Fntasticが「The Day Before」の制作を発表。崩壊したアメリカを舞台にしたオープンワールドのMMOアクション

　ロシアのデベロッパFntasticが，新作「The Day Before」の制作を発表し，アナウンストレイラーを公開した。SteamでリリースされるPC向けのタイトルで，発売は2021年第2四半期が予定されている。ストアページによれば，インタフェースとテキストが日本語に対応するとのこと。

「The Day Before」公式サイト

　本作はオープンワールドの多人数参加型オンラインゲームで，謎のウイルスの蔓延で人々がゾンビのようになってしまったアメリカを舞台に，食料や武器，車などを求めて人々が殺し合う世界で生き抜いていく。


　公開されたトレイラーやスクリーンショットからも分かるように，グラフィックスはかなり詳細で美しく，クリスマスの飾り付けが施された大都市や，山岳地帯などが確認できる。プレイヤーは，記憶のない状態で目を覚まし，生き残るため，廃墟となった建物を探索したり，襲ってくる敵と戦ったりすることになる。どこかに生存者が集まるコロニーもあり，そこでは，品物を売買したり，仲間と会話したりすることができるという。つまり，コロニーをハブとして，それ以外の場所で仲間と一緒に敵対勢力やゾンビと戦う，いわゆるPvPvEスタイルのゲームになるのかもしれない。


　Fntasticはポイント＆クリックのアドベンチャー「Radiant One」や，ホラーをテーマにしたオンライン対戦アクション「DEAD DOZEN」，さらに「THE WILD EIGHT」などの制作に携わってきた小規模なデベロッパだ。世界の都市の中でも最も寒いと言われるヤクーツクに本拠を置いており，メンバーのほとんどが，リモートで仕事をしているという。
　まだ謎の多い本作だが，いい雰囲気なので，続報を楽しみにしたい。