「The Last Worker」の最新トレイラーが公開に。日本語対応で2022年内リリースをアナウンス

　Wired Productionsは，OiffyおよびWolf & Wood Interactiveが開発中の一人称視点型アドベンチャー「The Last Worker」（PC / PS5 / Xbox Series X / Nintendo Switch / Meta Quest）の最新トレイラーを，2022年6月12日に開催された「Guerilla Collective 3」で公開するとともに，2022年内に日本語対応でリリースすると発表した。


　これまでVRゲームで開発経験を積んできたWolf & Wood Interactiveの新作となる「The Last Worker」は，オートメーションやAI技術の向上によって，もはや人間の労働が必要とされなくなった近未来が舞台だ。主人公となるのは，Jungle社の巨大な倉庫の中で，ロボットに支持されるがままに配達物の仕分けをこなす最後の労働者となった中年男性「JFC-1」。彼は，これまでと同じような仕事をこなしていくうちに，動物愛護団体に所属するというアクティビストの女性に内通を持ち掛けられ，そのことによって彼の日常が大きく変化していくことになる。


　ゲームディレクターのヨーグ・ティテル（Jörg Tittel）氏は，ニューヨークを拠点にする映像作家だが，元々はゲームジャーナリストとして日本の雑誌にも寄稿していたことがあるという異色の経歴の持ち主だ。また，コンセプトアーティストには，アメリカンコミックの「ジャッジ・ドレッド」などで知られるマイク・マクマホン（Mick McMahon）氏が参加している。

　さらに，主人公JFC-1には，映画「シェイプ・オブ・ウォーター」のフレミング役が印象的なデヴィッド・ヒューレットさん，AIロボットのスキュー役には「ハリー・ポッター」シリーズのルシウス・マルフォイ役で知られるジェイソン・アイザックさん，そしてアクティビストのエマ役には若手女優ながらも映画監督としても活動し，故ロビン・ウィリアムスさんの娘であるゼルダ・ウィリアムズさんらが声優として名を連ねるなど，かなりプロダクションバリューの高い作品になっている。


　そんな「The Last Worker」だが，一人称カメラ視点であることや，Meta Quest向けにもリリース予定であることなどから，やがては「PS VR2」向けにも展開されるかもしれない。もちろんスリラー映画的な要素を持つ“非VRゲーム”としても楽しめるだろうし，Nintendo Switchをサポートしているも嬉しいところだろう。現時点では，2022年内という発売予定日だけがアナウンスされているが，Steamストアページのウィッシュリストに追加するなどして，続報をチェックしておきたいところだ。

「The Last Worker」公式サイト