イベント
動物園や発電所がスペシャルスポットに! 京都の名所にいるピクミンたちに出会えた「Pikmin Bloom Tour 2023 : 京都」体験レポート
「Pikmin Bloom Tour」は,「Pikmin Bloom」を活用してピクミンたちと花を植えたり,お題に挑戦したりしながら,街のさまざまな魅力を発見できるウォーキングイベントだ(参加費無料/事前申し込み・抽選制)。“ツアー”という名のとおり,これまで札幌(北海道),横須賀(神奈川)で開催され,第3回となる今回は京都の岡崎エリアが舞台となった。本稿では,普通の観光とは少し違う視点で京都を知ることができたイベントの体験レポートをお届けしよう。
京都は神社仏閣だけじゃない!
知らなかった名所がスペシャルスポットに
本イベントでは,3つの特別なお題チャレンジや,スペシャルスポットになっている名所を巡るエリア散策などで「Pikmin Bloom」の世界にどっぷりと浸りつつ,その土地の観光も楽しめる。なお筆者は,2023年7月に行われた「Pikmin Bloom Tour 2023:横須賀」に続いて,2度目の参加となる。
ピクミンと横須賀市をひまわり畑に! 「Pikmin Bloom Tour 2023:横須賀」体験レポート。開発者にこだわりも聞いた
Nianticの手がける「Pikmin Bloom」のリアルイベント「Pikmin Bloom Tour 2023:横須賀」が,2023年7月23日に神奈川県横須賀市で行われた。イベント開催への想いやこだわりを聞いたインタビューと,体験レポートもあわせてお届けしよう。
第3回の開催地である京都(岡崎エリア)は,京都都市部と東山山麓の間に位置している。このエリアには平安神宮や南禅寺など,ガイドブックに必ず掲載されるような有名観光地があるため,次の開催地を知ったときは「京都は神社仏閣や史跡のイメージだし,スペシャルスポットもそのあたりが中心になるのかな?」と筆者は思っていた。
ところが,公式サイトで事前に公開されたイベントマップを見ると,スペシャルスポットに神社やお寺の文字はなし! そのかわり観光ではなかなか行かない発電所や,美しい公園がスペシャルスポットに設定されており,どんなところなのだろうと行く前からワクワク感が高まった。
開催時間は8:00〜20:00まで長めに設定されており,時間内ならいつでも,どこからでも自由にスペシャルスポットを回れる。筆者は当日の朝,関東から新幹線でやってきたので,12:00に東山駅よりのんびりと散策をスタート。単独参加だったが,駅にはピクミングッズを身につけた参加者がたくさんおり,「こんなに仲間がいるんだ!」とほっこりした気持ちになった。
駅を出てすぐのスペシャルスポット「古川町商店街」では,ステッカーの配布や記念撮影用のパネルが展示されていた。商店街のアーケード内では「Pikmin Bloom」の音楽が流れており,岡崎エリア全体で盛り上げようとしている気持ちが伝わってくる。こちらも全力でイベントを楽しまねばという気持ちが強くなった。
京都は,毎年観光客の増加が話題になっている。そんななか岡崎エリアは道幅が広く,名所や観光施設もほどよく散らばっているので,人混みに巻き込まれることもなく,自分のペースでのんびりとスペシャルスポットをまわれたのがうれしいところだ。
紅葉本番とまではいかないが,色づき始めた木々を眺めながら鴨川沿いを散歩するのはリフレッシュになり,お散歩するのに秋は最高の時期だとあらためて実感した。これからいろいろな地で散策してみたいな……という気持ちになったのも,一緒に歩いてくれているピクミンたちのおかげだ。
インドア&万年運動不足の筆者だが,休憩をたっぷりとりつつ,約3時間でスペシャルスポット踏破&お題全コンプリートできた! スペシャルスポット間の移動時間は長くて15分ほどで,運動していない人や小さな子ども連れの家族でも,挑戦しやすい絶妙な距離になっている。
また,レトロモダンな商店街や歴史ある動物園など,史跡好きな筆者が計画した旅行だったら,きっと立ち寄らなかっただろうステキな場所に出会えたことも,本イベントの魅力だなとしみじみ実感した。
動物園のデコピクミンは,〇〇〇〇!
旅で出会ったデコピクミンたちを紹介
日常の一部になるほど遊んでいる筆者が推したい本作の魅力が,多種多彩なデコピクミンたちだ。個人的にノーマルなピクミンたちも,(味わいのある無表情で)かわいらしさの塊だと思っている。しかし季節のイベントや,出会ったスポットに合わせたアイテムを身にまとったデコピクミンになると,個性が輝いてさらにかわいらしくなるのだ!
デコピクミンは,身の回りにあるスポットで入手できる苗から会えるタイプと,特別な条件やイベントで入手できる苗から登場するタイプがいる。また,同じスポットで見つけた苗でも,ピクミンの種類によって身にまとっているアイテムのデザインがまったく違うのが面白く,コレクター魂を刺激されるポイントだ。
ここからは,スペシャルスポットで出会ったデコピクミンを一部紹介していこう。筆者としては,自分でデコピクミンを発見することも,本作の楽しみだと思っている。
新鮮な気持ちでピクミンたちの出会いを体験したいという人は,キュートなピクミンたちがたくさんいるということだけ覚えてもらって,楽しくプレイしてほしい。
デコピクミン:テーマパーク
今回のツアーでプレゼントの配布場所として利用されたスポット。アプリに登場したスタート画面イラストのパネルのほか,施設の外にも大きなイラストパネルが展示され,参加者のフォトスポットになっていた。
ここで出会えたのは,大きなチケットを持った“テーマパーク”のデコピクミンだ。チケットにはちゃんと「みやこめっせ」と施設名が入っていて,訪れた記念になるのもうれしい。訪れた日付や,場所名が記されるデコピクミンは,ほかにもたくさん種類がいる。
デコピクミン:動物園
日本で2番目という長い歴史を誇る動物園。大人になるとなかなか動物園に行かないので,久しぶりにモフモフした動物たちを見て癒された。筆者も初遭遇の“動物園”のデコピクミンは,シルエットだけ見るとライオンに見えるが,コスチューム名は何と“たんぽぽ”! 「動物園にいるライオンに憧れ,身近な花で一生懸命マネっ子したのかな……」なんて想像してしまった。
デコピクミン:美術館
開館90周年を迎えた日本最古の公式美術館で,「京都は美術館まで歴史があるのか」と圧倒された。デコピクミン“美術館”は,ピクミンたち自身が,(突き破って)絵画の一部になる前衛的なスタイルで面白い。
また,岡崎エリアではないのだが,忘れてはいけない場所が2023年10月17日にオープンしたばかりのNintendo KYOTOだろう! ここにも常設のスペシャルスポットがあり,“金のプレゼントシール”のデコピクミンに出会える金の苗をもらえるのだ(1日1回まで)。少し足を伸ばして,こちらのデコピクミンも無事にゲットした。
スペシャルスポット以外にも,京都市内を散策するなか,さまざまなスポットで苗を入手できたのも個人的に幸せだった。なかでもテンションが上がったのが,最近追加された新スポット“神社仏閣”の苗だ! 京都のお寺さんや神社で出会ったデコピクミンなんて,いかにも御利益がありそう。仲良くなって,末永く一緒に散策していこうと思う。
隊列にいるピクミンたち(一緒に歩いてくれているメンバー)は,AR機能を使って,風景のなかにいる様子を撮影できる。方法はメニューの笛を押して,画面左上のARを押すだけだ。ピクミンたちをARで呼び出すには,平らな場所が必須なので,机やベンチなどを活用しよう。
筆者も京都で,ピクミンたちとの記念撮影にチャレンジしてみた。ピクミンたちは動き回っていて,なかなか狙ったとおりに撮影できないことも。しかし,自由気ままさもかわいいし,いい写真が撮影できたときの喜びも大きい。もっとピクミン撮影の腕を磨いて,ステキな写真をたくさん撮れるようになりたいという新たな夢ができた。
「Pikmin Bloom Tour」は,今後も開催予定とのこと。大人から子どもまで,誰もが楽しめるイベントなので,気になるという人は公式サイトや公式X(旧Twitter)で続報をチェックしよう。
「Pikmin Bloom」公式サイト
「Pikmin Bloom」ダウンロードページ
「Pikmin Bloom」ダウンロードページ
- 関連タイトル:
Pikmin Bloom
- 関連タイトル:
Pikmin Bloom
- この記事のURL: