃんと返してました。


4Gamer：
　ファンの方にENLIGHTRIBEをおうちで楽しむコツ，もしくはこんなことがおすすめです！　を教えてください。

山口さん：
　自分でもよくやるオススメの方法があります。もしお酒が飲める方でしたら，「美味しいおつまみとお酒を用意して，音楽を聴く」です！　僕が一番，ご機嫌に酔ってるときの時間の過ごし方ですね（笑）。なんなら自分の歌も良く聞いたりします……。
　おすすめのCDがあってENLIGHTRIBE the first step Side FAM.っていうCDなんですけど……めちゃくちゃ曲がいいんですよ。ドラマパートもあって心が疲れて力や癒しが欲しい時にもおすすめの一枚です。

汐谷さん：
　ぜひイヤホンやヘッドホンなどで，エンライの楽曲を聴いていただき，まるでライブ会場にいるかのような気分を味わうのはどうでしょうか！　最近ではライブ会場にいるようなエフェクトを無料で付けてくれるアプリもあるので，そういったものを併せると最高だと思います！

住谷さん：
　まだまだ始まったばかりで情報も多くないですが，今回のイベントのエスメラルダチームを見て思ったのは，上級層の生活を想像して，「上級層ごっこ」なんてしてみたら面白いんじゃないかなと思いました！　自分へのご褒美デーも兼ねて（笑）。逆にその分，節約する時は，「下級層ごっこ」をしてみたら，もっとキャラたちを身近に感じれたりするんじゃないでしょうか？　ぼくもやってみようと思います！（笑）

深町さん：
　やはり，今まで時間が足りなくてできなかったことに取り組んでみるのが良いのではないでしょうか。僕も，映画アベンジャーズシリーズをあらためて一気見しました。長期シリーズの作品を一気見するのがおすすめです！

土岐さん：
　正直まだまだストーリーが序盤なのもあって，僕自身もどうなるのかまったく分からない状況ですが，それぞれのユニットの絆はまごうことなき本物なのは間違いありません。なので，それぞれのチーム毎にキャラたちの関係性と成長を楽しんでいただければと思います!!!!!!

田丸さん：
　インテリアに凝ってみる，模様替えしてみるのはどうでしょう。家の中にいる時間が長いということは，住みやすい環境を整えるのがとても良いと思います。安いものとか小物でも良いのでいつもと違うものを置いてみると，同じ部屋でも新鮮な気持ちで楽しく過ごせると思います。

寺島さん：
　やっぱり曲を聴き込んでいただくのが良いのではないでしょうか。コールや手拍子を入れられそうなタイミングを探ってみたりしてライブに備えていただけると嬉しいです。

濱さん：
　やはり，たくさんCDを聞いていただくことだと思います。サブスクにもあるのでぜひ活用していただき，冬に予定されているライブにむけ，主にエスメラルダを応援する準備をしましょう（？）。

永野さん：
　サブスプリクションでも聴けるので，自分は他の曲とも混ぜて散歩の時などに聞いたりしています。

小松さん：
　おうち時間が長くなったときに，僕はTVや音響機器の環境を整えたのですが，これはとてもオススメです。エンライドライブのCDを聴くのにも，やはり良い音響で聴いてほしいですからね。

「ENLIGHTRIBE（メディアミックスプロジェクト）」公式サイト